電脳筆写『 心超臨界 』

嘘と作り話の上に自己を築くことほど
この世で恥ずべきものはない
( ゲーテ )

(1) 「スポック博士の育児書」を否定する――西原克成

2023-11-27 | 09-生物・生命・自然
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(1)「スポック博士の育児書」を否定する
(2)口呼吸が免疫病を助長する
(3)冷たいものは飲んではいけない
(4)二足歩行は重力負担が倍になる
(5)日本の医学界を斬る


(2006年7月13日投稿)
3年前、西原克成さんの訴えを読んで強い衝撃を受けた。

赤ちゃんの腸は大人の腸と異なり、タンパク質を消化せずにすべて吸収する。「スポック博士の育児書」に従って生後5~6か月から離乳食を始め、赤ちゃんに大人と同じ食べ物を与えると、どうなるか。タンパク質は、腸を素通りして吸収され、抗原となって抗体を作る。これがアトピー性皮膚炎を皮切りとして、皮膚炎、喘息、小児リウマチ、心筋症、腎疾患、血液疾患、多動症、自閉症、てんかん等の症状を引き起こし、いわゆるアレルギーマーチに突き進む、という。

インターネットでみても、依然として「スポック博士の育児書」は肯定的に受け入れられている。西原さんのみが警告を発している状況は3年前と同じだ。人の命に係わること。疑わしきは即刻使用を中断し、事実の解明を急ぐ必要がある。


(1)「スポック博士の育児書」を否定する

「致知」2003年4月号【特集・人間力を養う】
【視点】連載(42)「いまの育児法では日本は崩壊する」
――間違った常識がまかり通る日本の医学会の問題点――
医学博士・西原克成

  西原克成(にしはら・かつなり)
  昭和15年神奈川県生まれ。東京医科歯科大学卒業。東京大学大学院医学
  部博士課程修了。同大学医学部講師を経て、現在日本免疫病治療研究会会
  長、西原研究所所長。生命進化の法則を実験によって検証すると同時に、
  その成果を臨床に応用し、免疫病発症の謎を究明し、治療に大きな効果を
  上げている。人口骨髄の開発でも世界的に有名。著書に『内蔵が生みだす
  心』『健康は「呼吸」で決まる』他多数がある。

昭和41年に『スポック博士の育児書』がわが国で東大医学部の高津忠男教授(当時小児科)によって翻訳され、医者やインテリ層の子どもがこの育児書で一斉に育てられました。その人たちがいま30代半ばの親となり、子どもを虐待して問題になっています。55年には、厚生省が小林登東大医学部教授(当時・海軍兵学校72期出身)の指導のもとに『スポック博士の育児書』を百㌫母子手帳に導入しました。その2年後の57年から急激にアトピーなどの難病が増えており、57年生まれの人たちが、3年前に大きな社会問題になった「キレる17歳」に当たります。

この『スポック博士の育児書』は、本家アメリカでは、奇(く)しくも日本の母子手帳に導入された昭和55年頃に起こった乳児ポツリヌス菌症事件以来、完璧に否定されているのです。

当時、健やかに育っていた赤ちゃんが突然死亡するという事故がアメリカ各地に起こり、緊急調査が行われた結果、原因はハチミツにあったことが分かりました。ハチミツの中にはポツリヌス菌の芽胞(胞子)が含まれていることがあり、1歳未満の乳児に生のハチミツを与えると、それがそっくり腸管から吸収され、しばしば死を招くほどの感染を起こすのです。

この事件を契機に、赤ちゃんの腸は大人の腸と異なり、タンパク質を消化せずにすべて吸収してしまうことが分かりました。腸を素通りして吸収されたタンパク質は抗原となって抗体を作るため、生後5~6か月から離乳食を始め、赤ちゃんに大人と同じ食べ物を与えていると、アトピー性皮膚炎を皮切りとしてアレルギーマーチ(皮膚炎、喘息、小児リウマチ、心筋症、腎疾患、血液疾患、多動症、自閉症、てんかん等がマーチのように次々と起こること)に突き進むことになります。

乳児ポツリヌス菌症事件以降、アメリカの良識のある医師は、離乳食はポイゾン(毒)として『スポック博士の育児書』を否定し、母乳中心の戦前の日本の育児法に近い方法をとるようになりました。この医学の常識が日本には20年間入っていないのです。

(続く)
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