電脳筆写『 心超臨界 』

何もかもが逆境に思えるとき思い出すがいい
飛行機は順風ではなく逆風に向かって離陸することを
ヘンリー・フォード

世事一般はすべて灰色なのだ――藤原正彦

2024-03-28 | 04-歴史・文化・社会
世事は灰色ということはしばしば忘れられがちだ。今だに声高らかに「平和」や「戦争反対」を唱える人々がいる。彼等はこれを唱えない人を邪悪な軍国主義者のように見なし、自分達を気高い人々と悦に入っている。黒白幻想だ。「平和」を唱えない人は平和が嫌いとはならないし、「戦争反対」を唱えない人は戦争賛成ともならない。地球上すべての人が戦争など大嫌いで平和を望んでいる。 . . . 本文を読む

歴史を知りたくなる――藤原正彦

2024-03-28 | 04-歴史・文化・社会
40歳の頃から歴史に興味を持ち始めた。何かを調べるとその辺りに知識の島ができ、別のことを調べるとまた別の島ができる。そのうちに孤立していたはずの二つの島が橋でつながる。「こういうことだったのか」という驚きがある。一見関係のなさそうな二つのものが結びつくという意外性は、自然科学における醍醐味の最たるものでもある。 . . . 本文を読む

ほめること――藤原正彦

2024-03-28 | 03-自己・信念・努力
ほめることが、子供の教育上もっとも大切とはよく言われることである。子供ばかりでなく、大学院生くらいになっても、指導教官が少しおだてただけで、みちがえるほど実力を伸ばすことがある。 . . . 本文を読む

自然科学の歴史において、『プリンピキア』の出現ほど重大な事件は他にない――藤原正彦

2024-03-28 | 05-真相・背景・経緯
1686年、「自然哲学の数学的原理」(通称プリンキピア)は完成し、王立協会に提出された。原稿を見たハレーが、「興奮のあまり死んでしまわなかったのはまさに幸運」と言ったほどの内容だった。これは翌年刊行された。仕掛け、気むずかしいニュートンをなだめすかし、面倒な校正の一切を引き受け、刊行費用まで受け持ったハレーの功績は実に大きい。 . . . 本文を読む

誰が法的正否を決めたのか――藤原正彦

2024-03-28 | 04-歴史・文化・社会
2001年にアメリカで、ハーバード大学の協力により「第三回韓国併合再検討国際会議」が開かれました。この会議は、日本による1910年の韓国併合が国際法から見て違法であることを確認しようとした韓国のイニシアチブで開催されました。 . . . 本文を読む

理論が非常に美しかったら、現実もこれに従っているはず――藤原正彦

2024-03-28 | 09-生物・生命・自然
原子核は素粒子からできている。素粒子はクォークからできている、とどんどんやっていくと、最後はヴァイオリンの弦(げん)のように、震(ふる)えている、振動(しんどう)している弦だというんです。物質は何もかも振動している弦からできているという理論なんです。 . . . 本文を読む

論語 《 林放、礼の本を問う 》

2024-03-28 | 03-自己・信念・努力
林放(りんぽう)、礼の本(もと)を問う。子曰く。大なるかな問いや。礼は其の奢らんよりは寧(むし)ろ倹なれ。喪は其の易(ととの)わんよりは寧(むし)ろ戚(いた)め。 . . . 本文を読む