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公務員制度改革5

2005年05月17日 18時06分45秒 | 行政制度
国家公務員改革の一環として、農水省から省庁移動となる官僚が500人程いるとのこと。「役割の低下している国家公務員」と呼ばれるのも可哀想だが、今までまともに仕事してなかった人みたいじゃないか(実際どうなのか知りませんが、他省庁の官僚よりも楽していたみたいで、移動先でも「なーんだ、暇な部署のゴク潰しだった奴じゃないか」的扱いを受けるのは辛いと思うな。イジメないでね。笑)。移動先での昇進はもう見込めないのかな?だって、新参者であり、本流からは外れているでしょ?そうすると途中で退職してしまう確率が高くなるのかな?またしても「天下り予備隊」が増員される要因となるってこと?わからんが。

NIKKEI NET:経済ニュース

それから、このニュース。
NIKKEI NET:政治ニュース


一方で、省庁間での人材交流をやってくれ、と。そういう面も大事だと思うけれど、まずね、同一省庁内での組織柔軟性を持たせる方が先ではないか、という気もするけどね。酷いのが、今まで別組織だったのが統一されて同じ省庁になったのに、統合的な業務運営が出来るようになる訳でもなく、旧省庁の横断的政策実施が出来るようにもなっていない。同じ看板を掲げて、ただ寄せ集められただけなんじゃないかと疑いたくなる。例えて言えば、同じみずほ銀行なのに興銀と富士銀が別個に活動していて、互いに知らん顔して独自の業務だけをやっていては、良くはならないし効率化も図れないんじゃないかと思う。みずほ銀行さんは、実際にはそんなことなくて、共に同じ目標に向かって業務の効率化を図り、従来の得意分野を活かしながら相乗効果を得る努力をするので、企業価値として市場に認められているのでしょう。ですが、省庁再編によって、良くなった所ってどれ位あるのか疑問です。合併組織の場合には、きっと色々(派閥争いやらポストの順番、領域の死守・取り合いなど?かな・・・)あるんじゃないかとは思いますが、そういう欠点を越えて協調したり、統合的政策を考えたり、互いの知恵を活かしたり(得意分野がそれぞれあると思うが、そういう他者のいい所を合わせるような)、組織活性化を図らなければ意味がないのですね。


夫婦で言えば、家庭内別居みたいに好き勝手にやって、不干渉を続け、完全に別々に生活しているようなもんです。前にも言いましたが、チームのいい所は1+1が2でないところで、場合によっては3とか4にもなり得るけれど、今の省庁の実力はせいぜい2か下手をするとそれ以下の程度でしかないかもしれない。そういうチームは強くならないし、個人の実力も十分発揮されない。それぞれ個別に独りぽっちで仕事している方がまだまし、ってことになりかねない。そんな職場が好きで、そういう仕事のやり方を皆が望んでいるなら、ある意味仕方がないのだけれど。官僚諸氏はそういう人生を送りたいと願っているのだろうか?国家公務員制度改革の検討チームの願う職場って、具体的にどんなの?自分が「やりがいがあるな」って思える省庁って、どんな風なところ?いつまでも変われない組織ならば、強い外力によって変えるしかなくなるぞ。


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