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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

なーんてね

2010-06-17 02:05:08 | 映画

告白

東宝

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何となく自分の方向性が見えてきたような気がしているのですが、それでも自分探しはまだ続きます。
今日は巷で話題になっている「告白」を観てきました。
TOHOシネマズのランキングではトップでしたので期待はしていたものの、同じくトップを独走していた「アリス・イン・ワンダーランド」は自分には合いませんでしたので、まあネタとして使えればいいかぐらいの気持ちで足を運んだのが正直なところではあります。

結論から言いますと、なかなか面白かったです。
R15+指定らしく人が死んでいくシーンが多いので微妙な表現ではありますが、よく出来た映画だと思います。
公開前の予告篇で犯人捜しをしていくストーリーかと勝手に思い込んでいたのですが、コロンボよろしく10分ほどでその予想はあっさりと覆され、しかも主人公である松たか子演ずる女教師は早々に姿を消し、後は他の教師や生徒らの告白が続き、そして再び登場をした女教師の復讐劇が昇華をしていく話の持っていきようは見事としか言いようがありません。
原作を読んでいないので忠実に描かれているのかどうかは分かりませんし、読んでいた方がより楽しめたのかもしれませんが、それでも充分すぎる仕上がりぶりでした。
暫くは映画の締めくくりとなった「なーんてね」が口癖になりそうです。


2010年6月16日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 

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もういくつ寝ると

2010-06-17 01:13:05 | 千葉ロッテ

いよいよリーグ戦再開を明後日に控えて、やはり気になるのはローテーションです。
初戦はマーフィーの先発となるのは確実ですし、注目は外国人投手としてはカイリー以来の開幕6連勝です。
メシアとしてのマーフィーがどこまで踏ん張れるかがチームにとっての大きな鍵となりますので、いつもどおりに飄々と投げてくれることを期待します。

順番でいけば楽天戦は中10日のマーフィーに中9日の成瀬、そして中7日の吉見となります。
同一カードで左腕が3人はバランスが悪いですが、左腕日照りであったこと考えれば夢のような出来事であり、ここは素直に喜ぶべきなのでしょう。
もっとも空模様が心配で、1試合ぐらいは中止になるかもしれません。
次のオリックス戦は中8日の渡辺俊に中7日の小野までは確実ではないかと、そう予想をします。
小野は昨日のイースタンで6回を9安打5失点と打ち込まれはしましたが、結果よりも95球を投げたことが評価をされるものと思います。
問題は3戦目で、無理をして中5日でマーフィーを起用してもその次の日本ハム戦で行き詰まりますから、無理をせずに先発6人体制を堅持してもらいたいものです。
そうなると変化の兆しすら見えない大嶺を懲りずに使うのか、あるいは今度こそ木村の抜擢があるのか、どこかで中止の試合があればその心配をする必要はなくなりますが、いろいろな意味で注目の試合になりそうです。

投手ばかりに目がいきますが、控え野手の争いからも目が離せません。
大松の故障で1軍に合流をした竹原がそのまま生き残れるのか、浦和では今岡が4番に座って.471と打ちまくっていますし、その今岡に押し出される形で欠場が続いている堀も.370ですから、いずれもイースタンでは竹原の成績を上回っています。
守備に難があって代打かDHでの起用となるであろう竹原ですから、結果が出なければすぐに入れ替えとなってもおかしくはありません。
何にせよ細谷などの若手の出番はまだありそうにないので鍛錬に勤しんで欲しいのですが、その一方で渡辺正が.257で規定打席に達しているのはどうよ、それなら角や生山を使って欲しいとの願いは、不本意ながらも今のところは置いておくことにします。
腐ってもドラフト1位の渡辺正の、最後の挑戦を見守っていきましょう。

 

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暇だ

2010-06-15 23:56:32 | 千葉ロッテ

ワールドカップの歴史的勝利や琴光喜の野球賭博騒動が世間を賑わせているおかげで、交流戦の消化試合などは見向きもされない週明けとなりました。
従って多くのチームが交流戦休みに入っていることもあり、球界のニュースも忘れ去られた感があります。
私がアンテナを張っていないせいかもしれませんがオールスターのファン投票も盛り上がっていないように思いますし、もっとも以前とは違って中間発表が日々更新をされるようになったことで新鮮味がなくなったことがその理由かもしれません。

そんな中でロッテネタと言えば金泰均バーガーがパシフィックのフランチャイズがある都市で期間限定販売をされる、といった野球とはあまり関係のないものぐらいしかなく、しかも球場とは違ってホームランが出ても半額の200円になるだけですからインパクトに欠けます。
一時期は傾きかけたロッテリアですが最近はやや持ち直してきているようですから、個数限定ではなく在庫がある限り安売りをするぐらいの根性を見せてもらいたいものです。
もっとも個人的にはタワーチーズバーガーの方が気になっており、買って帰りたい誘惑にかられている自分自身を持て余している今日この頃です。

明日の1試合で交流戦は全日程を終了しますが、それを待たずして上位6席をパシフィックが独占をすることが決まりました。
貯金が3であってもパシフィックではBクラスという厳しい現実はリーグ戦再開後もロッテを襲うことになるのでしょうが、今日のイースタンで小野が先発をしましたし、少しずつでも故障者が戻ってくることでチーム状態が上向きになってくれることを願うばかりです。
そして主力クラスが不在のうちに台頭をした選手たちが再び控えに甘んじることを是とせずに力一杯に抗ってくれることで、全体の底上げに繋がってくれればと思います。
このファンとしては暇で仕方がない4日間を有効に使って選手たちがリフレッシュをした姿を千葉マリンで見せてくれるであろう、そんな金曜日が待ち遠しくて仕方がありません。

 

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ロッテの壁紙

2010-06-14 22:05:35 | 千葉ロッテ

千葉マリンでは必ず写真を撮りますし、それが観戦の楽しみにもなっています。
せっかく撮った写真は有効活用をしたいのでもちろん自宅PCの壁紙にはなっているのですが、同様に壁紙にしたいので譲って欲しいとのメールを時折いただきますので、先週の阪神戦で普段とは違ったアングルでの写真が撮れたことを記念して提供を始めることにします。
素人撮影ですのでたいしたものはありませんが、ご希望であれば「clm_orion@mail.goo.ne.jp」までメールをいただければと思います。

「どの記事」「どの写真」「ピクセル単位でのサイズ」をお知らせください。
写真は4:3で撮っていますので、この比であればご希望のサイズに加工をしてお送りします。
ちなみに記事に掲載をしている写真は667*500で、最大のサイズは3648*2736です。
拡張子はjpgでzipに圧縮をした上でメールに添付をしますので、携帯メールは対象外とさせてください。

せっかくですので阪神戦で撮った写真も何枚か載せておきます。
この中からでも構いませんし、また記事に掲載をしていないものでも「角中選手が欲しい」といったリクエストなど、できうる限りで対応をさせていただきます。
ただし多少のお時間を頂戴することもありますし、二次配布は固くお断りいたします。
あくまで個人利用の範囲に限ること、肖像権等の問題が発生をしても当方は一切関知をしませんので、予めご了承ください。

 

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金を返せ

2010-06-13 20:44:19 | 千葉ロッテ

今日はSS席での観戦予定がチケットレス窓口で「予約がない」と言われ、納得がいかないながらも自信が無かったので撤収をしたのですが、自宅に戻ってから確認をしたところ予約完了メールが届いており、慌ててサポートセンターに電話を入れました。
どう対応をするかは月曜日に回答をくれるとのことですが、当然のことながら要求が「金を返せ」であることは言うまでもありません。
だいたいの時刻、どの辺りの窓口か、やりとりの内容は説明をしましたので、誠意ある対応をお願いしたいところです。
そして試合も危うく「金を返せ」になりそうな展開でしたが、何とかうっちゃってのサヨナラ勝ちで球場で観戦をすることができた方が羨ましくなる幕切れとなりました。

そんなこんなで今日は不本意ながらTwellVで途中からの観戦となりましたが、なかなか珍しいものを見せてもらいました。
そういったことはあるとは聞いていましたが、実戦で見たのは初めてです。
もちろん投球の際に手をグラウンドにぶつけた渡辺俊のピッチングのことで、これは間違いなくオフの珍プレー集に登場をすることでしょう。
ランナーがいなかったことが不幸中の幸いでしたが、そこから連打でマウンドから引きずり降ろされましたから、渡辺俊にとっては痛恨の一球であったと言えます。
しかしそうでなくとも白星を手にできたかは微妙なピッチングで、立ち上がりは丁寧に低めをつけていたものが3回ぐらいからボールが浮き始めて、ファールで粘られるなどキレも今ひとつで5回途中で121球ですから早めに見切られたのも仕方がありません。
まさにコントロールがままならないときの渡辺俊らしい投球内容で、高めに抜ける、低めはおじぎをするという、里崎もリードをするに四苦八苦状態であったと思います。
もっともその里崎もそんな状態の渡辺俊に高めを要求するという暴挙をやらかしてブラゼルにスタンドまで運ばれましたから、どっちもどっちとも言えます。
何にせよ交流戦で立ち直って欲しいとの願いも虚しく、リーグ戦よりはマシながらも6試合で2勝、36回1/3を42安打2本塁打19三振8四球の防御率3.71ですから、悪いときには悪いようにしか投げられない渡辺俊の今後に多くを望むのは厳しいように思います。
とは言えオフにこれ以上のドナドナを見たくはありませんので、何とか頑張ってもらいたいものです。

今日の継投は早いイニングからでしたので苦しいものがありましたが、6回頭から内を投入したこと、マーフィーを辛抱して使わなかったことは高く評価をしたいです。
6回は左の平野からでしたので今まででしたら前の回に登板をした古谷をそのまま投げさせるのが普通で、スッパリと内にスイッチをしたことに新鮮な気分にさせられました。
これで内が失点をするようですベンチが失敗と受け止めて今後の采配に影響が出たのでしょうが、主軸を打ち取ったことは内にもベンチにも大きな自信となったことでしょう。
また9回に同点に追いつかれた小林宏を10回も投げさせたことは後始末を自分でさせるという意味合いもあったでしょうが、11回以降は秋親と服部で乗り切ってマーフィーは投げさせないと腹をくくったベンチの覚悟と見て取りました。
ローテーションの軸としてリーグ戦でも頑張ってもらわなければならないマーフィーですから、もし仮に今日の試合を落としても投げさせるべきではないとは昨日までも書いてきたことであり、この点については拍手を送りたいと思います。

小林宏についてはこんなもの、と思うしかないでしょう。
ここまで頑張ってきましたが、ピッチングとしては持ち味の低めにボールを集める感じではありませんでしたし、フォークが復活をしたとも言い難いものがありました。
何とかコンビネーションで切り抜けてきた小林宏も気持ちの弱さがあるうちは今日のようにあっさりと四球を出して崩れるパターンは今後も目にすることになるのでしょうし、それでも1点台の防御率にまとめているのですから守護神としての責任は果たしてくれていると思います。
この調子ですと来季もチームに残ることになるのでしょうから、内や伊藤が育つまでは二代目幕張の防波堤として君臨をしてもらいたいものです。

打線は11安打9得点と効率がいいようにも見えますが、9四死球ですから何とも言えないところがあります。
初回のチャンスに福浦がベテランらしからぬ初球打ちで制球に苦しむスタンリッジを助けるというヘマをやらかしましたが、それでも18安打4四球で8点しか取れなかった阪神に比べればマシですし、しっかりとバントのサインも出しましたので教科書どおりの攻撃ができていたと思います。
何よりこねるバッティングが目立っていた井口がサヨナラホームランを含む4安打のうちの3安打が右方向だったのが嬉しく、同じく右方向に運んだ金泰均と腕をきれいに畳んで逆転タイムリーを放った大松のクリーンアップが復調をしてくれることへの期待が高まります。
まさに今日はクリーンアップの活躍で勝った試合と言ってよいでしょう。
昨日は久保にやられたこともあって今日は川崎から貴重な得点を奪ったこともロッテファンとしては喜ばしく、ホッとさせられた今日のマリングリング打線でした。

もちろん反省点も多々あります。
渡辺俊や小林宏の不甲斐なさや福浦の2球で終わった2打席だけではなく、岡田のバント失敗や大松の無駄なホームへの返球は猛省をしてもらわなければなりません。
岡田は足の速さを見せつけはしましたが、バントをしっかりと決めることができなければ1軍で生き残ることは難しくなりますから、交流戦休みはバントの猛特訓をしてもらいましょう。
大松もいい加減に自分の肩がどの程度かを自覚すべきで、打者走者をしっかりと見た上での返球をしてもらいたいものです。
桜井の狭い守備範囲や林の落球ほどには試合の流れに影響をするほどのことではなかったことに安堵をするのではなく、明日は我が身と思ってもらわなければ困ります。
そして阪神ファンにもバッティングとのトレードオフなので仕方がないと、先日の今江と同じくマッチポンプなのだから、などとは思わないで欲しいです。

何とか交流戦は13勝10敗1分と目標にしていた5割はもちろんのこと、リーグ戦を貯金2桁で再開をする希望も叶いましたので上出来だと思います。
あれだけ故障者が出ながらも崩れそうで崩れない粘り腰を見せてくれたことが収穫で、勝利だけではなく選手が持てる力を発揮してのプレーをしてくれていることが喜ばしく、このままシーズンを通して頑張ってもらいたいものです。
そのためには交流戦休みを有効に使うことが大事であり、出ずっぱりの主力選手の疲れがここのところのもたつきの原因だと考えますので、若手を除いて3日間は完全休養にするぐらいの思い切りも必要だでしょう。
そしてリーグ戦再開の前日に全体練習で調子を整え、さらにはお祓いを兼ねて成田山新勝寺で2度目の必勝祈願をすることも、是非とも奨めたい休日の過ごし方です。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
阪神 1 0 1 0 3 0 1 0 2 0 8 18

2

千葉ロッテ 2 3 0 2 0 0 1 0 0 1X 9 11

0


◆6月13日(日) 千葉ロッテ-阪神4回戦(阪神3勝1敗、13時、千葉マリン、30,029人)
▽勝 小林宏 22試合2勝1敗11S
▽敗 藤川球 26試合2勝1敗13S

▽本塁打 ブラゼル19号(渡辺俊)、井口5号(藤川球)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、古谷、内、伊藤、藪田、小林宏―里崎
阪神 スタンリッジ、上園、川崎、西村、渡辺、藤川球―城島

 

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久保にやられる

2010-06-12 22:30:15 | 千葉ロッテ

 

フィールドウィングシートはグラウンドに近いこともあって大人気ですが、こと観戦という点ではあまり好きではありません。
SS席とさほど価格が変わらないのに一番内側でもベース付近ですし、100番台ともなればほとんど外野です。
ですからビアスタジアムやチケットを取るのが難しい阪神戦での抽選以外でフィールドウィングシートを選択することは私としてはありえず、そして今日がその日でした。
これが2回目ですが運のいいことに前回に続いて最前列で、かつ一番内側のブロックというベストポジションでしたので普段とは違ったアングルでの写真が撮れたことが嬉しく、しかし試合には負けてヒーローとのハイタッチができなかったことが残念無念です。

やたらとロッテを引き合いに出して久保にヒーローインタビューをしていたことが不愉快でしたが、久保には含むところはありませんので天晴れと言うしかありません。
8回で僅か5安打、そのうち3本が今江ですから他の打者は何をやっていたのかと、待球をするでもなくファールで粘るでもなく、異様に淡泊な今日のマリングリング打線でした。
風速は8メートル程度ながらもフィールド上はそれなりの風が吹いていたことで、勝手知ったる千葉マリンの特性を活かしたピッチングをした久保が見事だったと言ってしまえばそれまでですが、見逃しの三振が目立つなど消極的に見えたことも否めません。
初回の一死二塁から井口と金泰均が2球で凡退をしたこと、せっかく鳥谷のミスでロッテにむきかけた流れを掴み損ねたのが痛かったです。

その打線では今江が好調を持続しており、今日も思い切りのいい今江らしいスイングでの猛打賞でした。
積極さが今江の持ち味であり、また弱点でもあるのですが、交流戦に入ってからは怖いぐらいにバットが振れています。
無茶振りと紙一重ではあるのですが、梅雨入りを前にやや湿りがちな打線が何とか体をなしているのは今江あってこそで、今後もゴリスマイルでチームを引っ張ってもらいたいです。
その他ではようやく1軍に戻ってきた竹原がタイムリーヒットを放ち、上手い外野手であれば捕られていた打球ではありながらもジャストミートをしていましたので、ラストチャンスとも言うべき今回の昇格をしっかりとものにしてもらいたいものです。
中途半端な結果に終われば単なる見本市となってしまいますので、奮起に期待をします。

先発の吉見は可もなく不可もなく、5回を3失点ですから先発としての責任は果たしたと思います。
もちろん先発の責任回数は7回だと考えているので足りていないのですが、こらえ性がなくなりつつあるベンチの判断ですから甘めの採点ではあります。
8安打も打たれたことと前回の登板で80球程度から球威が落ちたことによる継投なのでしょうが、ローテーションを任せた以上は、また中継ぎ投手への負担を考えれば続投をさせるべきだったと、そう思って見ていました。
マウンドに向かうタイミングが遅れるなどベンチが機能不全に陥りつつあるのではないかと、吉見のピッチングよりもそちらの方が心配になりました。

吉見を継いだ内、古谷、秋親もまずまずのピッチングで、ようやく中継ぎ陣の顔ぶれが決まってきた感があります。
内は昨年に比べればテークバックのぎこちなさがなくなり、いかにも故障をしそうな担ぎ投げから徐々に脱却をしつつあるようです。
春先の故障がどの箇所かは分かりませんが、大事に使っていってもらいたいものです。
古谷は今日も痛恨の、しかも左打者に被弾をしてしまいましたが、ピッチングはさておきマウンド上での躍動感は見ていて楽しいですし、今は投げることが楽しいのでしょう。
かなり遠回りをした、させられた古谷がどこまで伸びていくのか、貴重な左腕だけに今後の注目点になります。
また秋親には山崎健のポジションを、負けている試合を立て直す役割を担ってくれることに期待をしています。
試合数よりもイニング数を稼いで欲しく、ロングリリーフこそが秋親の活きる道だと思いますし、ダイエー閥の縁故採用などという悪評を吹き飛ばしてもらいたいものです。

貯金を2個作れば上出来などと余裕を見せていたのですが、気がつけばそれすら危うくなってきました。
明日に負ければ貯金が1桁となりますし、Bクラスのオリックスと楽天が調子を上げていることから目を背けられなくなる日もすぐそこです。
しかしここで焦っては逆効果で、間隔が空くからという理由でマーフィーを中継ぎで起用をすることなどは以ての外です。
こういうときこそ泰然自若が求められますのでベンチには落ち着いて欲しいですし、自分にも言い聞かせなければならないことは言うまでもありません。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 0 1 0 1 1 0 1 0 0 4 10

0

千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 1 1 2 6

0


◆6月12日(土) 千葉ロッテ-阪神3回戦(阪神3勝、14時、千葉マリン、30,038人)
▽勝 久保 12試合5勝4敗
▽S 藤川球 25試合2勝13S
▽敗 吉見 5試合2勝2
▽本塁打 ブラゼル18号(吉見)、城島10号(吉見)、金本6号(古谷)、今江4号(久保)

▽バッテリー
千葉ロッテ 吉見、内、古谷、秋親―里崎
阪神 久保、藤川球―城島

 

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お疲れ様!

2010-06-11 00:58:14 | 千葉ロッテ

 

5時間以上の試合をナマ観戦したことが過去にあったかどうかはハッキリとしませんが、片手で足りることは間違いないでしょう。
2試合連続の延長12回を戦い抜いた選手たち、ライトスタンドとそれに負けないぐらいの存在感を見せたレフトスタンド、自分を含めた多くのファンの方々、そして春先に苦しいところでチームを支えてくれた川越に「お疲れ様!」の言葉を贈りたいと思います。

とにかく大嶺にガッカリとさせられた、今日はそこに尽きます。
打たれたことに対してどうこう言うつもりはありませんが、期待をしていた気持ちを前面に出したピッチングが見られなかったことが残念でなりません。
そろそろチェックが入るのではないかと思えるぐらいの三段モーションも気になりますが、それよりもピッチングに若さが見られないことの方が気がかりです。
前田健ぐらいに気迫を体いっぱいで表現をして欲しいとまでは求めませんが、今日の内の気合いの半分でも大嶺にあればと思ったのが正直な感想です。
このままズルズルとシーズンを終えるぐらいであれば浦和で真っ黒になるまで鍛え直した方がよいのではないかと、今の苦しいピッチングスタッフを踏まえた上でもそう考えざるをえない大嶺の現状が悲しく、情けなく、悔しく・・・いろいろな思いが頭の中をグルグルと回り続けています。

そんな大嶺を見た後ですから、小林宏が痛恨の同点打を打たれようが、川越が現役最後のピッチングになるかもしれないような惨劇を展開しようが、あまり気になりませんでした。
と言えばちょっぴり嘘になりますが、長時間の観戦で神経が麻痺をしてしまったのかもしれません。
昨年に比べればテークバックがスムーズに感じられた内や、マウンド上で飛び跳ねるような身のこなしを見せた古谷、さらには伊藤の三者三振の印象の方が強く残っています。
素質3割、技術2割、そして気持ちが5割で投手はできていると、そんな感じすら受けた今日の試合でした。

打線は久しぶりに満塁病を発症したものの三度目の正直で逆転劇を見せてくれましたし、こんなこともあるとでも思うしかないのでしょう。
サブローが久しぶりに右方向へタイムリーを放ったことが最大の収穫で、ああいったバッティングができるのであれば苦言も減るのにと思った一方で、今日はホームでの封殺がありながらも全体的には緩慢な動きを見せた守備への溜息が多かったこともまた事実で、どうにも悩ましい存在です。
その他では大松の粘りと青野の左肩の開き、巧みなバットコントロールを見せた南にベンチを盛り上げる西岡の挙動と、見所はそれなりにあったと思います。

今日の敗戦で昨日の引き分けの価値が一気に落ちましたし、いろいろと言いたいことは他にもありますが、自分自身の気が滅入ってしまいそうなのでこの辺でやめておきます。
喜ぶのと同様に、怒るのにも悲嘆に暮れるのにも気力が必要なことは言うまでもありません。
そのパワーは週末の阪神戦まで溜めておき、チームがリベンジを兼ねた有終の美を飾ってくれることを願って、自業自得の連日の午前様を締めくくることとします。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
広島 0 0 0 3 1 0 1 0 2 0 0 5 12 16

0

千葉ロッテ 0 1 1 0 1 0 0 4 0 0 0 0 7 16

1


◆6月10日(木) 千葉ロッテ-広島4回戦(広島2勝1敗1分、18時15分、千葉マリン、23,139人)
▽勝 大島 9試合1勝
▽敗 川越 7試合2勝2
▽本塁打 石原6号(大嶺)、金泰均16号(スタルツ)、嶋2号(古谷)

▽バッテリー
千葉ロッテ 大嶺、内、古谷、秋親、小林宏、藪田、伊藤、川越―里崎、的場
広島 スタルツ、上野、梅津、青木高、岸本、高橋、ベイル、大島―石原

 

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ジェマ・アータートンに注目

2010-06-10 02:03:07 | 映画

プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂

ウォルト・ディズニー・ジャパン

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今日は球場に行くつもりで東に向かって自転車を走らせたものの、事情があって途中で吸い込まれるように映画館に行き、そして観た映画は「プリンス・オブ・ペルシャ」です。
先月末の公開から半月も経たないうちに上映コマが縮小をされてしまっていたので期待半分、不安半分だったのですが、思っていた以上に面白かったです。
家族連れでも楽しめる作品ですので、個人的にはかなりお奨めです。

117分とやや長丁場ではありましたが、その時間を感じさせなかったのは分かりやすいストーリーだったからこそでしょう。
何となく先が見えてしまう感じがあり、そしてその通りに展開をしていき、最後には正義が悪を打ち倒すという水戸黄門スタイルが自分には合っているのかもしれません。
「タイタンの戦い」や「パリより愛をこめて」が面白く感じられ、「アリス・イン・ワンダーランド」や「グリーン・ゾーン」が今ひとつだったのも、おそらくはそれが理由でしょう。
先月あたりから手当たり次第に観ている中で、ようやく自分の方向性が見えてきた感じがします。

とにかく映画が愉しい、マイブームが最高潮に達しています。
もちろん当たり外れはありますが、暫くは映画館に足を運ぶ回数が減ることはないでしょう。
そんな中で「タイタンの戦い」にも出演をしていたジェマ・アータートンがちょっぴりお気に入りになりつつあり、今日も彼女あってこそだったと一人で得心をしています。
昔に好きだったコニー・セレッカにどことなく似ていないかなと、何となくそう思っている深夜2時です。


2010年6月9日 鑑賞  ★★★★★(5点)

 

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評価できる引き分け

2010-06-10 01:25:15 | 千葉ロッテ

心配をされていた雨が昼過ぎには上がったものの、球場に向かっている途中に7回終了のメールを受信してしまったことで心が折れました。
そのまま途中の映画館に吸い込まれて試合結果を知ったのは日が変わる直前で、しかし負けを覚悟していただけに嬉しかったのが正直なところです。

西武と楽天が勝ったことで交流戦の優勝は絶望的になりましたが、勝ちに等しい引き分けだと評価をしています。
もちろんリーグ戦を争う西武やソフトバンクのようにサヨナラ勝ちが出来れば文句はなかったでしょうが、前田健に9回二死一塁まで追い詰められたところからの同点劇ですから、おそらくは広島ファンも負けに等しい引き分けだと思っていることでしょう。
延長戦に入ってからは勝てる気配すら無かったようですから尚更です。
残念ながらリベンジと言えるほどの試合ではありませんでしたが、前田健がほぼ掌中にしていた白星をもぎ取ったことだけで誉めてあげたいです。
それだけ前田健のピッチングは素晴らしかったと、スライダーとストレートのキレはさすがに12球団トップの防御率を誇るだけのことはあると、そう思わざるを得ません。

その前田健と投げ合った成瀬も、9回途中まで3安打2失点ですから充分にエースとしての責任を果たしてくれました。
失点が被弾というのが今季の成瀬を象徴していますし、ホームランバッターである栗原にスッと真ん中にストレートを投げ込んでしまったことは悔やまれますが、ざっと見ただけですが今日はストレートを中心にした成瀬らしいピッチングができていたのではないかと思います。
中継ぎ陣もふらふらとしたところも見せましたが徳俵で踏ん張りきりましたし、4時間近い試合をお疲れ様でしたと言いたいです。

打線は立ち上がりに前田健を捕まえきれなかったのが痛く、まさに前回の対戦と似たような展開となってしまったことは反省材料です。
やや持ち直した感じがあった井口が悪いときの手首をこねるようなバッティングが目立ってきたのが気がかりですし、大事なところで打てずに帳尻あわせのヒットを放った外国人選手には溜息しか出ませんが、それでも故障から復帰をした大松が同点打を放つのですからまだまだ捨てたものではありません。
三打席連続三振だった金泰均が四球で繋いだことも大きく、「和」の執念が前田健をマウンドから引きずり下ろしたと超ポジティブに考えることにします。

今日の引き分けを本当の意味で勝ちに等しい引き分けにするためには、当然のことながら明日の勝利が必須となります。
前回の登板で気持ちをボールに乗せることができた大嶺がどういったピッチングを見せてくれるのか、一過性に終わらずに気迫が溢れる姿を見てみたいものです。
今季の交流戦は負け越しはないまま終わりたいので、必勝の思いで球場に向かうことにします。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
広島 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 6

0

千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2 6

2


◆6月9日(水) 千葉ロッテ-広島3回戦(1勝1敗1分、18時15分、千葉マリン、18,573人)

▽本塁打 栗原7号(成瀬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、秋親、小林宏、藪田、伊藤―里崎
広島 前田健、高橋、上野、ベイル―石原

 

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リベンジは第二幕へ

2010-06-08 22:55:34 | 千葉ロッテ

明日から地元で交流戦の残り4試合が行われ、優勝に向けてのラストスパートとなります。
リーグ戦を考えれば無理なローテーションを組んだり、あるいは故障をしている選手の強行出場などは無用だと考えますが、負けるより勝った方がよいことは言うまでもありません。
自然体で戦いに臨めば結果はついてくると思いますので、ロッテらしい野球をやってくれればと思います。

それでも気持ち的にはリベンジをして欲しいと肩に力が入ってしまうのは仕方のないところで、巨人戦に続く第二幕として前田健を血祭りにあげてくれることを願っています。
どうやら大竹と順番を入れ替えて初戦で先発をしてくるらしい前田健を迎え撃つのは前回の対戦と同様に成瀬であり、チームだけではなく成瀬にとってもリベンジとなります。
廣瀬あたりがやっかいな感じはありますが、被弾を気にせずにエースの意地を見せてもらいましょう。
また今季はほぼ完璧なピッチングをしている前田健だけに攻略が容易でないことは分かっていますが、地の利を活かせばそれも不可能ではないと、そう自分に言い聞かせています。
何とか試合ができるぐらいには天気が回復をしそうですし、投打とも昨日の流れをしっかりと繋いで頑張ってもらいましょう。

前田健との直接対決とはならなさそうですが、同世代の投手として大嶺にも奮起をしてもらわなければなりません。
ハンカチ世代の投手としては田中、前田健の後塵を拝している現状から少しでも彼らに近づけるよう、おそらくは2戦目の先発でしょうから久しぶりの白星が期待をされます。
大竹との投げ合いに勝利をすれば自信にもなるでしょうし、リーグ戦の再開に向けて勢いをつけてもらいたいものです。

このリベンジが成らなければ週末の阪神戦を心穏やかに迎えることはできませんので、武運つたなく勝てずとも前のめりに倒れるような戦いを期待します。
何をどう勘違いをしたのか阪神の先発をフォッサムと下柳だと見ていましたが、彼らは西武戦での登板が濃厚なためにロッテ戦では久保が降臨をすることになりそうです。
鶴が登録抹消となったことでもう一人が読めないのですが、おそらくは左腕はこないのではないかと都合のいい解釈をして、しっかりとリベンジをしてもらいましょう。
とは言え広島戦を乗り切らないことには狸すら狩ることができませんから、まずは明日に確実に勝利をすることを祈ることにします。

 

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ど派手な連敗ストップ劇

2010-06-07 22:53:48 | 千葉ロッテ

重い雰囲気が漂う試合展開が嘘のような終盤の大量得点での連敗ストップに、勝つときはこんなものだと思い知らされたような今日の勝利です。
しかしロッテに連勝をした中日はいかさまのような白星を西武に献上をしましたので、やはり自力本願で勝ち進んでいくしかありません。

中盤に逆転をされて救世主マーフィーのご利益もここまでかと思わせた試合をひっくり返すきっかけを作ったのは、青野の3年ぶりのヒットです。
1点ビハインドの7回に一死一二塁のチャンスですから右左にこだわらずに福浦でいくべきだとは思いましたが、ここまで前監督ばりに左対左に固執をしてきた西村監督がその決断をするわけもなく、また福浦も今季はほとんど左腕に対していないことを考えれば青野しか選択肢がなかった中で、見事にその期待に応えてくれました。
浦和行きの筆頭候補だと考えていた青野のヒットがなければズルズルといったかもしれず、初球を打っての併殺が脳裏に浮かんだことは申し訳なかったと思っていますし、怒濤の10打席連続安打の火付け役になったことがきっかけになってくれればと、罪滅ぼしの意味も込めてそう願っています。
それだけに次の打席で右投手が出てきたことであっさりと岡田を代打に送った西村監督はらしいと言えばらしいのですが、願わくば青野にそのまま打たせたかったです。

先発のマーフィーは今日も立ち上がりに2つの四球を出しながらもファンタスティックな投球でヤクルト打線を翻弄し、6回2失点で無傷の5連勝となりました。
さすがに今日はボールを見極められた感があり球数も増えて苦しいピッチングになりかけましたが、前回とは違って変化球を軸に組み立てた里崎のリードの勝利と言えます。
ただ神宮で140キロちょっとしか出なかったストレートを勝負球に出来なかったのが実際のところだと思われ、さすがに疲労が溜まってきたのかもしれません。
次も中5日で阪神戦での先発を考えていましたが、無理をさせてリーグ戦に影響が出ては元も子もありませんから、ここは木村か川越に頑張ってもらいましょう。

6回まで2安打と湿っぽかった打線は7回の猛爆で終わってみれば15安打で、この3日間のモヤモヤを吹き飛ばしてくれたことと思います。
下降気味のクリーンアップも井口と金泰均に打点がつきましたし、雨が降らずとも里崎にアーチが出たことに加えてここのところは鬼のように打ちまくる今江に引っ張られる形で西岡も猛打賞ですから結果オーライと言いますか、地元での残り4試合に向けてのいい景気づけになりました。
今日も5番に鎮座をして試合が決まった後の一発を放ったサブローは、そこまでの2三振と初球を打ち上げての凡退と合わせて印象の薄さを見せつけたことに何とも言えない微妙さがありますが、明日も含めて3日間の休養で大松が次の広島戦からは戻ってきてくれると信じることにします。
楽な場面で伊藤と藪田を投げさせて気持ちの整理をつけさせた継投は納得のできるものでしたし、とりあえずはホッとさせられた今日の試合でした。

これで12勝8敗と交流戦の5割以上を決めたことで一息つきましたが、明後日からの広島戦は恐れていた大竹に前田健との対戦ですから苦戦は免れず、最終カードとなる阪神戦もフォッサムと下柳の両左腕をどう攻略するかと悩みは尽きません。
付け入る隙があるとすれば今日の大敗で広島の中継ぎ陣が払底をしたことで大竹らが長いイニングを意識しすぎて自滅をすること、そしてDHに入るであろうサブローの変わり果てた姿と新顔の南とムニスに久保コーチあたりが混乱をしてミスってくれることと、先に書いたこととは正反対の他力本願にすがりたくもなるのですが、西岡が宮本のエラーで二塁を陥れたように選手たちのプレーには一生懸命さが見られますので、とにかく地元でじっくりと腰を据えた戦いを見せてくれることに期待をします。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 1 0 0 0 10 3 0 14 15

0

ヤクルト 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2 7

2


◆6月7日(月) ヤクルト-千葉ロッテ4回戦(ロッテ3勝1敗、18時、神宮、16,551人)
▽勝 マーフィー 23試合5勝
▽敗 村中 10試合3勝5
▽本塁打 金泰均15号(増渕)、サブロー10号(増渕)、里崎8号(吉川)

▽バッテリー
千葉ロッテ マーフィー、伊藤、古谷、藪田―里崎
ヤクルト 村中、増渕、吉川、中澤―相川、衣川

 

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最悪な流れ

2010-06-06 18:37:47 | 千葉ロッテ

確実に勝たなければならないヤクルトを相手に見事すぎる逆転負けは、中日戦からの悪い流れを引き継いだ感があります。
しかしここで焦っては泥沼にはまるだけですから、今季初の3連敗を気にすることなく、気持ちを新たにして明日からの戦いに臨んでもらいたいです。

結果的に7回の渡辺俊の続投が裏目に出た、そんな試合でした。
前回の登板に続いてストライクゾーンで勝負ができていた渡辺俊でしたが、5回からファールで粘られるケースが目立ってきただけに、7回の頭から伊藤という選択肢もありました。
先発は7回までは投げて欲しいとの思いはありますが、この交流戦では中5日での登板が続いていただけに、今日は中6日でも疲れが無かったわけではないでしょう。
今までは小気味いいぐらいにスパッと中継ぎへバトンを渡していたベンチの迷いとも言えますし、悔いが残るところではあります。
中継ぎが昨日、一昨日と打たれていたことで躊躇があったのであれば渡辺俊を投げきらせるべきでしたし、その中途半端さが大怪我に繋がりました。

打線では大松の故障で5番に入ったサブローの走攻守の全てにおける淡泊さ、これは我慢の限界を越えつつあります。
5回のチャンスで制球を乱す由規がストレートでしかストライクが取れなくなっているところへ、そのストレートに振り遅れるようでは話になりません。
打線を崩さないようにするにはサブローしかいないのは分かりますが、交流戦の優勝賞金の使い道を口にした途端の連敗は置いておくにしても、ここのところのプレーぶりを見れば決断をすべきときは近づいているように思います。
単に勝敗だけを考えればサブローをレギュラーとして使い続けることは間違っていませんが、チームが好調なことで目指していた改革が後手に回るのは避けたいですし、本人にその気はなくとも一生懸命さが見て取れないプレーをやられてはマイナスの方が大きいです。
福地の走塁を誉めるべきだとは思いますが、ライトフライで一塁からタッチアップをされた時点で相手から見下されていることは明白であり、サブローには自ら退く判断をするか、がむしゃらさを前面に出したプレーをしてくれるかのどちらかの選択を希望します。

神宮まで足を運ばれたロッテファンの方の帰り道での荒れっぷりが心配ではありますが、それでもいくつかの見所はありました。
ホームランは打たれましたが内がようやく戻ってきたことで、中継ぎ陣も一息つけるでしょう。
岡田はノーヒットながらも盗塁を決めて、俊足ぶりは充分に1軍で通用をすることを証明してくれました。
大松の故障もあって初の1軍昇格となったムニスはさっそくスタメンで起用をされて、ヒットと盗塁をマークしてまずまずのデビューです。
変化球にもろいところも見せてしまいましたが、このあたりは経験を積んで克服をしていくしかありません。
それにしても大松の代わりであれば竹原しかいないと思っていた中でのムニスですから、いよいよ竹原の進退は窮まったと言ってよいでしょう。
もちろん底が見えつつある竹原よりも伸びしろのあるムニスとの考えもあるでしょうし、ここまでの新顔で窮地を凌いできたことの再来を目論んだという意味合いもあるとは思いますが、竹原の立ち位置を思い知らされたような今日のムニスの抜擢でした。

あまりの酷い負けっぷりが続いていることを考えれば、雨も降りそうにありませんから明日も厳しい戦いになると覚悟をした方がよいでしょう。
マーフィーに頼りすぎるのも何ですし、ここは序盤から打線が爆発をしてもらうことに期待をするしかありません。
次の広島戦が下手をすると大竹と前田健が出てくることもありえますし、明日も負けると大型連敗への恐れでプレーが小さくなるリスクもあります。
ここは選手会長には期待ができないだけに、いつもどおりにキャプテン西岡にチームを引っ張ってもらい、暗闇を切り裂くような快勝を願っています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 1 0 2 0 0 0 0 3 6

0

ヤクルト 0 0 0 0 0 1 4 1 X 6 9

0


◆6月6日(日) ヤクルト-千葉ロッテ3回戦(ロッテ2勝1敗、15時1分、神宮、24,911人)
▽勝 増渕 20試合1勝2敗
▽S 林昌勇 14試合1敗7S
▽敗 伊藤 30試合1勝1
▽本塁打 田中2号(伊藤)、相川4号(内)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、伊藤、内―里崎
ヤクルト 由規、増渕、松岡、林昌勇―相川

 

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ちょっとの差、大きな差

2010-06-05 22:27:37 | 千葉ロッテ

連勝をしていてもおかしくなかった中日との連戦は、痛い1点差の連敗となりました。
箱庭での連敗とは違った意味でボディーブローのようにじわじわと効いてくる、後に引きそうな敗戦です。

得点差だけを見ればちょっとの差ではあるのですが、実態は大きな差があったような試合でした。
先発の吉見はボールが高めに浮きがちで、また中川にプロ初ホームランを献上するなど詰めの甘さも見られました。
この下位打線の安全パイに打たれるのはロッテバッテリーの特徴でもあり、このあたりはリードをする里崎の強気が裏目に出ているとも言えます。
中継ぎ陣は4回1/3を1失点と頑張ってくれましたが、連日のフル回転で明日以降への影響が心配です。

打線はこちらも中田賢に今季初勝利を献上するなど攻め手が緩く、ワイルドピッチやエラーで勝手に相手がこけてくれたところを攻めきれませんでした。
昨日に続いて西岡がノーヒットで、かつ2試合で6三振とブレーキになったことが痛すぎました。
大松も途中交代でファンに心配をさせてくれますし、ようやく竹原の登場となるかもしれません。
移籍があるとすればヤクルトがよいのではと書いてきた竹原が、そのヤクルト戦で救世主となってくれれば話としては面白いのですが、もちろん大松が無事であることが第一ですから、明日に無事にスタメンに名を連ねてくれることを願っています。

控え野手に出番が少ないことを考えると微妙なところではありますが、清田と青野に結果が出ていないことを考えれば代わりに角中と細谷の招集をしてもらいたいです。
清田らには1軍のレベルを体感したことを活かして、イースタンでの実戦で課題を克服することが必要な時期だと思います。
同様に角中らには1軍のレベルを体で味わうこと、それが井の中の蛙からの脱却に繋がるはずです。

この連敗で明日からのヤクルト戦に負けるわけにはいかなくなりました。
残り8試合を2勝6敗でいいと書いたことが悪かったのかもしれませんが、そのペースにはまってもらっても困ります。
初戦が由規とロッテが苦手とするパワーピッチャーですし、2戦目の中澤もリベンジを誓っていることでしょう。
この流れで今季初の3連敗を喫するのは絶対に避けたいですから、渡辺俊とマーフィーの好投をすがる気持ちで期待をすることにします。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 1 0 1 1 0 0 1 0 2 6 7

0

中日 0 1 0 2 3 0 0 1 X 7 12

2


◆6月5日(土) 中日-千葉ロッテ4回戦(2勝2敗、15時、ナゴヤドーム、34,683人)
▽勝 中田賢 5試合1勝1敗
▽S 岩瀬 20試合15S
▽敗 吉見 4試合2勝1
▽本塁打 中川1号(吉見)、金泰均14号(岩瀬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 吉見、橋本、川越、秋親、古谷―里崎
中日 中田賢、浅尾、高橋、岩瀬―小山、谷繁

 

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余計な気遣い

2010-06-05 00:22:16 | 千葉ロッテ

一昨日に7-0から大逆転負けを喫した中日を気遣うかのように、絵に描いたような逆転での白星をプレゼントするとは律儀に過ぎます。
まさに天国と地獄を味わった気分で、せっかく西武とソフトバンクが負けて独走への足がかりを作れそうだったところから、一気に奈落の底に突き落とされました。

今江のエラーが無ければとは結果論ですが、無駄としか思えない四球を与えた藪田の問題の方が明らかに大きいです。
先頭打者をいきなり歩かせたピンチを併殺で切り抜けた直後の2つ目の四球、とにかくこれが痛すぎました。
古谷、秋親、伊藤が踏んばって繋いできたところへ貴重な追加点があったことで、ファンにも選手にもベンチにも心の隙が生まれたとしか言いようがありません。
見事な勝利を目前にした足元に潜んでいた落とし穴にはまり、無残すぎるサヨナラ負けの序章となる藪田の被弾でした。

ヤクルト戦の先発が予想をされていた大嶺は、久しぶりの1軍での登板を5回1失点で終えました。
立ち上がりからチェンジアップがストライクに入らずに苦労をしましたが、結果的にそれがストレートを軸にした組み立てに繋がり、あたかもマーフィーのピッチングをなぞらえるような展開になったことは一つのきっかけになるのではと考えています。
そのストレートもコントロールができていたわけではありませんが、高めのボール球に中日の各打者が手を出していたところを見れば伸びがあったのでしょう。
多少のばらつきには目をつぶって思いっきり投げることが大嶺にとっての活路だと考えていますので、ナイスピッチングと言っていいかもしれません。
今日の投球内容を大嶺、里崎、そしてベンチがどう判断をするのか、次の登板が楽しみになってきました。

打線はチェンの乱調につけ込むことができずにズルズルと回を重ねていきましたが、それでも早い回に追いつき、大松のあっという間のアーチで逆転をして、そして8回にはだめ押しとも思えた今江の3打点目が生まれたのですから文句はつけられません。
巨人戦で懲りたのか一死満塁で打席に入った大嶺には振るなのサインを出したようですし、ベンチとしてはやるべきことをやってくれたと思います。
福浦を温存しすぎて使い切れなかったこと、制球に苦しむチェンを助けてしまった青野の初球打ちを止められなかったことなどは許容範囲でしょう。
マーフィーを偵察要員として使うなど中日の先発を読み切れなかったところはありますし、それは明日も同様だと思いますが、打線はあまり心配をする必要はなさそうです。

ほぼ勝ったような気持ちになっていた試合を落としただけに、明日は絶対に勝たなければなりません。
ここで連敗をするようですと嫌な流れになりますから、吉見に踏ん張ってもらいましょう。
昨年までは偽物扱いをされていた吉見がナゴヤドームで存在感を見せる、そんな白星を期待します。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
千葉ロッテ 0 0 1 0 0 1 0 2 0 0 0 4 7

2

中日 1 0 0 0 0 0 0 3 0 0 1X 5 10

1


◆6月4日(金) 中日-千葉ロッテ3回戦(ロッテ2勝1敗、18時、ナゴヤドーム、32,092人)
▽勝 平井 20試合1勝1敗
▽敗 小林宏 19試合1勝1敗11S
▽本塁打 大松11号(チェン)、和田17号(藪田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 大嶺、古谷、秋親、伊藤、藪田、橋本、松本、小林宏―里崎
中日 チェン、浅尾、高橋、岩瀬、平井―谷繁

 

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待ちに待ったストロングワールド

2010-06-04 01:30:23 | ワンピース
ストロングワールド 

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ワンピースの劇場版10作目にあたる「ストロングワールド」のDVD、ブルーレイの予約が開始をされました。
映画鑑賞がマイブームとなるきっかけとなった名作で、8月27日が今から待ち遠しいです。

ラインアップは映像特典に加えてトーンダイヤルボイスキーホルダー、ストロングワールド特製トランプ、ゴムゴムの鉛筆が封入をされている「LIMITED EDITION」と、特典がない代わりに少しだけ安価な通常版がDVDとブルーレイのそれぞれにありますので、都合4種類となります。
私が予約をしたのはもちろん「LIMITED EDITION」で、ブルーレイのプレーヤーを持っていないので迷ったのですが、PS3でも充分だろうと割り切ってブルーレイを選びました。
ただPS3は排気音がうるさいので、もしかしたら発売を前にブルーレイのプレーヤーを買ってしまうかもしれません。

とにかく映像の美しさは特筆もので、そういう意味でも環境さえあればブルーレイがお奨めです。
劇場で見たときの感想は以前に書きましたが、もう何回かは観に行くつもりが時間が取れずに断念をしただけに、発売を今か今かと待ち望んでいました。
幸いにも、と言うよりは狙ったかのように金曜日の発売ですから、その週末はワンピースワールドに浸ることになるでしょう。
あと3ヶ月弱がじれったいですが明日は58巻の発売ですし、それまではコミックスで渇きを癒すことにします。