おはようございます♪
早速先週の続きです。
株式分割と株式無償割当て。。。
株式分割の場合は、1株を100株に分割し、株式無償割当ての場合は、1株につき99株を割り当てるわけですね。
で、結論としては、いずれも100株になりますんで、どっちでも同じだろう(どっちでもできるだろう)。。。と、一瞬は思ったのです。
でも。。。。ど~も何だか違和感がありまして。。。キモチが悪い。。。
一番初めは、「株式無償割当ては会社法で新設された手続きなんだから、そもそも1株未満の端数を割り当てることができないんじゃないの?」と思ったんです。
しかし、考えてみたら、株式分割だって、会社法では端数は出せないですよねぇ~。。。だったら、どっちも結論は同じ。。。?
ぃや。。。違うでしょ~!
それなら、端株を解消するために株式分割は使えないってことになっちゃいます。
だったら、株式無償割当てだって、株式分割と同じように使えるんだろうなぁ~。。。
しかも、上場会社の事例を拝見しますと、株式分割も株式無償割当てもどちらのケースもあります。
「あ!だったら、どちらでも大丈夫ね♪」などと短絡的に考えてしまい、結構、ホッとしていたワケです。
クライアントさんとしては、「どっちでも良いのなら、株式無償割当てで!」という感じでハナシが進んでいたのですケドも、ワタシとしては、何だかモヤモヤが取れなくって、もう一回ネットを検索していたんです。
すると、かの有名な「会社法であそぼ。」の記事がヒットしましてね。。。
詳細は別途ご紹介するといたしまして、何だか不吉。。。
というのも、「株式無償割当は、そもそも端株解消の手法にならない」と読めるようなことがサラリと書いてあるのです。
(ハッキリ書いてあるわけじゃなく、「当然除外される」ような書き方。)
。。。へっ?コレ、どういう意味なの???
ここで、大変不安になりまして、バカですが、いまさら整備法を読み直した。。。というワケ。
事例を発見して大喜びした報いですね。。。やっぱり、理論的に解決しないとダメです。。。反省~(~_~;)
で、またしても、順番が変ですが、整備法の規定↓
ということは、旧商法に規定のない株式無償割当てを端株解消のための手法とするのはムリって気がします。
株式分割っていうのは、理論的には1株を100株に分けるんじゃなくって、1株に対して99株の株式を交付するんですよね。
とすれば、例えば、1.55株を100分割すると、153.45株が追加発行され、合計155株になるというコトですから、「0.45株」という端数が発行できなければ、端株は一生(?)解消されないままになります。
そこで、「会社法であそぼ。」の記事が再登場!
続きはまた明日♪
ワタシ自身も、「ナルホド。。。そうだったのねぇ~」と思っております ^_^; スミマセン。。。
イロイロご教示いただきながら、何とかやっております。今後ともどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
株式分割は,従来,売買単位の細分化や流通株式を増加させるという目的で利用されていましたが,平成2年改正の際に,「法定準備金の資本組入れによる無償交付」が,「準備金の資本組入れ」+「株式分割」と整理される等の改正が行われ,株式の無償交付を行う目的での利用も範疇に含まれることとなりました。しかし,異なる種類の株式について,会社分割の手続で無償交付することはできないことから,会社法で新たに「株式の無償割当て」が創設されました。そういった意味で,「株式分割」と「株式の無償割当て」は,活用目的において,非常に近似した手続と言えますね。
スミマセン。。。。ご指摘の点、確かに分かりにくかったかも知れません。
株式分割って、昔は言葉どおり1株の株式が100株に細分化されるという考え方だったのですが、平成13年の商法改正以降は、1株につき99株の株式が追加発行される、という考え方に変わったんです。
ですので、理論的には、1株につき99株の新株式が割り当てられる、というのが正しいのですけれども、それだと無償交付との違いが分かり難いものですから、ご説明する際は便宜「1株を100株に分割」というような表現にさせていただきました。
実務上も、株式分割は「○株を○株に分割」という表現が多く使われているような気がします。
やっぱり、ちょっと混乱しますかね?^_^;
説明下手で申し訳ありませんm(__)m
>株式分割の場合は、1株を100株に分割し、株式無償割当ての場合は、1株につき99株を割り当てるわけですね。
(下から4行目)
>株式分割っていうのは、理論的には1株を100株に分けるんじゃなくって、1株に対して99株の株式を交付するんですよね。
ええ、結局株式分割は100株に分けるんでしょうか、99株の交付なのでしょうか?