東本願寺 鬼門除け
場所:京都市下京区烏丸通七条上る
TEL: 075-371-9181(代表) 075-371-9210(本廟部 参拝接待所 直通)
時間:3月~10月 AM 5:50 PM 5:30 ・11月~2月 AM 6:20 PM 4:30
拝観無料
交通:JR京都駅より徒歩5分 ・京阪電鉄七条駅より徒歩15分 ・市営地下鉄烏丸線五条駅より徒歩3分
【H P】
重厚で立派な門です。
こちらを少し北に歩きます。
鬼門とは、北東・艮(うしとら)の方角のことで、字のごとく、何をするにも避けなければならないと言われているのです。
北東は表鬼門
鬼門とは、北東の方位の事を指し、別名うしとらと呼ばれているのは丑と寅の間の方位であるのが呼び名の理由です。陰陽道では鬼が出入りする方位といて忌むべき方位です。
南西は裏鬼門
鬼門の真反対にあたる南西の方位は裏鬼門とされており、この方位は坤(ひつじさる)の方角にあたります。 この裏鬼門も鬼門同様に忌むべき方位とされています。
鬼門にまつわる中国の諸説
中国のとある山に鬼が出入りする山がありました。その山の北東に門があり、その門を鬼門と呼んだとういものです。 その他には古来異民族が侵入してきたのが北東であり、中国では北東を鬼門としたという説もあります。
鬼門その物を無くす角を削る方式、不完全なものは縁起がいい
鬼門除け三つ目の方式は、敷地や建物の北東の隅に角を作らないように「缺け(かけ)」(凹ませること)を設けるものである。北東に当たる隅を削り落として凹ませれば、角が無くなるので鬼門自体が消滅するという考え方で、そうすることで鬼が出てくる門の存在自体を消すことができると考えました。
この鬼門その物を無くす方式は、京都御所をはじめ、現代の京都でも様々なところで見ることができ、京町家の塀の北東の隅や、旧家の屋敷を利用した文化施設、庭園を囲む堀跡などに「缺け」の片鱗が伺えます。