平ちゃんは来月にも「経済教育サミット」を開催すると発表した。随分と急な日程だが、福井日銀総裁や伊藤金融相も参加するということらしい。また、内閣府は「牛丼店」をモデルにした教材を作ったと発表。今後他の教材(消費、政府といったテーマ)も作るという予定らしい。さすが元教授らしく、やっぱり教育は好きなのでしょうね。随分前にテレビで(WBSだったかな?)新任官僚達への教育で登場した平ちゃんが、政策コンペみたいなのをやらせていた。その時に発表に立っていた若者(官僚1年生?だったか)に、「どうして設置は内閣官房なの?内閣府じゃないのは何故?」という具合にツッコミを入れてたな。
NIKKEI NET:経済ニュース
率直に言って悪い試みではないと思うし、私も記事に書く時には、よくラーメン屋を例に出してきたので(過去の記事をお読みの方は判るかも、笑)、それが牛丼屋になったとしても問題ないですが。ただ、経済を学ぶということも大切ですが、多くはもっと根本的な教育が必要ではないかと思ったりします。それは個人の無担保融資やカードローンの利用が非常に多いという点が気がかりであり、借金に対する心理的障壁が低くなっていることが自己破産の高止まりに繋がっているのではないかという懸念があります。また、一般家庭における家計の運営にしても、うまくできない人達が結構存在しており、よくテレビや雑誌などでも家計診断とか相談コーナーなどが見られており、そういうごく普通の身近な部分で「経営能力」というか普通の「やりくり」能力が必要なのではないかと思います。
日本人の貯蓄率は経年的に低下傾向であり、特にバブル崩壊後には貯蓄率の低下が目立ってきています。消費を活発に行うことは悪くないと思いますが、かつてのような「地道に蓄えて」という堅実性が薄れて、代わりに「キャッシング」してでも消費に回すという傾向にはかなりの抵抗感があります。私は、「現金で買え」「借金はするな」とか教えられました。諮問会議でも出ている「身の丈にあった」という文言は、まさに一般個人にも同じように適用できるでしょう。そういう当たり前の感覚を持たせることの方が大切なのではないか、と思ったりします。
経営的センスを磨いて、個人創業とか起業家を増やしていくことは、新規ビジネスのチャンスが広がるし経済的活力となっていくでしょうが、圧倒的多数に必要なのはそんな特殊な能力ではなく、まっとうに働き借金に頼ることなく(まあ住宅ローンくらいは仕方がないとは思いますが)生活するという意識なのではないのかな、と思います。事業には借金が必要な場合が多いですが、その根本にあるのはやはり同じような”感覚”でしょう。大企業であっても「無借金経営」を掲げているところもありますね(上場企業の中にもいくつもあります)。
西武グループやダイエーを見るにつけ、やはりそういう普通の感覚を失うと、崩壊の危機に立たされるのだろうな、と思います。借金を積み重ねるビジネスモデルというのは外部環境の変化に弱く、結果的にはリスクが大きくなっていくと思います。無限に成長するならば違うのかもしれませんが。事業拡張、それに見合う借金をする、また拡張、借金増額、拡張、借金増額、・・・と繰り返していくと、いずれ行き詰るのではないのかな、と。何となく、ねずみ講と似てるな。そんな事業や会社というのは有り得ないと思っています。
全く関係ないが、ロシアのサンクトペテルブルクでのトヨタ工場の式典には奥田さんが出向いて行ったようで、何と異例中の異例でプーチン大統領も列席したということらしい。トヨタグループの恐るべき影響力と、日本の資本に下心をもつロシアの顔がちょっと見えたような気もする。この計画については、以前に極東ブログでも取り上げられていたが、ロシアの思惑というのは政治的立場と異なった感じがあり、実利的というか現実的なんだな、と思った。ジャパンマネーはやはり魅力的なんだね。
ところで奥田さんは何歳なのかな?忙しいよね、本当に。60歳はとうに行ってるでしょ?あの行動力というかエネルギーは凄いね。年齢を感じさせないね。少なくとも変な大臣とかよりも、注目しちゃうね。会議だけでも、あれこれいっぱいあるしね。イヤになったりしないのかな?今ではニートやフリーターの心配までしなくちゃならないしね(笑)。病気にならない程度に頑張って下さい。
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率直に言って悪い試みではないと思うし、私も記事に書く時には、よくラーメン屋を例に出してきたので(過去の記事をお読みの方は判るかも、笑)、それが牛丼屋になったとしても問題ないですが。ただ、経済を学ぶということも大切ですが、多くはもっと根本的な教育が必要ではないかと思ったりします。それは個人の無担保融資やカードローンの利用が非常に多いという点が気がかりであり、借金に対する心理的障壁が低くなっていることが自己破産の高止まりに繋がっているのではないかという懸念があります。また、一般家庭における家計の運営にしても、うまくできない人達が結構存在しており、よくテレビや雑誌などでも家計診断とか相談コーナーなどが見られており、そういうごく普通の身近な部分で「経営能力」というか普通の「やりくり」能力が必要なのではないかと思います。
日本人の貯蓄率は経年的に低下傾向であり、特にバブル崩壊後には貯蓄率の低下が目立ってきています。消費を活発に行うことは悪くないと思いますが、かつてのような「地道に蓄えて」という堅実性が薄れて、代わりに「キャッシング」してでも消費に回すという傾向にはかなりの抵抗感があります。私は、「現金で買え」「借金はするな」とか教えられました。諮問会議でも出ている「身の丈にあった」という文言は、まさに一般個人にも同じように適用できるでしょう。そういう当たり前の感覚を持たせることの方が大切なのではないか、と思ったりします。
経営的センスを磨いて、個人創業とか起業家を増やしていくことは、新規ビジネスのチャンスが広がるし経済的活力となっていくでしょうが、圧倒的多数に必要なのはそんな特殊な能力ではなく、まっとうに働き借金に頼ることなく(まあ住宅ローンくらいは仕方がないとは思いますが)生活するという意識なのではないのかな、と思います。事業には借金が必要な場合が多いですが、その根本にあるのはやはり同じような”感覚”でしょう。大企業であっても「無借金経営」を掲げているところもありますね(上場企業の中にもいくつもあります)。
西武グループやダイエーを見るにつけ、やはりそういう普通の感覚を失うと、崩壊の危機に立たされるのだろうな、と思います。借金を積み重ねるビジネスモデルというのは外部環境の変化に弱く、結果的にはリスクが大きくなっていくと思います。無限に成長するならば違うのかもしれませんが。事業拡張、それに見合う借金をする、また拡張、借金増額、拡張、借金増額、・・・と繰り返していくと、いずれ行き詰るのではないのかな、と。何となく、ねずみ講と似てるな。そんな事業や会社というのは有り得ないと思っています。
全く関係ないが、ロシアのサンクトペテルブルクでのトヨタ工場の式典には奥田さんが出向いて行ったようで、何と異例中の異例でプーチン大統領も列席したということらしい。トヨタグループの恐るべき影響力と、日本の資本に下心をもつロシアの顔がちょっと見えたような気もする。この計画については、以前に極東ブログでも取り上げられていたが、ロシアの思惑というのは政治的立場と異なった感じがあり、実利的というか現実的なんだな、と思った。ジャパンマネーはやはり魅力的なんだね。
ところで奥田さんは何歳なのかな?忙しいよね、本当に。60歳はとうに行ってるでしょ?あの行動力というかエネルギーは凄いね。年齢を感じさせないね。少なくとも変な大臣とかよりも、注目しちゃうね。会議だけでも、あれこれいっぱいあるしね。イヤになったりしないのかな?今ではニートやフリーターの心配までしなくちゃならないしね(笑)。病気にならない程度に頑張って下さい。
一般庶民には、そういう普通のことを教えてあげるべきかと思ったりします。