電脳筆写『 心超臨界 』

自然は前進と発展において留まるところを知らず
怠惰なものたちすべてにののしりを発する
( ゲーテ )

自分を鍛える! 《 「何かを学びとってやろう」という意気込みで――ジョン・トッド 》

2024-05-28 | 03-自己・信念・努力
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
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人は多かれ少なかれ他人から学びとったものに基づいて行動するものだがそうすることは自分のためだと意識して習慣にしている人はきわめて少ない。大部分の人はその場限りの興味や好奇心からそうしているにすぎない。問題は年をとってから意識し始めても、役に立つ知識を増やすことはできないという点である。


『自分を鍛える!』
( ジョン・トッド、三笠書房(2002/02)、p68 )
2章 “いい習慣”をつくれば疲れないで生きられる!

◆「何かを学びとってやろう」という意気込みですべての人に接する

この習慣を身につけているのといないのとでは、40歳になるはるか以前からその人の人格に顕著な違いが出てくる。

人は多かれ少なかれ他人から学びとったものに基づいて行動するものだがそうすることは自分のためだと意識して習慣にしている人はきわめて少ない。大部分の人はその場限りの興味や好奇心からそうしているにすぎない。問題は年をとってから意識し始めても、役に立つ知識を増やすことはできないという点である。

ウォルター・スコット卿(1771-1832。英国の詩人、小説家)は、相手の職業のいかんにかかわらず、数分話すだけでどんな人間からも何かしら自分の知らない有意義なことを必ず学べるものだと語っている。このことからも、スコット卿の博識ぶりが察せられる。

この世で経験を積んでいくには、目を見開いているのと同様に、注意深く耳を傾けていることも非常に大切なことである。

セシルは次のように回想している。

「私がまだ幼かった時、母には一人の召使いがいた。私はこの召使いの態度には実に感心させられた。一人の男が醸造係として雇われた時、召使いはその男の技術を学ぶためにそのやり方を観察するように言いつけられた。その行程のなかで召使いにはなぜそうするのかわからない点があった。そこでたずねたところ、その男は、まったく無知で馬鹿もいいところだ、と下品な言い回しでさんざん召使いをののしったのである。母が召使いに、何だってそんな罵倒にじっと耐えているのかとたずねると、『あの男から知識を聞き出すためなら、もっとひどい言い方で何千回ののしられても平気です』と答えたのである」

自分の専門としている学問や本職以外のことは、何も学ぶ必要がないという考えは間違っている。接するすべての人々から役立つ知識を得たからといって、自分の専門に傷がつくなどということはありはしない。それに、誰しも専門とすることについては、人の知らないことを知っているのだから、あなたがそれについて教わることは必ず価値があるはずだ。

何から何まですべてを吸収しなさいとすすめているのではない。けっしてそうではないが、しかし、一つの大きな問題を考えている時でも、それに関連した別のことがらに注目することができないはずはない、と言っているまでだ。

たとえば、あなたが今どこか遠く離れた場所へ緊急な用事で使いに出されたとする。まず第一に大切なことは間違いなく迅速に使いを果すことであるが、行く道筋にあるいろいろな景色やものごとを、通りすがりにしっかり観察することも必要なのではないだろうか。耳をすまして、どんな情報や逸話や事実をもできるだけ聞き漏らさないようにして、いちだんと賢くなって戻るべきではないだろうか。こんなことが妨げになるだろうか。このようにしていろいろなことを習得していけば、いちだんとおもしろ味のある、博識で有能な人物になれるのではないだろうか。
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