電脳筆写『 心超臨界 』

人生は良いカードを手にすることではない
手持ちのカードで良いプレーをすることにあるのだ
ジョッシュ・ビリングス

教えない歴史1 《 江戸城で新政府に思いはせた江藤新平――上原卓 》

2024-03-01 | 04-歴史・文化・社会
江戸に腰を据えた維新政府は、これまでの封建的なしくみに代わる、新しい政治のしくみをつくりました。江藤新平は、岩倉具視や大久保利通らの要請をうけて、国政の基本方針を答申しました。それは、君主独裁、三権分立、郡県制の3つでした。「君主独裁」は「君主権の強化」の意味ではなく、「中央政権」の意味でした。中央集権国家でなければ、狼のように我が国をねらっている列強(れっきょう)につけ入られる状況だったのです。 . . . 本文を読む

教えない歴史1 《 憎しみ合う薩長を結んだ龍馬の情熱――安達弘 》

2024-03-01 | 04-歴史・文化・社会
幕府を倒すには薩摩藩と長州藩という2つの強い藩が手を結ぶしかないのです。龍馬は桂の訴える長州藩の立場を西郷に伝え、薩摩藩から同盟を提案させるようにしました。龍馬の説得により、ついに薩長同盟が成立しました。龍馬の、日本の将来を思う情熱が2人の気持ちを動かしたのです。これにより倒幕運動は成功に向けて大きく前進しました。 . . . 本文を読む

教えない歴史1 《 国家という立場で考えた吉田松陰――藤岡信勝 》

2024-03-01 | 04-歴史・文化・社会
翌年、ペリーが再びやってきたとき、松陰は大胆にも漁船にのって黒船に近づき、密航を企てました。これはペリーに拒否されて失敗に終わりましたが、松陰は日本の国力を充実させるためには、まずもって西欧の現状を研究しなければならないと考えた末の行動でした。このように松陰は日本国家のために今、自分が一番なすべきことは何かといつも考えて、果敢(かかん)に行動した人でした。 . . . 本文を読む

教えない歴史1 《 極東に領土紛争残したルーズベルトーー藤岡信勝 》

2024-03-01 | 04-歴史・文化・社会
ルーズベルトは第二次世界大戦を終えるにあたって、ソ連、中国、日本の3つの国の間に、領土をめぐる紛争が起きるように仕向けたのです。高邁(こうまい)な理想を説いていたルーズベルトは本当はなんと悪辣(あくらつ)な政治家だったことか、と憤慨する人も多いでしょう。 . . . 本文を読む

教えない歴史1 《 分断国家化から救ったポツダム宣言――杉原誠四郎 》

2024-03-01 | 04-歴史・文化・社会
グルーがソ連の対日参戦計画と原爆開発を知ったときの驚きはたいへんなものでした。グルーは日本を「壊滅」から何とか救出する方法がないかと考えました。そして考えついたのが対日声明の構想でした。日本がルーズベルト大統領の考えどおり「壊滅」した後にアメリカが行うであろう政策を先に発表します。これを日本が受諾(じゅだく)し降伏するならば、日本は「壊滅」から救われるという構想でした。 . . . 本文を読む

教えない歴史1 《 開戦通告の遅れが悲劇を大きく――佐藤民男 》

2024-03-01 | 04-歴史・文化・社会
当時の国際社会は、「これからあなたの国と戦争を始めますよ」という宣戦布告(せんせんふこく)をすれば、戦争はできたのです。合法的だったのです。しかも、この宣戦布告は開戦の1分前でもよかったのです。信じられないことに、口頭でもよく、とにかく開戦前に、相手国へ伝えればよかったのです。これが当時の国際社会の戦争に関してのルールでした。そのルールを日本はこの真珠湾攻撃で破ったのです。 . . . 本文を読む

教えない歴史1 《 経済封鎖で追い詰められた日本――吉永潤 》

2024-03-01 | 04-歴史・文化・社会
どの国にも、自国産業を保護しようとするのは当然のことです。でもそれで、他の国を生死の崖っぷちにまで追い詰めてしまっては結局、貿易が成り立つための基本である世界平和をそこなってしまいます。この強い反省にたって戦後作られたのが、自由な貿易を促進し、貿易によるもめごとを調整する「GATT(ガット)」と呼ばれる国際的な枠組みなのです。 . . . 本文を読む

人のはからいではない「見えない力」が後押しする――五木寛之

2024-03-01 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
電脳筆写『心超臨界』へようこそ! 日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。 20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。 そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。 生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう! そ . . . 本文を読む
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論語 《 子曰く、政を為すには徳を以てす 》

2024-03-01 | 03-自己・信念・努力
子曰く、政を為すには徳を以てす、という語がある。これは北極星がその位置を少しも変えずして、衆星がこれを中心に指向しながら回転するが如きを譬えたのである。 . . . 本文を読む