電脳筆写『 心超臨界 』

ひらめきを与えるのは解答ではなく質問である
( ウジェーヌ・イヨネスコ )

念々死を覚悟して初めて真の生となる――森信三

2024-06-19 | 03-自己・信念・努力
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
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「その苦悩がだんだん君の覚悟を作っていくんです。『念々死を覚悟して初めて真の生となる』――これは真理です。自問してみなさい。今日のこの一日で自分のいのちが終わるとしたら、生涯の最後の日に何をしたいと思うか。あと幾ばくもしないうちに息が絶えるとすれば、どうしてもやっておかなければならないことは何か」


◆念々死を覚悟して初めて真の生となる

『「人生二度なし」森信三の世界』
( 神渡良平、佼成出版社 (2001/5/1)、p16 )

学生たちは職業として教職に就くことは決めているものの、どう生きたらいいのか、まだ肝が決まっていない。そんな悩みがぶつけられると、教授の目は鋭い眼差しに変わり、ついで遥か遠くを見やるような眼差しに変わった。自分の青春時代の苦悶の日々を思い出しているかのようである。

「私は『人生二度なし』という冷厳な事実に目覚めるところから、すべては始まるように思うのです。この世に人間として生まれたからには、二度とない人生だからこそ、この一日一日を真剣に生き抜き、精いっぱい充実したものにしなければならないのです」

「それはわかっています。この人生を無駄に終わらせたくないと思うからこそ、悩むんです」

「その苦悩がだんだん君の覚悟を作っていくんです。『念々死を覚悟して初めて真の生となる』――これは真理です。自問してみなさい。今日のこの一日で自分のいのちが終わるとしたら、生涯の最後の日に何をしたいと思うか。あと幾ばくもしないうちに息が絶えるとすれば、どうしてもやっておかなければならないことは何か。
 そのくらいの凄まじい覚悟でこの人生を生きなければなりません。このことを念頭において真剣な努力をするとき、初めて本物の生き方ができるのです」

「先生、ぼくの悩みは長続きしないことです。人生に立ち向かう真剣な努力がだんだんあいまいになり、いつしか日常生活に埋もれてしまうんです。持続させるためには、どういう工夫が必要ですか」

「そうそう、よく聞いたね。観念というものはシャボン玉のようなものでね。一度は『よし、やろう』と張り切っていても、すぐにしぼんでしまう。これはどんなに意志が強い人でも、どうしようもないことです。
では、時間の経過と共に、決意がしぼんでしまわないために、どうしたらいいか、私は経験上、腰骨を立てることを勧めます。
というのは、人間の心と体は密接に結びついていて、切っても切れないからです。これを心身相即(そうそく)といいますが、要するに心の緊張状態を保とうと思うなら、体の緊張状態を保つことです。姿勢がピシッとしていると、心もそれに影響されて、ピシッとなります」

「腰骨を立てるって、どういうふうにやるのですか」

「背筋をシャンと伸ばすには、お尻を後ろに突き出すといいんです。そして顎を引くと、首筋も伸びて、据わりがよくなります。私はこれを15歳のときから実行していて、その効果の程に満足しています。君たちも実行してみるといいね」
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