司法書士のオシゴト

会社にかかわる登記を中心に素朴なギモンにお答えします♪ 

清算会社の事業 その1

2012年03月28日 | その他会社法関連

3月の終わりに近づきますと、清算案件を受託することが多いような気がします。
清算案件は、1年に何度かご依頼いただきますが、実際、あまりニコニコできるような雰囲気ではありませんよね。

。。。とはいえ、ワタシ共が受託するのは、基本的に普通清算です。
普通清算というのは、赤字でない会社、又は、親会社などの関係者が損を被って他の債権者にはキチンと弁済できる状況の会社さんが行う手続なので、そんなにドロドロしたものではありません。

なので、赤字の会社も黒字の会社もありますが、当事会社は、大体はどこかの会社のグループ会社サンです。
当事会社が営んでいた事業は、第三者に売却する場合もありますし、他のグループ会社に移管する場合もありますし、そもそも、既に休眠状態に入っていた。。。なんてこともあります。

そしてこの時期。。。年度末。。。新たな気持ちで4月を迎えるに当たっては、組織再編や新会社設立と共に解散する会社も出てくるわけです。
あ。。。だけど、考えてみましたら、今年の4月1日も組織再編の案件はありません。。。そういえば去年もそうだったような。。。あれっ?なんでだろ? 同業者の皆さまはいかがですか?ワタシだけかな?^^;

。。。というわけで、今年も3月31日解散の案件を受託いたしました。
この会社サン、赤字でもないのに、親会社サンが解散させることを決定してしまったらしいんですね。。。
親会社の意向には逆らえないのでしょうけど、何だかなぁ~(ーー;)。。。と思いました。
(しかし、ウワサによれば、親会社サンとて親会社の株主サンから要求されたようで。。。株主サンにもお考えがあるんでしょうが、黒字だったらよし!というワケではないのが難しいところですね。)

それで、とりあえずは解散・清算手続きについての打ち合わせをしてまいりました。
そこでの話題なんですが、なんだか微妙だ。。。と思ったことがありましてね。。。それ、清算会社の目的のことなんです。

どういうことかと言うと。。。
この会社サン、ある事業を受託しているそうなんですが、その事業の契約期間の終了が解散日以降になってしまいます。
解散したからと言ったって、契約期間中のお仕事を放り出してしまうわけには行かないですよね。(そりゃそうです。)
「新たな仕事を請けてくるのはダメだとしても、途中のオシゴトを終わらせる」だけならば、良いのじゃないの?というハナシになりまして。

これも、ワタシが根掘り葉掘り聞いて出てきたハナシなわけですが。。。
考えてみれば、その程度なら良いのだろうか?どうなのだろうか?。。。なんて思ってしまいましてねぇ~。。。

皆様いかがお考えでしょうか?
続きはまた明日!

コメント (2)
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