電脳筆写『 心超臨界 』

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( アラン・ラケイン )

不都合な真実 《 「習近平ウイルス」――小森義久 》

2024-07-14 | 05-真相・背景・経緯
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日本人医師の川崎富作氏が確認し、国際社会に通知した病気が「川崎病」と称されるならば、「習近平ウイルス」とか「中国ウイルス」という名称が出てもおかしくはないだろう。


◆「習近平ウイルス」

『米中激突と日本』
( 古森義久、ビジネス社 (2020/8/26)、p129 )

日本では私のみる限り、一般国民のレベルでは、このウイルスが中国から侵入してきたことへの非難をにじませている。しかもこの認識はかなり広範のようである。

だが日本の政府、国会、そして主要メディアとなると、日本でのウイルス大感染を中国と結びつけ、中国側の非を責めるという動きはまったくといってよいほどない。

その政治やメディアの主要舞台では、このウイルスはあくまで新型コロナウイルスであり、中国ウイルスとか武漢ウイルスという呼称を使う少数派に非難を浴びせる傾向さえ強い。その種の名称は中国や中国人に対する差別や偏見だというのである。

NHKも日本文学研究のアメリカ人ロバート・キャンベル氏を登場させ、同氏の「『中国ウイルス』『武漢ウイルス』という呼称は民族差別であり、世界の分極化を先鋭にさせている」という趣旨の意見を紹介していた。それに対する反対の意見の紹介はもちろんなかった。

この問題は、人間社会で新たに確認されたウイルスや病気にどのような名前をつけるべきかという課題に結びついている。

( 中略 → p131 )

アメリカではこの点、すでに述べてきたようにトランプ政権のポンペオ国務長官らはあえて「武漢コロナウイルス」という名称を使うべきだと主張する。

アメリカ連邦議会でも、大手メディアでも、「中国ウイルス」とか「武漢ウイルス」という名称を使うことは珍しくない。

その呼称を使う当事者たちはみな当然、「民族差別の意図などまったくない」と明言する。「中国」や「武漢」の名称は、全世界に広がる新型コロナウイルスの本来の発生地や、その発生から拡散への独特の経過を特徴づけるうえで必要だというわけだ。

そしてアメリカ国民の多数派も、その種の命名に賛成だというのである。

日本では状況が異なることを何度も述べてきたが、おもしろい現象が起きた。

コロナウイルスに国名や地名をつけることは民族差別に等しいという意見を放映していたNHKが別な病気に対して日本の名称がつけられていることを報道したのだった。

「川崎病」という名称だった。

5月6日、コロナウイルス関連のNHKニュースをみていたら、「川崎病」という言葉が飛び出した。感染症の名称に関しては「武漢ウイルス」や「中国コロナ」というのは民族差別だからよくない、というのならば、ではなぜ「川崎」は問題がないのだろうかという疑問を感じた。

このNHKニュースでは以下の報道があった。「ニューヨーク『川崎病』に似た症状確認 新型コロナと関連か」という見出しだった。

( 中略 → p133 )

報道は米欧メディでも流された。「川崎病」はKawasaki diseaseと記されていた。

さてこの名称からふつうの日本人なら、神奈川県の川崎市を連想するだろう。特定の地名を病気の名前につけるのは本来、ごくふつうだったからだ。

しかしこの場合の「川崎」は地名ではなく、この感染症を最初に医学的な見地から確定した日本人の川崎富作博士の名に由来していた。川崎博士が1967年に「小児急性熱性皮膚粘膜リンパ腺症候群」として発表した感染症だという。

手や足の指先から皮膚がむける症状の小児患者の病気で、国際的に認知され、名称も「川崎病」として定着した。ちなみに川崎氏はこの6月5日、95歳で亡くなった。

この理屈に従えば、新型コロナウイルスの名称を「習近平ウイルス」と命名しても、おかしくないことになる。武漢でのコロナウイルスを正式に確認して、外部世界に通知したのは習近平主席だったといえるからだ。

あるいは武漢でコロナウイルスの危険について、初めて一般に向けて警鐘を鳴らした若き医師の名をとって、「李文亮(りぶんりょう)ウイルス」と呼んでもよいだろう。

日本人医師の川崎富作氏が確認し、国際社会に通知した病気が「川崎病」と称されるならば、「習近平ウイルス」とか「中国ウイルス」という名称が出てもおかしくはないだろう。
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