以前にも取り上げた読売新聞朝刊の「論点」欄ですが、今日の論者は内閣府日本学術会議の西ヶ廣事務局長であった。このような組織が内閣府にあるということも知らなかったし、日本の識者達の政策的活動について知ることができ、大変勉強になった。また、偶然なのですが、時々読みに伺う柳田先生のブログでも総合科学技術会議についてのお話が取り挙げられていて、こちらのお話も勉強になりました。
分子生物学を学んだことがある人ならば(研究者達は勿論だと思います)、多分柳田先生のお名前を知らぬものはないと思います。私は学生の頃に著書をちょこっと読んだことがあるだけですが、大変著名な科学者でいらっしゃいます。
先日のあたかも経済学者等の専門家批判記事(「破局のスパイラル」(追記後)、諮問会議批判噴出)となってしまった(まさに批判ですか?スミマセン)のが悪かったということでもないでしょうが、タイミングよく「論点」で専門家達の政策提言に関する活動とか、日本学術会議の組織改革や新たな取り組みについても分りやすく書かれていたので、「そうか、ナルホド」という風に、知ることが出来ました。日本の識者達がみんな無能とか役に立たないなどとは考えておりませんけれども、実際の政策については政治的な決着が優先されるので、何が本当に正しいのか、ということが国民には判断が難しいということは変わりがないと思います。ですが、こうした会議からの提言で、有意義な政策立案に繋がるものがあるならば国民としては歓迎するところですね。何のevidenceもない、いい加減な公共投資などに比べれば、はるかに役立つことでしょう。また、諮問を受けずとも積極的に政策提言を行っていくことが出来るようになったとのことで、今後の役割が広がることに期待したいと思います。
また、日本学術会議の黒川会長が参加する総合科学技術会議の方は、更に政治的に政策の詰めを行っていくところと思います。こちらは、総理、官房長官と他閣僚5名(ここでも谷垣君と麻生親分は一緒なんだね、笑)、他に有識者7名(主に学者さんたち)の計15名で構成されております。こちらは、本格的な「政治的・政策的」検討の場であり、実行段階へ移す時のコストなどの観点からも検討されるということでしょうね。純粋な学術的立場だけではないというのが、先の日本学術会議との違いかもしれません。今後、日本は科学立国、科学技術大国を目指していく訳ですから、日本の基幹産業育成や重点的な研究開発投資の分野決定等に当たっては、総合科学技術会議という組織が必要ということなのでしょう。
ただ、こちらは必ずしも適正な政策判断が行われているとも言えない場合もあるかもしれないですね。何たって、小泉さんにしても麻生親分や谷垣君も科学素人だろうし、どういう判断がいいのか、ということはあんまりピンとこないんじゃないのかな、と。政治的な頑張り所がはっきりしないかもしれませんし。
日本学術会議の中でどういった意見集約ができるのか、それについては未知数です。例えば私が批判した(ことになっている)経済学であるが、金融政策や財政政策への本格的な提言機能が本当に発揮できるのか、そこはわからない。「意見を一つに集約」が出来るならば、実際にやってみてほしいけどな。その際には、まさにノーガードで論戦が繰り広げられる(笑)ということになるのでしょうか?
私の希望する喫緊のテーマとしては、「バブル崩壊後における経済停滞原因の検証と今後の金融財政政策方針」「適正な社会保障制度構築のための経済学的基本スキーム及びその将来予測」ですね。全国の経済学者が激論を重ねて、是非とも提言の形で出してほしいですね。叡智を結集すれば、きっと最良の政策が実行できるようになるでしょう(笑)。学術的な「ウラ」も取れてるし。
分子生物学を学んだことがある人ならば(研究者達は勿論だと思います)、多分柳田先生のお名前を知らぬものはないと思います。私は学生の頃に著書をちょこっと読んだことがあるだけですが、大変著名な科学者でいらっしゃいます。
先日のあたかも経済学者等の専門家批判記事(「破局のスパイラル」(追記後)、諮問会議批判噴出)となってしまった(まさに批判ですか?スミマセン)のが悪かったということでもないでしょうが、タイミングよく「論点」で専門家達の政策提言に関する活動とか、日本学術会議の組織改革や新たな取り組みについても分りやすく書かれていたので、「そうか、ナルホド」という風に、知ることが出来ました。日本の識者達がみんな無能とか役に立たないなどとは考えておりませんけれども、実際の政策については政治的な決着が優先されるので、何が本当に正しいのか、ということが国民には判断が難しいということは変わりがないと思います。ですが、こうした会議からの提言で、有意義な政策立案に繋がるものがあるならば国民としては歓迎するところですね。何のevidenceもない、いい加減な公共投資などに比べれば、はるかに役立つことでしょう。また、諮問を受けずとも積極的に政策提言を行っていくことが出来るようになったとのことで、今後の役割が広がることに期待したいと思います。
また、日本学術会議の黒川会長が参加する総合科学技術会議の方は、更に政治的に政策の詰めを行っていくところと思います。こちらは、総理、官房長官と他閣僚5名(ここでも谷垣君と麻生親分は一緒なんだね、笑)、他に有識者7名(主に学者さんたち)の計15名で構成されております。こちらは、本格的な「政治的・政策的」検討の場であり、実行段階へ移す時のコストなどの観点からも検討されるということでしょうね。純粋な学術的立場だけではないというのが、先の日本学術会議との違いかもしれません。今後、日本は科学立国、科学技術大国を目指していく訳ですから、日本の基幹産業育成や重点的な研究開発投資の分野決定等に当たっては、総合科学技術会議という組織が必要ということなのでしょう。
ただ、こちらは必ずしも適正な政策判断が行われているとも言えない場合もあるかもしれないですね。何たって、小泉さんにしても麻生親分や谷垣君も科学素人だろうし、どういう判断がいいのか、ということはあんまりピンとこないんじゃないのかな、と。政治的な頑張り所がはっきりしないかもしれませんし。
日本学術会議の中でどういった意見集約ができるのか、それについては未知数です。例えば私が批判した(ことになっている)経済学であるが、金融政策や財政政策への本格的な提言機能が本当に発揮できるのか、そこはわからない。「意見を一つに集約」が出来るならば、実際にやってみてほしいけどな。その際には、まさにノーガードで論戦が繰り広げられる(笑)ということになるのでしょうか?
私の希望する喫緊のテーマとしては、「バブル崩壊後における経済停滞原因の検証と今後の金融財政政策方針」「適正な社会保障制度構築のための経済学的基本スキーム及びその将来予測」ですね。全国の経済学者が激論を重ねて、是非とも提言の形で出してほしいですね。叡智を結集すれば、きっと最良の政策が実行できるようになるでしょう(笑)。学術的な「ウラ」も取れてるし。
柳田先生のブログにTBがあったので、こちらに流れてきました。
アタシは柳田先生はお話が上手な方なので、柳田先生のブログは毎日読んでいます。有名な学者らしいということは、さすがに気が付いているのですが、まさくにさんからそう言われると、改めて柳田先生の偉大さに感心してしまいます。
そんなに高名な方なのに、ブログでは親戚のおじさまという感じでとても近寄りやすいのですもの。
どんなに偉くても威張らないのは柳田先生の人徳なのね。