ここまでチームを支えてくれていたマーフィーも崩れて、どうにも歯止めがきかない流れとなってきました。
投打ともに糞詰まりの様相を呈してきた感があり、しかし特効薬などはありませんから我慢をして自分たちの野球をやっていくしかありません。
そういう意味では原点に立ち帰り、目指していた改革とは何だったかを見つめ直すときではないかと思います。
マーフィーの立ち上がりが制球に苦しむのはいつものことですが、今日はあまりにストライクを取りにいきすぎました。
狙ったというよりは真ん中に入ってしまっただけかもしれませんが、カーブでタイミングを外せなかったことでジャストミートをされてしまったのは仕方のないところです。
それでも苦労をしながら徐々に立ち直りを見せたのはさすがであり、今日もホームランを打たれなかったので次の登板は大丈夫だとは思うのですが、大量得点で緩くなった日本ハム打線の攻め手に助けられたところもありますので油断はできません。
何よりこの展開で前回の130球から中5日で先発をしたマーフィーを7回127球まで引っ張る必要があったのか、今日のピッチングが疲れによるものだと決めつけるつもりはありませんが、ここまで大崩れをすることはなかったのではないかとの思いはあります。
明日の先発は小野とのことですのが今日ではダメだったのかと、速報メールが届いた際にお約束どおり怒鳴りつけたことをご報告しておきます。
出番が増えることは歓迎をしますが、ムニスを中堅で起用をすることは正直なところ賛成はできません。
昨日もそうでしたが、今日もちょっとどうよという守備が目につきました。
イースタンでのムニスを見る限りでは中堅を守れる守備力があるとは思えず、岡田の低調な打撃や打線の湿り具合から攻撃型シフトを組みたくなるのも理解はできますが、守り勝つ野球が西村監督が志向するスタイルであったはずです。
さすがに明日は南が中堅を守ることになるでしょうが、本来はこういったケースではサブローが中堅に入るのがこれまでであり、サブローの衰えと言いますか外国人選手化が戦略の幅を狭めることに繋がってしまっていることが悩ましいです。
打線は日本ハムを上回る13安打を放ちながらも終盤の4得点にとどまり、こちらも微妙なズレを修正できないまま試合を終えることとなりました。
ダルビッシュの粘り勝ちと言ってしまえばそれまでですが、そのダルビッシュもコントロールがばらつくなど本調子とは言えなかっただけに残念ではありました。
ただ序盤に7点のリードをされたので打者は打つしかなかったところはありながらも、4回の連続四球でもらった無死一二塁のチャンスにバントで送らなかったことには納得がいかず、マーフィーを信じて続投をさせたのであれば確実に1点ずつを返していく野球をするべきであったと考えます。
一言で言えば中途半端であり、ベンチの迷いと言いますか浮き足立っている感じが手に取るように分かります。
これが完封負けで終わっても終盤に塀内や根元、そして岡田らを起用しての負けであれば次に繋がると自分に言い聞かせることもできたでしょうが、結局は同じ顔ぶれで追いつかない程度の反撃というどこかで聞いたフレーズになってしまったことが悔しくてなりません。
歯止めをかけないと、とコメントを残していた西村監督が、明日はどういった野球をやってくれるかを楽しみにしています。
大幅に打線を組み替える、などということではなく、堅実に1点を取りにいく野球をすれば負けるにしても経験値を得ての前のめりの敗戦だと考えることができますので、明日もケッペルを相手に苦しい戦いになることは見えていますが、しっくりとする試合展開となることを願っています。
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