そして「中華民族の偉大な復興を実現する」という「中国の夢」の一つである「台湾統一」を実現させるために、習近平は2027年中に台湾に武力侵攻するものと見られている。
しかも「アメリカ軍のいまの戦力ではそれを抑止できないのではないかという危機感」が、現実のものとなってきているのである。1996年当時はまだアメリカ軍の方が優位であったために、中国は手も後も出せなかったのであり、このことを猛反省した中国は、軍備拡張に金と技術を注ぎ込みアメリカ軍を凌駕してきているのである。
2025年では、ある部分では米軍の5~6倍の軍事力を保持することになると予想されており、「中国が、この戦力の差を背景に、力で台湾統一を押し進めようとしたとき、アメリカはそれを思いとどまらせることができないおそれがある。」と結論付けられているが、だから中国の「台湾の統一は必ず実現する」と断言されている。・・・と言った内容の論考である。
間違っていれば訂正願う。
その米中の狭間で、日本はどうする?
憲法九条なんぞは全く役に立たない。九条なんぞで、我々国民の命と財産を守れると思っているのか。
否、守ってくれない、反対にそのために簡単に攻め込まれることになる。守るための攻撃力が無い国なんぞは、いともたやすく核ミサイルを撃ち込まれるものと考えておく必要がある、ということだ。
九条で国民の生命・財産そして国土を守れると考えている輩は、馬鹿か頓馬だけだ。
そして国民は殺され、国土は荒廃してゆく。
“台湾危機” 米中のはざまで 日本は
2022年1月19日 16時12分
アジアの海を舞台に、激しいつばぜり合いを繰り広げる、アメリカと中国。
その影響は、日本国内でも、じわじわと広がっている。
そして、万が一、台湾海峡で軍事衝突が起きれば、日本も決して無関係ではいられない。
「その時」への備えは、私たちが知らないところで、少しずつ始まっている。
(NHKスペシャル取材班/社会部記者 西牟田慧 南井遼太郎 沖縄局ディレクター 落合洋介)
前編記事「台湾危機は2027年までに起きるのか?」はこちら忍び寄る“米中対立”の余波
「台湾にいちばん近い日本」、沖縄県与那国島。
日本最西端の島だ。
台湾までの距離はわずか100キロ。東京ー熱海間ほどしか離れていない。
この島の漁協には、水産庁から、ある文書が毎週のように届くという。
漁業安全情報
漁業安全情報というこの文書。軍事演習などによって操業に危険が及ぶ可能性がある海域を事前に漁業者に知らせ、近づかないよう注意を呼びかけるものだ。
演習を行っているのは自衛隊ではない。
台湾軍だ。
去年、演習が行われたのは、1年365日のうち、209日。演習の回数は、過去最多の263回に達した。
漁協組合長 嵩西茂則さん
与那国町漁業協同組合 嵩西茂則 組合長
「漁場がだんだん狭まってきている。緊張感をもって漁をしないといけないし、これまで通りの操業を続けていけなくなるんじゃないかという不安は抱えています。私たちの島は複雑な位置にあり、台湾、中国との関わりというのは、非常に大きな問題なんです」
(続く)