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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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ちょっとの差、大きな差

2010-06-05 22:27:37 | 千葉ロッテ

連勝をしていてもおかしくなかった中日との連戦は、痛い1点差の連敗となりました。
箱庭での連敗とは違った意味でボディーブローのようにじわじわと効いてくる、後に引きそうな敗戦です。

得点差だけを見ればちょっとの差ではあるのですが、実態は大きな差があったような試合でした。
先発の吉見はボールが高めに浮きがちで、また中川にプロ初ホームランを献上するなど詰めの甘さも見られました。
この下位打線の安全パイに打たれるのはロッテバッテリーの特徴でもあり、このあたりはリードをする里崎の強気が裏目に出ているとも言えます。
中継ぎ陣は4回1/3を1失点と頑張ってくれましたが、連日のフル回転で明日以降への影響が心配です。

打線はこちらも中田賢に今季初勝利を献上するなど攻め手が緩く、ワイルドピッチやエラーで勝手に相手がこけてくれたところを攻めきれませんでした。
昨日に続いて西岡がノーヒットで、かつ2試合で6三振とブレーキになったことが痛すぎました。
大松も途中交代でファンに心配をさせてくれますし、ようやく竹原の登場となるかもしれません。
移籍があるとすればヤクルトがよいのではと書いてきた竹原が、そのヤクルト戦で救世主となってくれれば話としては面白いのですが、もちろん大松が無事であることが第一ですから、明日に無事にスタメンに名を連ねてくれることを願っています。

控え野手に出番が少ないことを考えると微妙なところではありますが、清田と青野に結果が出ていないことを考えれば代わりに角中と細谷の招集をしてもらいたいです。
清田らには1軍のレベルを体感したことを活かして、イースタンでの実戦で課題を克服することが必要な時期だと思います。
同様に角中らには1軍のレベルを体で味わうこと、それが井の中の蛙からの脱却に繋がるはずです。

この連敗で明日からのヤクルト戦に負けるわけにはいかなくなりました。
残り8試合を2勝6敗でいいと書いたことが悪かったのかもしれませんが、そのペースにはまってもらっても困ります。
初戦が由規とロッテが苦手とするパワーピッチャーですし、2戦目の中澤もリベンジを誓っていることでしょう。
この流れで今季初の3連敗を喫するのは絶対に避けたいですから、渡辺俊とマーフィーの好投をすがる気持ちで期待をすることにします。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 1 0 1 1 0 0 1 0 2 6 7

0

中日 0 1 0 2 3 0 0 1 X 7 12

2


◆6月5日(土) 中日-千葉ロッテ4回戦(2勝2敗、15時、ナゴヤドーム、34,683人)
▽勝 中田賢 5試合1勝1敗
▽S 岩瀬 20試合15S
▽敗 吉見 4試合2勝1
▽本塁打 中川1号(吉見)、金泰均14号(岩瀬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 吉見、橋本、川越、秋親、古谷―里崎
中日 中田賢、浅尾、高橋、岩瀬―小山、谷繁

 

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余計な気遣い

2010-06-05 00:22:16 | 千葉ロッテ

一昨日に7-0から大逆転負けを喫した中日を気遣うかのように、絵に描いたような逆転での白星をプレゼントするとは律儀に過ぎます。
まさに天国と地獄を味わった気分で、せっかく西武とソフトバンクが負けて独走への足がかりを作れそうだったところから、一気に奈落の底に突き落とされました。

今江のエラーが無ければとは結果論ですが、無駄としか思えない四球を与えた藪田の問題の方が明らかに大きいです。
先頭打者をいきなり歩かせたピンチを併殺で切り抜けた直後の2つ目の四球、とにかくこれが痛すぎました。
古谷、秋親、伊藤が踏んばって繋いできたところへ貴重な追加点があったことで、ファンにも選手にもベンチにも心の隙が生まれたとしか言いようがありません。
見事な勝利を目前にした足元に潜んでいた落とし穴にはまり、無残すぎるサヨナラ負けの序章となる藪田の被弾でした。

ヤクルト戦の先発が予想をされていた大嶺は、久しぶりの1軍での登板を5回1失点で終えました。
立ち上がりからチェンジアップがストライクに入らずに苦労をしましたが、結果的にそれがストレートを軸にした組み立てに繋がり、あたかもマーフィーのピッチングをなぞらえるような展開になったことは一つのきっかけになるのではと考えています。
そのストレートもコントロールができていたわけではありませんが、高めのボール球に中日の各打者が手を出していたところを見れば伸びがあったのでしょう。
多少のばらつきには目をつぶって思いっきり投げることが大嶺にとっての活路だと考えていますので、ナイスピッチングと言っていいかもしれません。
今日の投球内容を大嶺、里崎、そしてベンチがどう判断をするのか、次の登板が楽しみになってきました。

打線はチェンの乱調につけ込むことができずにズルズルと回を重ねていきましたが、それでも早い回に追いつき、大松のあっという間のアーチで逆転をして、そして8回にはだめ押しとも思えた今江の3打点目が生まれたのですから文句はつけられません。
巨人戦で懲りたのか一死満塁で打席に入った大嶺には振るなのサインを出したようですし、ベンチとしてはやるべきことをやってくれたと思います。
福浦を温存しすぎて使い切れなかったこと、制球に苦しむチェンを助けてしまった青野の初球打ちを止められなかったことなどは許容範囲でしょう。
マーフィーを偵察要員として使うなど中日の先発を読み切れなかったところはありますし、それは明日も同様だと思いますが、打線はあまり心配をする必要はなさそうです。

ほぼ勝ったような気持ちになっていた試合を落としただけに、明日は絶対に勝たなければなりません。
ここで連敗をするようですと嫌な流れになりますから、吉見に踏ん張ってもらいましょう。
昨年までは偽物扱いをされていた吉見がナゴヤドームで存在感を見せる、そんな白星を期待します。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
千葉ロッテ 0 0 1 0 0 1 0 2 0 0 0 4 7

2

中日 1 0 0 0 0 0 0 3 0 0 1X 5 10

1


◆6月4日(金) 中日-千葉ロッテ3回戦(ロッテ2勝1敗、18時、ナゴヤドーム、32,092人)
▽勝 平井 20試合1勝1敗
▽敗 小林宏 19試合1勝1敗11S
▽本塁打 大松11号(チェン)、和田17号(藪田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 大嶺、古谷、秋親、伊藤、藪田、橋本、松本、小林宏―里崎
中日 チェン、浅尾、高橋、岩瀬、平井―谷繁

 

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