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今日の諮問会議

2005年06月13日 22時12分17秒 | 政治って?
短い会議に終わった模様。多分、小泉さんの時間が取れなかったのだろう。今日の重要な議題はなかった。先日の vs尾辻&厚労省との「身の丈にあった社会保障」の部分について、「骨太」にどのような記述にするのか、という部分では明確な結論としては出ていないようですね。正確なベンチマークとしては何にするのか議論の余地があるということでしょうが、「経済指標にあわせた総額管理の必要性」ということが書き込まれる可能性が高いでしょう。

とりあえず、平ちゃんは「公務員の純減」「社会保障総額管理問題」「市場化テスト推進」ということについてだけ触れていた。ふーん・・・


そして、先日の内閣府統計と厚労省統計が異なるという読売新聞の「言い訳記事」を書きましたが(その後の報道は無いのかな?)、これはある意味非常にタイムリーであったかもしれない。本日の吉川先生ご提案は、「経済センサス」(これも先日報道されていたけれど、こんな地味ネタを誰がマスコミに流すのだろう?内閣府の広報?)に代表される各種統計業務の効率化や情報集約化、政策への反映・有効利用等で「内閣府」にその司令塔を構築したいぞ、と。なるほど。EBMに倣って、evidence-based policy making だそうな。


昨年11月から作業が始まっていて、丁度その過程で内閣府のGDP統計算出の誤りを発見しちゃったのか。そうか。しかも、社会保障総額の制限には「高齢化修正GDP」を使いますよ、という予告を出しているということは、内閣府でベンチマークの基礎となる数値・データをきちんと把握したい、医療費等の数値も把握したい、ということか。そーですか。内閣府の強化はいいですが、医療費の給付だけに焦点を当てて上限を制限するのは問題ですよ。ベンチマーク方式は、あくまで効果とか効率の判定に使われるべきです。金額のリミットに拘るよりも、社会保障制度自体の問題解決にまず着手するべきです。


統計部隊は、非効率的な部門であるかもしれない。勿論大切な仕事もたくさん含まれており、民間人もそういった資料を利用できることはいいことですし。私のしょぼい記事にも幾つか統計資料を使わせてもらいましたし。でも、作業としては、色々あるでしょうが、生産的というか創造的な作業ではない部分が多いので、委託か所管法人利用などでも可能な作業がたくさんありますね。


統計部隊の人員は、先日の人事異動が報じられていた農水省(公務員制度改革5)は16年4月時点で何と4600人以上いる!本省に323人だが、地方に凄く多い。これも色々あるんだろうが、やっぱり効率化を考えるなら、難しい試験を通って採用された人達なんだから、創造的な仕事に能力を使ってもらった方がいいよ。こりゃ、統計の改革が必要だわな。本省に数が多いのは、厚労省が351人で、これもやけに多いな。あと、総務省は統計局が入っているから590人と多くなっているのだろう。だが、これも他の省とかぶっているだろうね。昨年社会保障の財源を検討した時、総務省統計局や厚生労働省や国立社会保障・人口問題研究所など、同じような統計で重なっているところが結構あったもんね。そして他省庁の官僚達から嫌われているらしい経産省も比較的多く、257人。微妙だな、この数字。内閣府の増強メンバーは多分この経産省の統計部隊が主に移動していくことになるのではないかな?内閣府で「経済センサス」出すんだし(笑)。沖縄総合事務局には内閣府なんだけど、農水省と経産省に分かれて同じ場所で働いている人達がいるんだね。知らなかった。何となく不思議。


内閣府の統計部門に農水省からどっさり連れては行かないの?えぇぇー?「分野が違う」、あー、なるほど。でも似たような統計数値を整理するだけのような気もするけどね。会計事務所の女の子だって、数値データをそれぞれ何の仕訳に、とか、どこどこに入力しなさい、とか、教えたら税理士でなくても作業が出来るでしょ?ダメなの?「経済」だから?「農水」は経済じゃないから?酷い事言うね、キミたちも。官僚は縄張り意識が強いから、「分野が違う」というのは致命的なのかね。怪文書が出回ったり、色々あるけど大変なんですね、霞ヶ関も。統計部隊の方々が行き場がなくならないことを祈ります。でも、統計一筋ってことはないんでしょ?本当は人事異動で、他の部局とかにも回っているんでしょ?私が一生統計担当だったら、泣くね、間違いなく。絶対出来ない。計算間違えるね、きっと。凄く昔の、ソロバン達人とかが頑張っていた時代があったんだろうな、と思うと、尊敬しますね。


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