前日のMarines Watch Partyに触発されてのYouTube巡り、2010年の日本シリーズで日本一を決めた岡田の一振りに身震いをしました。
育成枠から這い上がってのシーズン成績は1割台でしたから大松の負傷により二戦目からスタメン起用となったのは西村監督の思い切り、結びの三番での伊藤もそうでしたがCSでの内、そして日本シリーズは岡田と神懸かったような采配があってこその栄冠、三度の延長戦もあり球史に残る対戦だったと思います。
その岡田、終身ノーアーチだけではなく規定打席に達してもツーベースを二桁打ったことがない生粋のシングルヒッターが前進守備ではあったにせよスリーベースを放つのですから分からないもので、この日は2安打でしたがスリーボールになった時点で次の塀内で大丈夫か、代打はいないのか、などそちらに気持ちがいっていたのが正直なところです。
それだけに打った瞬間に画面に向かって叫んでしまい近所迷惑、三塁ベース上で喜びよりも戸惑いにも見えた岡田の表情にクスリと笑い、そんなことを思い出しました。
権利関係は問題ないのかと思ったりもしますがこういった映像が提供されているのはありがたい、もちろんDVDを引っ張り出せば見られるのですがこの手軽さは貴重です。
あ~、野球が見たい、もう忘れられかけていますが今季はゴールデンイヤーかつイレギュラーですからロッテのシーズンなわけで、ずるずると流すわけにはいきません。
Marines Watch Party の第六弾は史上最大の下克上となった2010年、シーズン最終戦です。
もう少し伊東ロッテが続くのかと思っていましたが一気に西村ロッテの一年目まで戻ったのはやや意外ではあり、次はバレンタイン時代に突入をするのでしょう。
それはさておき結びの三番の最終章、いきなり成瀬が2失点でどうなることかと思いましたが競っていた日本ハムには申し訳ないぐらいにオリックスが消化試合モードだったのにも助けられて、伊原にバイナムがやらかしてくれたアシストでの逆転勝ちは現地での興奮を今でも忘れていません。
もっともこの日はどうにも外せない行事があったために球場に着いたのは七回表で、それでも最後のジリジリした攻防を見られたのは一生の思い出です。
それしても10年前ともなるとやはり皆若い、内なんてピチピチですし成瀬も腹が出てき始めたところなのでここが坂の頂点だったのか、大松、今江、西岡も懐かしすぎます。
必要はなかったように思いますが今岡のヘッドスライディングはチームを鼓舞するためのパフォーマンスだったのでしょうし、今もあまり変わらない井口のシルエットもさすがでした。
温故知新は西村監督の投手起用、シーズン半ばぐらいまでは鬼神の活躍だった小林宏はしかしそこから急降下、それでも防御率は2点台前半であれば使い続けてもおかしくはないところでの伊藤は日本シリーズで胴上げ投手にもなりましたし、もし伊藤が打たれていたら叩かれていたでしょうからこのときの臨機応変の勇気は今に学びたいです。
また福浦の引退ロードとの被りを避けたのが理由かもしれませんが、昨季にチームの戦いとして盛り上げるような「結びの~」をやらないままに力尽きたのがもったいなかったとはそのときも指摘をしたような、やっていれば商売的にもいけたはずですのでどういった試行錯誤があったかが気にはなります。
そんなこんなで野球ができる喜び、応援できる喜び、当たり前が当たり前でなくなってしまっている今だからこそその有り難さを痛感した下克上への第一歩でした。
一部の特定警戒都道府県を除いて緊急事態宣言が解除されました。
残念ながら千葉はそれに含まれませんがそれでもそういった方向に向かいつつあるからなのか、今日の船橋ではマスクをしていない人がそこそこ目立っていたように思います。
ここにきて感染者の数値が落ち着いてきたように見えるのはGWに通勤が無い、外出も自粛した結果でしかなければ月末に向けてまた右肩上がりになりそうな、とは言え経済活動を止めたままであればコロナではなく別のものに殺されてしまうことにもなりますので緩むことなく生活していくしかないわけで、今日の街中の風景は不安でしかありません。
そんな中でのプロ野球は6月開幕に向けて前のめりなのか、抗体検査を実施する検討を始めたようです。
そもそも抗体検査は受けたいと言えば受けられるものなのか、とは東京で来月から月3000件のペースで行うとの報道を見たからで、キャパ的にいけるのかとの疑問があります。
それができたとしても解釈が難しく、抗体があれば再罹患の可能性が小さい、あるいは発症源にならないと考えてよいのか、そこが曖昧であればただの儀式でしかありません。
もし藤浪らに抗体が無ければまた話はややこしくなりますし、抗体がある選手とそうでない選手とで合同練習をしてよいものなのか、との議論も出てくるでしょう。
確実なのは何をどうしてもNPBとして一日でも早い開幕を目指してできることは全てやる、との姿勢で、それはファンとしても望むところです。
その機運を盛り上げるためにも各球団、そしてパ・リーグTVなどには合同練習が始まればキャンプ中継のようなものをやってもらいたく、もちろん練習試合もお願いします。
どうやら明日に多くの都道府県で緊急事態宣言が解除される方向のようで、それに愛知と福岡など一部の特定警戒都道府県も含まれるとのことです。
球界にとっては全体練習を再開する大義名分になりそうで、ただ東京と大阪、そこと経済圏を一にする千葉、神奈川、兵庫などはそのままですので大半の球団には足枷のままです。
一方で群馬など解除しないよう要請するところがあるのは「解除=元の生活」と考える人が出てくるであろうことは想像に難くなく、また韓国やドイツでクラスターが再発をしているのも理由でしょう、PCR検査が行き届かずに分母が不明ながらもその条件下で感染者が減っているのは事実、しかしそれは3密を避けてきた自粛の成果であることは間違いありません。
今日に久しぶりに通勤時間帯に東京方面への電車に乗ったのですが平日の昼間かと思うぐらいにホームが閑散としていたのに驚き、思っていたよりはテレワークが浸透しているのかはたまた休業に追い込まれたのか、船橋で座れて錦糸町で空席ができたなんてのはその平日でもこれまで見たことがないような光景でした。
これが元に戻る、とまでは言わずとも八分ほどまでになればどうなるかの不安があり、しかし経済活動のことを考えればそのバランスがあまりに難しくもあります。
現地派としては辛いですが開幕できたとしても最後まで無観客試合が落としどころにも思えて、観客席の間引きによる混乱はせっかくの喜びが不満、失望に変わりかねません。
余談ですがテレワーク、元の職場でも導入されたようですが自分を律することができない自信があるので老後に入って正解、きちんと自宅で毎朝端末の前に座れる人を尊敬します。
球界ではエースナンバーとされる背番号18は必ずしもロッテではそうでもないのは村田の背番号29の時代が長かったこともありますし、千葉以降であれば黒木の背番号54に思い入れのあるファンも多いのではないかと、それでも成田の記憶はありますし今でもそれを志望する投手が少なくありません。
そんなロッテ、と言いますかオリオンズ、マリーンズの背番号18の系譜は創設時の星野を初代に守田、植村、若生、迫田、成田、三井、石川、伊良部、清水、藤岡、涌井、二木と13人を数えますが、しかし入団時から背負っていたのは半分ほどですのでご褒美的なところがあるのは当代の二木もそうなります。
そんな歴代の背番号18で誰か一人を挙げろと問われれば、このあたりは毎日、大毎、東京、ロッテ、千葉ロッテのいつにファンになったのかにもよるでしょうから人それぞれでしょう、個人的には清水も捨てがたいですが伊良部のイメージが強烈なのはその退団時の経緯もあってプラスマイナスの両面でのものによります。
プラスで言えばやはりその豪腕で当時の日本最速158キロは衝撃的、157キロを清原にはじき返されたこともあり西武とコラボしたTシャツは話題にもなりました。
その伊良部に痛い目に遭った大沢監督の「幕張の海を泳いでいたらイラブって電気クラゲに刺されちまったよ」のコメントから「イラブクラゲ」のグッズが生まれるなどしてロッテの顔となり、また最多勝、最優秀防御率のタイトルも獲得して球界を代表する投手にまで成長をしただけに、ロッテからすればマイナスでしかなかったメジャー移籍が惜しまれます。
大騒動の末に念願叶ったヤンキース入団も3年で放出されてエクスポズ、レンジャーズと右肩下がりに、帰国後に阪神入団で二桁勝利も翌年に戦力外での日米通算106勝はその資質からすれば物足りなく、今でこそ地元開催はほぼ皆勤ですが伊良部のころはまだそうでもなかったところで伊良部を見たいがために球場に足を運び、大枚をはたいてバックネット裏で観戦をしたことを覚えていますし、誰かを見たいとの理由で球場に行ったのはこの伊良部とルーキーイヤーの松坂など数えるほどです。
ロッテでの晩年にはもう巨大化していましたからそのままプレーを続けていてもあまり変わらなかったかもしれませんが、ロッテの伊良部で終われなかったことが残念でなりません。
そういう意味では成田もそうでしたが石川、伊良部、清水、藤岡、涌井と最後にはチームから去ってしまうのがジンクスになりつつあり、二木にはそうならないよう心から願います。
なぜこのタイミングかは不明ですが12球団代表者会議が開催されて、正式にオールスター戦の中止が決まりました。
しかし開幕については6月下旬を目指す、と従前から前に進めず、それであれば14日ともされている緊急事態宣言の解除検討の方向が見えてからでもよかったようにも思いますが、10球団が本拠地を構える特定警戒都道府県がその解除の対象に含まれるとは考えづらいのでそこを気にしても仕方がないのかもしれません。
ただ経営面での不安が先走ってか各球団の足並みがさらに乱れそうな、広島は今月下旬に紅白戦を目指すとのことですし全体練習を再開するところも出てきそう、一方で楽天などは個別練習こそ始めたもののおそらくは慎重な態度を崩さないでしょうし、ロッテもどちらかと言えばそちらに近いのではないかと思います。
こういうときにこそコミッショナーにはリーダーシップを発揮して具体的な日付は定められずともそこをXデーとし、例えばそこから遡って三週間前から練習試合を解禁、さらにその二週間前から全体練習を再開する、などの一律のタイムチャートを示すなどしてもらいたいのですが、お飾りには無理な相談のようです。
首都圏、大阪圏に集中しての開催といった話も出てきましたが当然に有利不利が生じますがその利害関係を調整できるかどうか、今のままでは厳しいでしょう。
そうなれば試合数を減らした縮小シーズンが精一杯で、移動リスクや世間の動向を気にしながらとなればズルズルといってしまいそう、高校総体が中止なのに夏の甲子園を諦めない高野連に批判が集まっているように、もしその夏の甲子園も中止となればプロ野球だけが特別なのかとの声に抗うだけの大義名分を見つけるのは難儀です。
Jリーグとの対策連絡会議は「赤信号みんなで渡れば怖くない」的な感じもして、逆に言えば誰かが最初の殻を破る、泥をかぶってくれるのを待っているかもしれません。
ロッテでFA権を取得しているのは大谷、唐川、益田、細川、荻野、清田、角中で、松永が今季に順調であればそれに加わります。
もしシーズンが中止となればおそらくはメジャーに倣って前年の実績に応じた加算がされるのが濃厚で、また短縮シーズンとなればその開催期間に応じて1年分に相当する日数の按分計算になるのでしょう、前者であれば当然に、後者であっても松永が足りなくなるとすれば故障しかありえませんのでそうなればFAどころの騒ぎではありません。
いずれにしても今オフには松永はチームに残るか、移籍をするかの判断を求められることになり、ファンとしてはヤキモキすることになるでしょう。
ロッテではFA流出を避けるために権利取得前に複数年契約を結ぶことがほとんど無く、そもそも球団側からの提示もされていないようですから松永にもそうだったのは通常モードなのでしょうが、しかし気になるのは記者会見で松永が淡々としているように思えたことで、7000万からの500万アップをよく一発で飲んだなと驚きもしました。
あくまで推定ですし実際はもう少し上かもしれませんが、46試合に投げて防御率2点台半ばのこれはさすがに渋すぎます。
自分の査定はFA流出対策も込めてですが1億超えで、松永の「1億円には全然いっていません」は届かずとも近いところにはいくはずだったとの思いが込められていたのでしょう。
このあたりはロッテな査定、出場給の占めるポイントが高いのが理由ではないかと、もし肩肘を痛めて2ヶ月ほど二軍だったことがマイナスに働いたのであれば気の毒すぎます。
それでもさばさばとした表情にも見えたのには何やらイヤな予感がして、ファンとすれば今季に松永がバリバリ活躍をして大型契約をロッテで得ることをただ願うばかりです。
あくまで6月19日を目指す、そんな報道もあった開幕タイミングですが、このコロナ禍が佐々木朗に及ぼす吉凶も気掛かりです。
その開幕が遅れることで間に合うのではないか、開幕一軍もあるのではないかとの声も聞かれますが、調整が遅れていると言いますかキャンプ前の状態にほぼ戻ってしまっているのは佐々木朗も例外ではないでしょう、個人練習は再開をされましたが外での練習は二日に一回、2時間程度でしかないのは佐々木朗も変わりません。
手指の耐性は気になりますが足腰は強風でもあの足を高く上げたフォームが揺るがなかったことからして思っていたよりは強靱な体幹、順調に増量もしているようですから楽しみではあるものの、だからこそ短いシーズンに無理をさせる必要があるのか、むしろそれを理由にじっくりと足場を固める一年にするのがよいと考えます。
種市ロードでもないですがルーキーイヤーは体作りに集中して実戦はシーズン終盤に二軍で数イニングを投げる、もちろん本人は投げたくてうずうずしているでしょうがそのあたりの心構えやそのときに何をどう考えていたのか、は成功例でもある種市が語れば師事する佐々木朗の耳にもすっと入ってくるのではないかと思います。
怖いのは実入りが大幅に減って焦っているであろう球団が客寄せパンダにしてしまうことで、実際のところ哀しいかなロッテと言えば佐々木朗と鳥谷、となってしまうのが現実なのは「日米韓のプロ野球選手がメッセージリレー」なる企画に名を連ねているのがその二人なわけで、商売のタネと考えて現場に介入をする可能性は否定できません。
無観客試合であれば収入にはなかなか直結をしませんからその圧力はやや弱まるにしても、ネタを欲するマスコミの、あるいはOBも含めた球界としての圧力は当然にあるでしょう。
大器とされた選手が必ずしも大成をするわけではない、のはスケールの違いはあるにせよ藤岡貴の例もあり、向かうべき方向を一致させないままの転げ落ちはあっと言う間です。
試合で投げる姿を見たい、のは自分も同じですし早く自然な流れの中でそうなって欲しいと思いつつぐっとこらえる、この奇禍を後年の福と成す一年としてもらいたいです。
Marines Watch Party は第五弾、伊東ロッテに突入しました。
これまた終盤の逆転劇、は裏を返せば序盤のリードを先発、中継ぎが守り切れなかったわけでもあるのですが、序盤に怪獣にやられたヒーローが最後にひっくり返すかのような、勝つことが分かっているだけに盛り上がるために小さくかがむ展開というのも悪くはなく、どうせ暇ですのでこれでもかの4時間近い中継もさして気にはなりません。
たかが三年前でしかないのにペーニャだ、肘井だ、大嶺翔だ、なんて楽しみもあり、また下位を打つ鈴木のレールはもうこのころから敷かれていたのかと思ったりもします。
この試合のちょっと前に一軍昇格の肘井はラッキーなシーズン初安打で得点に絡み、その後にキャリアハイの5安打を積み重ねながらも翌年は井口監督の構想から外れたのか出番が無いままに戦力外となったのはそのガッツとパワーを買っていただけに今でも残念でならないのですが、左打者が多いチーム事情からすれば潮時だったのかもしれません。
4打点の福浦も伊東ロッテの前半は結果を残していただけにそのときにもう少しチャンスがあれば2000本安打に早く達していたのにと、それもまた歴史の一コマではあります。
そしてプロ初登板、初先発、初勝利とロッテ御用達のルーキー山本を攻略しながらも土を付けられなかったのもロッテらしく、田中や岸の系譜に連なりそうで嫌な感じです。
それにしても両チームの顔ぶれを見ればほとんど変わらないロッテと別のチームかよと突っ込みたくもなるオリックスの違いが今季にどんな白黒になるのか、結果が早く知りたい!
開幕が延期になったことで、キャンプには不参加で個人練習しかしていなかった鳥谷にとっては結果的に吉と出ました。
これは鳥谷が追いついたと言うよりは他の選手が二ヶ月間のブランクで落ちてきたのが実際のところではありますが、全体練習が再開されたときにはほぼ同じスタートラインに立つことなり、キャンプのときほどではないにしてもサインプレーや連携などチームに馴染む時間が得られるのは大きなプラスです。
一方で阪神のフランチャイズプレーヤーとしての立場を捨ててまで移籍を志向したのは「まだやれる」「やり残したことがある」からだと思われますので、当然にレギュラーが約束をされているわけではないだけに競い合うそもそものチャンス、試合数が減ったことは凶でしょう、ろくすっぽ開催がされないままであれば球団から切ることはほぼ無いでしょうが来季に40歳となることで鳥谷の気持ちが切れてしまう可能性もあり、もしシーズン中止となれば出場ゼロのままに最終所属だけが塗り変わったローズの二の舞になるかもしれません。
鳥谷の獲得は今でも否定的ですがさすがにそれでは寂しい、井口閥で鳥谷枠になるのはイヤですがプライドを捨ててファーストを守るなどしていますから不完全燃焼のままで終わるのも残念すぎますので、いつになるかは分かりませんしどういう結果になるかも分かりませんが、どうなるにせよ清々しい笑顔で終わる鳥谷であってもらいたいです。
KBOも5日に開幕し、先に開幕していたCPBLは8日から観客を入れることを決定したようで、アジアではNPBだけが取り残されました。
インバウンドや習近平の訪日、オリンピック開催にこだわったことで初動が遅れ、また諸事情はあるにせよPCR検査が遅々として広がらずに全体像の把握も遅れているのですからこの差は仕方がなく、そういった政府の不手際がありつつパチンコ店に行列をし、河原でバーベキューで騒ぐ輩もいるのですから国を挙げて長引かせている感もあります。
そんな日本では緊急事態宣言の延長の際に「新しい生活様式」なるものが感染症対策専門家会議から示されて、そして開幕に向けての足枷が一つ増えました。
人との間隔は、できるだけ2m(最低1m)空ける
感染対策からすれば必要なのは分かりますが、スタンドは無観客にすればよいですがプレーをする選手もこれを前提にすれば野球という競技は成立しません。
野球だけではなく直接には相手を必要としないアーチェリーなどを除いて全てのスポーツが否定されたも同然で、学校教育での体育もできなくなります。
他にも「対面ではなく横並びで座ろう」では飲食店が、「料理に集中、おしゃべりは控えめに」では居酒屋などが悲鳴を上げて、これが感染拡大が下火になるまでであったとしても出口戦略が定量的にされていないのですから未来永劫続きそうな、絶望的な雰囲気に悲鳴が反発に、反発が無視に繋がっていきそうな気がします。
これを定めるのであれば何を以て感染が落ち着き、緊急事態宣言を解除できるかの、誰が見ても分かる数値目標を併せて提示しなければあまりに無責任でしょう。
自ら定めたものでありながらも「新規制基準に適合しているかを審査しているだけで、適合したから絶対安全としているわけではない」と開き直って再稼働を認めている原子力規制員会もどうかとは思いますが、 基準も定めずに「あれしろ、これしろ」とは保身に走っているようにも見える感染症対策専門家会議の面々にもがっかりです。
もっとも座長はどこへ行ってしまったのか、矢面に立っている尾身副座長を含めて教授やら弁護士やら、要は学者さんたちなのですから未知のウイルスに対するものということもあり慎重を期すのは当然のことではあり、そこは政治が経済などをひっくるめて判断をしなければならないわけで、しかし現状は丸投げでそこから逃げているかのようです。
あるいは「これらを守れないから解除できない」と国民のせいにするつもりなのか、このままでは政治に野球が殺された、日本が殺された、そう振り返る日が来るかもしれません。
緊急事態宣言の延長が理由なのでしょうが、ようやくオールスター戦の中止が濃厚との報道が出ました。
そうでなくても開幕をしてから間無しのオールスター戦は何を以てファン投票とするつもりだったのかと、大事な収入源ですから分からないでもありませんが往生際が悪いと言いますか現実から目を背けたと言いますか、NPBの危機管理能力や対応能力が疑われても仕方がありません。
さすがにこれで協約の定める120試合開催も厳しくなりましたのでその改定に言及する関係者などが報じられるようになりましたが、ただシーズンを短くするだけの選択肢であれば早晩行き詰まること必至で、リーグを超越した開催やカップ戦などあらゆる方法を検討して対策を考えていかないと間に合わなくなります。
試合数が少ないだけのシーズンであれば問題は生じませんが移動を少なくするためにリーグを取っ払うのであればタイトルの扱いをどうするのか、フランチャイズを無視した開催となればパ・リーグTVなどの放映権の調整もありますし、逆に言えばこういったものに蓋をするためにもイレギュラーな開催から距離を置くことを主張する勢力もありそうです。
どんな形でも一日でも早く選手たちのプレーをファンに魅せることを優先して欲しいですが、しかし一方で球界としての秩序、都合をガン無視することもできませんし、寄付やメッセージなど球団や個の選手としての発信はありながらも選手会としての動きがもうひとつ見えないのももやもやとして、そうこうしているうちに当初の開幕から一ヶ月半が過ぎました。
若手の野手で一番に期待をしているのは推しメンにした和田ですが、茶谷の飛躍にも期待をしています。
井口閥での獲得では唯一と言っていいヒットではないかと、それにしては入団後の待遇が他の井口閥の選手に比べてぞんざいなのが気にはなりますが、それにめげることなく上を目指してやって欲しい、本人の腹づもりからすれば一年遅れだったでしょうが支配下選手登録をされましたので開幕を心待ちにしている一人でしょう。
すっかりとチームにも馴染んで石垣島でも声が出ていましたし、パワーでは負けていますがバットコントロール、そして守りでは安田にも勝っています。
まずは出番を得ることが第一ですのでファーストや外野を守ることもありましたがやはりショートで勝負をしてもらいたく、そのポジションを争う相手としての藤岡、あるいは平沢、福田光と左打者が多いですしそれは打線全体にも言えることですから、右打者のアドバンテージが活きてくるはずです。
そういう意味ではまずは三木を追い越して右打者としての一番手となることを当面の目標に、強肩ではありながらも横への動きがイマイチなので実のところサード適性の方が高いかなと思わないでもないのですが、守っているときの立ち姿と言いますか186センチの長身が映えるのがショート推しの理由の一つでもあります。
一軍の対外試合にほとんど呼んでもらえずに開幕をしても二軍スタートが濃厚ですし短いシーズンで昇格のチャンスがあるかも微妙ですが、ソフトバンクからの育成契約の打診を断った挙げ句のロッテでの育成契約の屈辱をバネに這い上がった根性、泥臭さはチームにとっても財産ですから努力が報われて欲しい、茶谷の今季から目が離せません。
明確な基準を設けずに発令した緊急事態宣言ですので解除のハードルが高いのは分かりきったことですが、ここまでの振り返りも無いままに約一ヶ月の延長がほぼ決まりました。
どうやらキリのいい今月末までになりそうで、しかし政府自民党や専門家会議の姿勢が変わらなければズルズルと再延長の覚悟が必要です。
そうなれば大相撲夏場所も中止に傾きつつあり、何とか夏の甲子園を開催したいとの高野連に批判が集まることからしても、プロ野球の開幕のハードルは限りなく高くなります。
それでもNPBが125試合へのこだわりを捨てない理由が分からなかったのですがどうやら野球協約にシーズン成立の条件として120試合以上の開催が定められているらしく、正確にはホームでの開催を最低60試合とすることで倍の120試合になるわけで、この状況でも6月開幕を目指すのはこの足枷によるものなのでしょう。
どういったケースを想定しての定めなのかはよく分かりませんが自縄自縛が日本人の常ですので、これを改めるのは難しいような気がします。
7月以降の開幕であれば選手会の協力を得ての大型連戦やダブルヘッダーを強行したとしても120試合はあまりに非現実的で、それでも足枷のままであるのであれば野球の火を消さないためにも通常のシーズンは中止とし、各種記録は残せないにしてもそれが例え一ヶ月程度の短期間であってもカップ戦の形態にするなどを考えてもらいたいです。
それを明らかにすればイコール通常の開幕を断念することにもなりますので水面下で動いてくれていると信じて、こちらもそろそろ新しい動きを加速します。
Marines Watch Partyで懐かしいドミンゲスを見てふと思ったのがムスターカス、メジャー屈指の左腕のプライスが全米1位のドラフトでそれに次ぐ全体2位だった選手ですが、そのムスターカスと三遊間を組んで全体12位だったのがドミンゲス、高校生の野手でドラフト1位が同一チームから複数となれば藤原と根尾みたいなものです。
このチームにはレイビンもいて同年にドラフト5位でしたからロッテ繋がりでムスターカスも来てくれないかなと、もちろん昨季も35発で今季から4年6400万ドルの大型契約を結んだばかりですからありえるわけもないのですが、その契約が終われば30代後半ですので昨今のメジャーの傾向からすればジョーンズの例もあり、NPBの可能性はゼロではないでしょう。
しかもバレンタイン政権下で打撃コーチだったロブソンの甥ともなればまるでロッテの申し子のようで、ロブソンは南海でプレーした経験もありますので日本との縁もありそうです。
そしてもう一人、これはただの名前繋がりでしかないのですがマシュー・エドワード・ダフィーの獲得報道があったときに「あのダフィーが」と一部に勘違いをされたマシュー・マイケル・ダフィーはその後に調子を落として、やや持ち直した時期もありましたが昨オフに解雇されて今季はメジャー契約ができていません。
それでも昨季は169打席で.252ですから数字だけを見ればパラデス、ドミンゲス、バルガスよりはマシで、エドワードの仇をマイケルが討つ、マット・ダフィー物語で話題性もあります。
大砲ではありませんが何となくマートンみたいにならないかなと、もちろんレアードとマーティンへの期待も大きいですが万が一を考えて、暇な一夜の時間潰しです。