世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

番外編・プリウス急加速問題(15)

2010-04-21 12:18:34 | Weblog

NASAもまんざら嫌でもないようで、反対に非常にやる気になっているようである。しかしこんなところで、トヨタのハイブリッドシステムのソフトウェアの全貌が、アメリカに抜き取られてしまわないかと、人事ながら心配である。エコカーの本命は、当分はハイブリッドシステムが主流となってゆくはずなので、注意が必要である。

なんとなれば、電気自動車はバッテリーに問題があり、まだまだ高すぎて且つ航続距離が短すぎる。燃料電池も一見よさそうであるが、これまた、水素を得るためには解決しなければならない問題が山済みしているようなのである。だからまだ2,30年はこのまま進行するのではないか、と言った意見が主流なのである。三菱のアイミーブもたいしたものではあるが、高価すぎて量産には程遠い状況なのである。

まあそれにしてもNASAも、と言うよりも、アメリカも落ちたものだ。NASAがこんな調査をしなければならないほど、暇だとはねえ。反対に、こんなアメリカの状況だと、日米安保条約も鳩山のおかげでタダでさえ危なっかしいのに、まさかの時に本当に日本を守ってくれるのか、心配になる。益々もって日本も「自分の国は自分で守る」と言う「美しい国」とならなければならないと、痛感する。



p39トヨタ問題の真相究明にNASAも乗り出し、NASAは存在意義を主張できると
2010年3月31日(水)21:00 Goo News

■本日の言葉「get to the bottom of」(真相を突き止める)■

英語メディアが伝える「JAPAN」をご紹介する水曜コラム、今週のこれは、早めのエイプリル・フールで……はありません。私も最初はそうかと思ったのですが。トヨタ車の急加速問題の真相究明に、アメリカでは米航空宇宙局(NASA)が乗り出すことになったそうです。これはNASAとしては、願ったり叶ったりなのではないかなあと、つい邪推してしまいます。あまり「JAPAN」な話題ではありませんが…。(gooニュース 加藤祐子)

○科学大国アメリカの威信をかけて

読売新聞や日経新聞など一部の日本メディアも伝えているように、トヨタ急加速問題の真相究明にNASAが協力するとのこと。http://news.google.co.jp/news/more?cf=all&ned=uk&cf=all&ncl=d_j_4FBP17vP7rMJmHrTjt9OerPOM
少し不謹慎かもしれませんが、このニュースを最初に目にした時の私は、冒頭で書いたように、少し早いエイプリル・フールかと思いました。しかも私が最初に見つけた記事はフィナンシャル・タイムズだったので、「またまたー、英国流ブラックジョークですかあ」と笑いかけ……。
http://www.ft.com/cms/s/0/fb753942-3c4b-11df-b316-00144feabdc0.html

しかし、当の米運輸省が現地時間30日に発表しているのですから、決してジョークではありません。米運輸省のプレスリリースいわく、トヨタ自動車における意図しない急加速の原因をつきとめるため、「コンピューター制御の電子システム、電磁波妨害、ソフトウェアの信頼性などの分野で専門知識をもつエンジニアに協力を要請」したのだと。
http://www.dot.gov/affairs/2010/dot5410.htm

いわく「NASAは電子技術、ハードウェア、ソフトウェア、危険原因分析、複雑な問題解決において高い専門技術を持っている」ため、すでにNASA技術者9人が運輸省の高速道路交通安全局(NHTSA)と協力してトヨタ車問題の解明に乗り出していると。

加えて米国科学アカデミー(NAS)も今後15カ月かけて、トヨタ車だけでなく自動車業界全体について自動車の電子制御システムと急加速に関する大々的な調査研究に着手するとのこと。

※NAS National Academy of Sciences、米国の学術機関で「米国科学アカデミー紀要」はNASの機関誌である(通称PNAS、Proceedings of the NAS of USA)。

……すごいですね。アメリカ政府が持てる科学力の総力をかけて真相究明に乗り出したという、そういうことです。NASAとNASという両横綱が出て来たということは。アメリカが科学大国としての威信をかけて原因を突き止めてみせると息巻いている、なんだかそういう印象です。

プレスリリースによると、ラフード運輸長官は「意図しない加速(unintended acceleration)」について、「絶対に真相を突き止めてみせるつもりだ(We are determined to get to the bottom of)」と。ここでいきなり英語解説ですが、この「get to the bottom of (真相を突き止める)」はよく使う表現です。

「アメリカで車を運転する国民の安全のため(for the safety of the American driving public)何が起きているのか理解するべく、あらゆる手を打たなくてはならない」という長官は、だから「巷にいる優秀な頭脳の持ち主に協力してもらっているのだ(tapping the best minds around)」とのこと。

ちなみに「American driving public」というのは、マンハッタンやサンフランシスコなど都市部に住むごくごく一部の人々と高齢者を除く、16歳以上のアメリカ人ほぼ全員のこと。つまり、有権者・納税者のほぼ全員です。

○NASAにはNASAの事情が

「うわあNASAまでが」と反応したのは私だけではないようで、ウォールストリート・ジャーナルには「いよいよNASAまでトヨタ危機に乗り出した」という見出しの記事が掲載されました。この記事は、電子制御システムが問題視されるのはトヨタ車だけでなく、フォードもGMもフォルクスワーゲンの車についても近年、様々な問題が報告されいていると指摘。
http://online.wsj.com/article/SB10001424052702303601504575153653009888036.html

記事によるとラフード長官は30日、「多くの連邦議員がトヨタ車だけでなくほかの自動車についても、電子制御の部分で何かがおかしいと感じている。ぜひともじっくり調べる必要がある」とコメントしています。

そこでNASAの出番……というのは、NASAにしてみればむしろ願ったり叶ったりなのではないかと私は推測しています。なぜならNASAというのは月面着陸計画が終わって以降は、自らの存在意義をあの手この手で議会に正当化しなくてはならないという宿命を背負い続けてきた政府機関だからです。議会が(そして納税者が)重視する自動車の急加速問題についてお役に立てるなら、それはNASA的にはありがたいことなのではないかと。

ワシントン・ポストの経済記者ブログがまさにその点を指摘。
http://voices.washingtonpost.com/economy-watch/2010/03/post_16.html
ブッシュ政権で一時的に拡大された宇宙開発予算は、オバマ政権によって大幅に削減されてしまった。そんなお寒い情勢の中でNASAの科学者たちは暇を持てましていたのだから、この急加速問題はうってつけだろうと。「今やNASAにとっての大いなる使命は、アポロ計画や有人月面着陸に匹敵する一大任務とは、一部のトヨタ車が勝手に走り出してしまう原因を解明することなのだ。これこそがまさに今のこの時代というものを象徴している」と記者は皮肉な調子で結んでいます。

大事なことですけどね。納税者の日々の生活に役立つ宇宙開発というのは。宇宙のロマンも結構ですが。SF好きで「スター・トレック」ファンながらも、私はそう思います。

◇本日の言葉いろいろ
・get to the bottom of 何それ = 何それの真相を突き止める

◇goo辞書でも読める「ニュースな英語」はこちら
http://dictionary.goo.ne.jp/study/newsword/

◇「ニュースな英語」コラムの一覧はこちら
http://news.goo.ne.jp/publisher/newseng/

◇筆者について…
加藤祐子 東京生まれ。シブがき隊と同い年。8歳からニューヨーク英語を話すも、「ビートルズ」と「モンティ・パイソン」の洗礼を受け、イギリス英語も体得。怪しい関西弁も少しできる。オックスフォード大学、全国紙社会部と経済部、国際機関本部を経て、CNN日本語版サイトで米大統領選の日本語報道を担当。2006年2月よりgooニュース編集者。フィナンシャル・タイムズ翻訳も担当。英語屋のニュース屋http://news.goo.ne.jp/publisher/ft/

http://news.goo.ne.jp/article/newsengw/world/newsengw-20100331-01.html
(続く)
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