電脳筆写『 心超臨界 』

苦労に対する最大の報酬は
その引き換えに得るものではない
苦労したことで形成される人物である
ジョン・ラスキン

◆日本国民精神劣化大作戦 《 アメリカは、自国を讃えた忠誠を誓う行為を徹底的に日本から排除した 》

2024-07-03 | 05-真相・背景・経緯
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する


GHQ占領下で開催された東京裁判により、日本はアジアを侵略した極悪非道の犯罪国家であるという烙印を押されました。こうした自虐史観が東京裁判によってもたらされたことから「東京裁判史観」と名付けられたのです。しかし東京裁判史観の嘘は裁判当時から明らかでした。当時、戦争は犯罪ではありません。そこで「平和に対する罪」という事後法を持ち出してA級戦犯を捏造し処刑したのです。1951年4月、東京裁判を仕掛けた張本人であるマッカーサーは米国上院の軍事外交合同委員会において「日本の戦いは自衛戦争だった」と証言しています。しかし東京裁判史観を否定するこの明白な事実を日本の公の機関は無視し続けたままです。


愛国心を奪われた国は滅亡の一途をたどる
( カダフィー大佐 )
Nations whose nationalism is destroyed are subject to ruin.
( Colonel Muhammar Quaddafi )



昭和21年(1946)3月、アメリカの教育使節団が日本にやってきた。そして「日本を民主主義国家にしなければならない」という名目で、日本に教育改革をさせた。そしてアメリカは、自分の国では一番重要だとしている、自国を讃(たた)えた忠誠を誓う行為を、教育改革によって徹底的に日本から排除したのである。


◆アメリカは、自国を讃えた忠誠を誓う行為を徹底的に日本から排除した

渡部昇一「日本の歴史」(7)戦後篇
『「戦後」混迷の時代に』
( 渡部昇一、ワック、p94 )

昭和21年(1946)3月、アメリカの教育使節団が日本にやってきた。そして「日本を民主主義国家にしなければならない」という名目で、日本に教育改革をさせた。

これは、ポツダム宣言にも沿わない行為である。前述したように、ポツダム宣言の第10項では、「日本国国民ノ間ニ於ケル民主主義的傾向ノ復活強化ニ対スル一切ノ障礙(ショウガイ)を除去スヘシ」と言っている。

つまり、ポツダム宣言の時点においては、明治憲法の下で民主主義的傾向があったときちんと理解されていた。しかし、占領軍としてやってきたアメリカは、日本に民主主義などなかったものとして教育改革を行なっていったのである。

私は当時、すでに中学生だったので経験していないが、小学生は皆、教科書を墨で塗り潰した記憶があると言う。これは、アメリカ人の偽善である。

アメリカの幼稚園、小学校で必ず毎日、胸に手を当てて唱えさせている言葉がある。

「I pledge allegiance to the flag of the United States of America and to the Republic of which it stands, one Nation under God, indivisible, with Liberty and Justice for all.」

直訳すれば、「私はアメリカ合衆国の旗、およびそれが代表するところの共和国、神の下における一つの国家であり、わかつことができず、全てに自由と正義を与える国家に忠誠を誓います」というような意味になる。

アメリカの初等教育というものは大した学科の授業をしていないところもあるのだが、これだけは毎日、言わせている。

私はシナ事変が始まった年に小学校に入学し、小学校5年生のときにアメリカとの戦争が始まり、旧制中学校の時に総力戦の時期を迎えた。全て公立の学校だ。旧制中学は軍国主義だと言われているが、アメリカのような文句を唱えたことなど一度もない。

戦争が始まってからは毎月8日に「大詔奉戴日(たいしょうほうたいび)」というものがあり、校長先生が宣戦の大詔を読み上げた。

「天佑(テンユウ)ヲ保有シ万世一系ノ皇祚(コウソ)ヲ践(フ)メル大日本帝国天皇ハ昭(アキラカ)ニ忠誠勇武ナル汝有衆(ユウシュウ)ニ示ス

朕茲(ココ)ニ米国及(オヨビ)英国ニ対シテ戦ヲ宣ス朕カ陸海将兵ハ全力ヲ奮(フルツ)テ交戦ニ従事シ朕カ百僚有司(ヒャクリョウユウシ)ハ励精(レイセイ)職務ヲ奉行(ホウコウ)シ朕カ衆庶(シュウショ)ハ各々(オノオノ)其(ソ)ノ本分ヲ尽(ツク)シ億兆(オクチョウ)一心国家ノ総力(ソウリョク)ヲ挙ケテ征戦ノ目的ヲ達成スルニ遺算(イサン)ナカラムコトヲ期セヨ……」

まだまだ続く。誠に長いものだ。その時、国旗掲揚するのだが、雨が降っていれば取りやめになった。

私たちが行なったのは月1回のこの行事くらいのものだった。しかし、アメリカでは毎日、自国に忠誠を誓う文句を唱えさせている。

そしてアメリカは、自分の国では一番重要だとしている、自国を讃(たた)えた忠誠を誓う行為を、教育改革によって徹底的に日本から排除したのである。

当時、日本の教育関係者は大勢、アメリカに行っているはずだ。彼らが何を見てきたのか知らないが、アメリカでは国旗に忠誠を誓うにもかかわらず、日本では国旗を掲揚することもできない状況について指摘した人は私の知る限りいなかった。

アメリカ人の国旗への忠誠については、日本人駐在員の人などが実際に子供をアメリカの幼稚園や小学校に入れた経験から直接、私に話してくれただけである。アメリカを訪ねたり、アメリカに留学した教育関係者は、誰もこの重要な点に気づかなかった。
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