司法書士のオシゴト

会社にかかわる登記を中心に素朴なギモンにお答えします♪ 

シャチハタ その1

2010年03月12日 | いろいろ
シャチハタ印、持ってますか? 
きっと、ホトンドの方がお持ちだと思います。 かくいうワタクシも、そうですねぇ。。。4~5本は持ってます。
シャチハタというのは、本当は会社の商号なんでしょうけど、あの印鑑の方を思い出しますよね。 とにかく、朱肉がなくてもポンポン綺麗に印鑑が押せる、すごくベンリな代物です。

登記の書類では、個人の記名押印を要するモノがあります。例えば取締役会の議事録、就任承諾書、辞任届などですね。
個人の認印を押印すれば良い、といわれている書類に認印としてシャチハタを押しても良いか?というのが、本日のオハナシです。

(今では100金などでも類似品が売っていますが、こういうのもひっくるめて「シャチハタ」と呼びます。)

はっきりと「ダメ~ッ!!」と書かれた文献は見たことがない気がするのですが、実務慣行としては、シャチハタは好ましくないとされております。

そして、たまにシャチハタ臭い印鑑が押されている書類を見かけます。
「臭い」というのは、「多分そうだろうなぁ。。。」とワタシが疑うという意味です(笑)。場合によっては、「これってシャチハタじゃないですか?」と確認することもあります。

シャチハタを認印として押した書類=補正、ではないようですけど、何かあるといけませんから、担当者の方には「今度からシャチハタはヤメテくださいね♪」とお願いしています。
大体の方はそれで納得してくださいますが、たまには「何でシャチハタじゃあダメなんでしょう?」とおっしゃる方もありまして。。。

そこで、シャチハタがダメな理由を考えてみました。
(シャチハタがダメなのは本当ですが、理由が正しいかどうかは確約できません。アシカラズ(^_^;) )

以前ハンコ屋さんに聞いたのですが、ハンコ屋さんは全く同じ印影の印鑑を作ってはいけないそうなんです。例えば、ある印鑑証明書と全く同じ印鑑を作ったら、犯罪に利用される可能性がありますよね? そういう関係で、全く同じ印鑑を作らない。。。という掟があるんですって!

そういえば、事務所では一度に同じ印鑑を何本か作りますが、そういう場合は特別OKらしいです。でも、別の時期に同じ印鑑を追加発注すると、微妙に印影の違う印鑑ができてくるんです。これも、その掟のためだと思います。

このことと、シャチハタの件は大きく関連しているのでは?
つづきはまた来週!
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
商標です (みうら)
2010-03-12 18:26:52
ホッチキス
マジック
セロテープ
なんかも同様です
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