オリオン村(跡地)

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リベンジ完了

2010-06-02 23:42:28 | 千葉ロッテ

 

昨日の試合が大勝だっただけに今日に不安がなかったと言えば嘘になりますが、そんな心配を吹き飛ばすような見事な勝利でリベンジマッチを完了しました。
狸10匹のおかげもあってか期待どおりの展開でしたし、巨人ファンの友人のうちひしがれる姿を報告できたことを喜ばしく思います。

成瀬はマーフィーと吉見のプレッシャーにネジを巻き直したのか、エースは俺だと言わんばかりに9回を5安打1失点の完投勝利で交流戦地元負け無しを継続しました。
いきなり初球をツーベース、里崎のパスボールもあって犠牲フライで1点を失い、試合開始から僅か5分ほどでチームの連続イニング無失点を29で止めてしまいましたが、その後はテンポよく投げてピンチらしいピンチもありませんでしたからナイスピッチングであったと言ってよいでしょう。
積極的に内角を攻めるといった感じではなかったものの、ストライク先行で前回のような逃げの雰囲気が無かったことが最大の収穫です。
持ち味であるストレートに伸びがありましたし、被弾を意識してか丁寧に低めを突くスタイルは成瀬らしいもので、これで立ち直ってくれるのではないかと期待が高まります。
中5日で回していることから133球の完投は意外であり、8回ぐらいから松本か秋親が出てくるものと思って見ていたのですが、次の登板が中6日になることとエースとしての矜持を取り戻させるためのベンチの配慮だったのでしょう。
成瀬の意地を見せてもらいましたので、今日のSS席は安い買い物でした。

打線は今日もバントを絡めた攻撃で同点に追いつき、そしてあっさりと逆転をした後は一方的に打ちまくって先発全員安打の15安打8得点とマリングリング打線が炸裂をしました。
いかにも体が重そうに投げていたゴンザレスの乱調もありましたが、そこを見逃さずに的確にヒットゾーンにボールを運んでいく各打者のスイングには惚れ惚れとするぐらいです。
結果的にはヒットとなったものの無死一塁で福浦にバントをさせないこと、また左腕になると代打を送るベンチのやり方には不満が残りましたが、選手たちが場面を考えたバッティングをしてくれていることが嬉しいですし、成長を感じさせてくれます。
箱庭での連敗に悔しくて仕方がなかった選手たちの頑張り、これはかけがえのない財産になることでしょう。

そして今日の最大のトピックスは、もちろん岡田のプロ初ヒットに初打点、そして初盗塁です。
南を差し置いてスタメンで起用をした西村監督の期待に応える岡田の頑張りに、千葉マリンスタジアムのロッテファンだけではなく、全国から拍手が贈られたことと思います。
記念すべきヒットはきれいな当たりではありませんでしたが、むしろ岡田にはああいったヒットを増やして欲しいので、らしいスタートを切れたことを喜びたいです。
いきなり2つの盗塁を決めた韋駄天ぶりは荻野貴に優るとも劣らず、左腕をものともしない思い切りの良さはチームの大きな戦力となってくれることでしょう。
福浦とは違って左腕でも打席に立たせてもらえたことからもベンチの期待の高さが見て取れますし、塁に出ただけで阿部が外してくるなど早くも知名度が上がっています。
守備でも快足を活かして広い守備範囲を披露してくれましたし、荻野貴、早坂とともに西村野球を支える存在となってくれることを期待します。

今日の勝利で目標としていた交流戦5割まで1勝となり、残り試合が8もあることを考えればハードルを少し上げたくなってきます。
予定では交流戦に貯金10で入るところが8でしたので、最低でも13勝11敗で駆け抜けたいところです。
そうなると2勝6敗でいいことになるので緩すぎる目標ではありますが、ここから1つずつ積み上げていくスタンスで今後を見守ることにします。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
巨人 1 0 0 0 0

0

0 0 0 1 5

0

千葉ロッテ 1 1 0 4 0 2 0

0

X 8 15

2


◆6月2日(水) 千葉ロッテ-巨人4回戦(2勝2敗、18時15分、千葉マリン、29,588人)
▽勝 成瀬 12試合7勝5敗
▽敗 ゴンザレス 11試合3勝7

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬―里崎
巨人 ゴンザレス、オビスポ、金刃―阿部

 

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