電脳筆写『 心超臨界 』

ひらめきを与えるのは解答ではなく質問である
( ウジェーヌ・イヨネスコ )

まだあの娘さんを抱いているのか――真言密教の有名なお坊さん

2024-05-31 | 03-自己・信念・努力
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真言密教の有名なお坊さんが、仲のいい禅のお坊さんと連れ立って修業に出た、その道中で、前夜の豪雨でできた大きな水たまりを前に立ち往生している妙齢の娘さんに出合った。すると禅のお坊さんのほうが、サッと近づいて娘さんを抱き上げ、水たまりを渡って下ろしてあげた。


◆まだあの娘さんを抱いているのか

『「足るを知る」こころ』
( 松原泰道、プレジデント社 (1999/3/1)、p6 )

真言密教の有名なお坊さんが、仲のいい禅のお坊さんと連れ立って修業に出た、その道中で、前夜の豪雨でできた大きな水たまりを前に立ち往生している妙齢の娘さんに出合った。すると禅のお坊さんのほうが、サッと近づいて娘さんを抱き上げ、水たまりを渡って下ろしてあげた。

そのお坊さんが何事もなかったかのようにまた歩きだすと、連れのお坊さんが、カンカンに怒って、

「お前のような破戒坊主とは一緒に歩けん。修行者が若い娘を抱くとは何事だ!」

娘さんを抱き上げたお坊さんは悠然とこう返答した。

「なんだ、お前はまだあの娘さんを抱いているのか」

見て見ないふりをするのは、不人情です。一人の僧はその娘に声すらかけなかったのにもかかわらず、妙齢の女性を抱きたいという煩悩にいつまでも執着していたと言えるでしょう。娘さんを助けた僧は、下ろした時点で、もう次の行動に移っています。執着や煩悩を拒否せず、現実をありのままに受け入れながら、それにとらわれることなく、自由な心の働きができていたのです。
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