電脳筆写『 心超臨界 』

ひらめきを与えるのは解答ではなく質問である
( ウジェーヌ・イヨネスコ )

ひとつひとつの雪の言葉に隠された、命の綾をたどってみたい――星野道夫

2024-05-31 | 04-歴史・文化・社会
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■超拡散記事『榎本武揚建立「小樽龍宮神社」にて執り行う「土方歳三慰霊祭」と「特別御朱印」の告知』
■超拡散『南京問題終結宣言がYouTubeより削除されました』
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「わしらは自分たちの暮らしのことを自分たちの言葉で語りたい。英語ではどうしても気持ちをうまく伝えられん。英語ではSNOWでも、わしらにはたくさんの雪がある。同じ雪でも、さまざまな雪の言葉を使いたい」


◆雪、たくさんの言葉

『ぼくの出会ったアラスカ』
( 星野道夫、小学館 (2004/05)、p198 )

一人のエスキモーの老人がこんなことを言ったという。

「わしらは自分たちの暮らしのことを自分たちの言葉で語りたい。英語ではどうしても気持ちをうまく伝えられん。英語ではSNOWでも、わしらにはたくさんの雪がある。同じ雪でも、さまざまな雪の言葉を使いたい」

この言葉が妙に心に残っている。暮らしの中から生まれ出た、言葉のもつ多様性。アラスカの冬を、雪の世界を彼らの言葉を通して旅してみたい。ひとつひとつの雪の言葉に隠された、命の綾をたどってみたい。

  アニュイ(ANNUI、降りしきる雪)……
    ホーホーホー 冬が来た

  アピ(API、地面に積もった雪)……
    足あと オオカミの足あとだ

  クウェリ(QALI、木の枝に積もる雪)……
    おれは 森で ディニーガ(ムース)を追う

  ウプスィック(UPSIK、風に固められた雪)……
    おれは アナクトプクパスの山を越え どこまでも旅をする

  スィクォクトアック(SIQOQTOAQ、太陽にあたためられた雪)……
    カリブーが ガシガックの谷を 北へ向かっていた

  プカック(PUKAK、雪崩をひきおこす雪)……
    ホーホーホー 春が近い

  たくさんの たくさんの おれたちの雪の言葉
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