おはようございます♪
先日クライアントさんからご相談いただいたオハナシです。
ちょっと面白かったのでご紹介しようと思います。
東京都××区に有限会社Bという会社を設立しました。
設立後、平成11年に有限会社Aに商号を変更し、その後に△県□市に本店移転したようです(←。。。という記載のある議事録が存在しているんですって。)とおっしゃる。
しかし不思議なことに、現在、△県□市に有限会社A’ (有限会社Aと同じ商号)という別会社があります。
この会社は、平成10年に△県□市で設立したのだそうです。
もし、このハナシが本当だとしたら。。。。不思議~???
ですけど、絶対何かが間違っているはずっ!!
。。。で担当者の方曰く、「現在、有限会社Aは存在しません。」だそうです。(解散したのか、合併したのか、それとも別の何かがあったのか。。。とにかく、その会社は現在は「ない」はず!)
だけど、「その会社ってドコ行っちゃった?どうなっちゃった?」 というのがご質問の内容でした。
会社サンには良くあるハナシなんですけどね~。。。
過去の経緯というモノは、担当者が変わるとよく分からなくなってしまうことがありますよね。
そうなると、残された書類から昔の出来事を読み解くことになるワケですが、これがどうして。。。なかなか難し~^^;
しかも、この会社サン、グループ会社が何十社もあるものですから、管理をするのは一苦労。
実際、ワタシ自身もオハナシを伺った段階では、「そんなはずは。。。ない。。。ですよぉ!」という感じでしてね。
だって、「有限会社A」と「有限会社A'」は事業目的も同じようなモンだということでしたし、本店も同じだってことなんです。
だけど、法人格は異なるはずだという。。。
ぃゃぃゃ。。。それはあり得ません!!!
会社法施行前も現在においても、同一商号・同一本店の登記は出来ないはず。
それに、当時はまだ会社法施行前でしたから、類似商号の規制だってありました。
。。。となると、議事録が間違いなのか??!
(ご担当者様は「この議事録は作っただけで、実際は決議されていないんじゃないかな。。。と思うんですけどね^^;」とおっしゃってます。)
ま、とにかく、「有限会社A」の本店移転前の閉鎖事項にかかる登記情報を証明書を取得してみましょう。。。ということになりました。
「有限会社A’」の登記事項証明書の写しはワタシの手元にもありますからね。。。比較してみました。
さて、結果はいかに!?