goo blog サービス終了のお知らせ 

オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

金を返せ

2010-06-13 20:44:19 | 千葉ロッテ

今日はSS席での観戦予定がチケットレス窓口で「予約がない」と言われ、納得がいかないながらも自信が無かったので撤収をしたのですが、自宅に戻ってから確認をしたところ予約完了メールが届いており、慌ててサポートセンターに電話を入れました。
どう対応をするかは月曜日に回答をくれるとのことですが、当然のことながら要求が「金を返せ」であることは言うまでもありません。
だいたいの時刻、どの辺りの窓口か、やりとりの内容は説明をしましたので、誠意ある対応をお願いしたいところです。
そして試合も危うく「金を返せ」になりそうな展開でしたが、何とかうっちゃってのサヨナラ勝ちで球場で観戦をすることができた方が羨ましくなる幕切れとなりました。

そんなこんなで今日は不本意ながらTwellVで途中からの観戦となりましたが、なかなか珍しいものを見せてもらいました。
そういったことはあるとは聞いていましたが、実戦で見たのは初めてです。
もちろん投球の際に手をグラウンドにぶつけた渡辺俊のピッチングのことで、これは間違いなくオフの珍プレー集に登場をすることでしょう。
ランナーがいなかったことが不幸中の幸いでしたが、そこから連打でマウンドから引きずり降ろされましたから、渡辺俊にとっては痛恨の一球であったと言えます。
しかしそうでなくとも白星を手にできたかは微妙なピッチングで、立ち上がりは丁寧に低めをつけていたものが3回ぐらいからボールが浮き始めて、ファールで粘られるなどキレも今ひとつで5回途中で121球ですから早めに見切られたのも仕方がありません。
まさにコントロールがままならないときの渡辺俊らしい投球内容で、高めに抜ける、低めはおじぎをするという、里崎もリードをするに四苦八苦状態であったと思います。
もっともその里崎もそんな状態の渡辺俊に高めを要求するという暴挙をやらかしてブラゼルにスタンドまで運ばれましたから、どっちもどっちとも言えます。
何にせよ交流戦で立ち直って欲しいとの願いも虚しく、リーグ戦よりはマシながらも6試合で2勝、36回1/3を42安打2本塁打19三振8四球の防御率3.71ですから、悪いときには悪いようにしか投げられない渡辺俊の今後に多くを望むのは厳しいように思います。
とは言えオフにこれ以上のドナドナを見たくはありませんので、何とか頑張ってもらいたいものです。

今日の継投は早いイニングからでしたので苦しいものがありましたが、6回頭から内を投入したこと、マーフィーを辛抱して使わなかったことは高く評価をしたいです。
6回は左の平野からでしたので今まででしたら前の回に登板をした古谷をそのまま投げさせるのが普通で、スッパリと内にスイッチをしたことに新鮮な気分にさせられました。
これで内が失点をするようですベンチが失敗と受け止めて今後の采配に影響が出たのでしょうが、主軸を打ち取ったことは内にもベンチにも大きな自信となったことでしょう。
また9回に同点に追いつかれた小林宏を10回も投げさせたことは後始末を自分でさせるという意味合いもあったでしょうが、11回以降は秋親と服部で乗り切ってマーフィーは投げさせないと腹をくくったベンチの覚悟と見て取りました。
ローテーションの軸としてリーグ戦でも頑張ってもらわなければならないマーフィーですから、もし仮に今日の試合を落としても投げさせるべきではないとは昨日までも書いてきたことであり、この点については拍手を送りたいと思います。

小林宏についてはこんなもの、と思うしかないでしょう。
ここまで頑張ってきましたが、ピッチングとしては持ち味の低めにボールを集める感じではありませんでしたし、フォークが復活をしたとも言い難いものがありました。
何とかコンビネーションで切り抜けてきた小林宏も気持ちの弱さがあるうちは今日のようにあっさりと四球を出して崩れるパターンは今後も目にすることになるのでしょうし、それでも1点台の防御率にまとめているのですから守護神としての責任は果たしてくれていると思います。
この調子ですと来季もチームに残ることになるのでしょうから、内や伊藤が育つまでは二代目幕張の防波堤として君臨をしてもらいたいものです。

打線は11安打9得点と効率がいいようにも見えますが、9四死球ですから何とも言えないところがあります。
初回のチャンスに福浦がベテランらしからぬ初球打ちで制球に苦しむスタンリッジを助けるというヘマをやらかしましたが、それでも18安打4四球で8点しか取れなかった阪神に比べればマシですし、しっかりとバントのサインも出しましたので教科書どおりの攻撃ができていたと思います。
何よりこねるバッティングが目立っていた井口がサヨナラホームランを含む4安打のうちの3安打が右方向だったのが嬉しく、同じく右方向に運んだ金泰均と腕をきれいに畳んで逆転タイムリーを放った大松のクリーンアップが復調をしてくれることへの期待が高まります。
まさに今日はクリーンアップの活躍で勝った試合と言ってよいでしょう。
昨日は久保にやられたこともあって今日は川崎から貴重な得点を奪ったこともロッテファンとしては喜ばしく、ホッとさせられた今日のマリングリング打線でした。

もちろん反省点も多々あります。
渡辺俊や小林宏の不甲斐なさや福浦の2球で終わった2打席だけではなく、岡田のバント失敗や大松の無駄なホームへの返球は猛省をしてもらわなければなりません。
岡田は足の速さを見せつけはしましたが、バントをしっかりと決めることができなければ1軍で生き残ることは難しくなりますから、交流戦休みはバントの猛特訓をしてもらいましょう。
大松もいい加減に自分の肩がどの程度かを自覚すべきで、打者走者をしっかりと見た上での返球をしてもらいたいものです。
桜井の狭い守備範囲や林の落球ほどには試合の流れに影響をするほどのことではなかったことに安堵をするのではなく、明日は我が身と思ってもらわなければ困ります。
そして阪神ファンにもバッティングとのトレードオフなので仕方がないと、先日の今江と同じくマッチポンプなのだから、などとは思わないで欲しいです。

何とか交流戦は13勝10敗1分と目標にしていた5割はもちろんのこと、リーグ戦を貯金2桁で再開をする希望も叶いましたので上出来だと思います。
あれだけ故障者が出ながらも崩れそうで崩れない粘り腰を見せてくれたことが収穫で、勝利だけではなく選手が持てる力を発揮してのプレーをしてくれていることが喜ばしく、このままシーズンを通して頑張ってもらいたいものです。
そのためには交流戦休みを有効に使うことが大事であり、出ずっぱりの主力選手の疲れがここのところのもたつきの原因だと考えますので、若手を除いて3日間は完全休養にするぐらいの思い切りも必要だでしょう。
そしてリーグ戦再開の前日に全体練習で調子を整え、さらにはお祓いを兼ねて成田山新勝寺で2度目の必勝祈願をすることも、是非とも奨めたい休日の過ごし方です。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
阪神 1 0 1 0 3 0 1 0 2 0 8 18

2

千葉ロッテ 2 3 0 2 0 0 1 0 0 1X 9 11

0


◆6月13日(日) 千葉ロッテ-阪神4回戦(阪神3勝1敗、13時、千葉マリン、30,029人)
▽勝 小林宏 22試合2勝1敗11S
▽敗 藤川球 26試合2勝1敗13S

▽本塁打 ブラゼル19号(渡辺俊)、井口5号(藤川球)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、古谷、内、伊藤、藪田、小林宏―里崎
阪神 スタンリッジ、上園、川崎、西村、渡辺、藤川球―城島

 

コメント (51)