世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

尖閣諸島問題その2(102)

2012-12-25 00:08:00 | Weblog

それが今回の自民党の安倍晋三総裁の「憲法改正」「国防軍保持」の選挙公約なのである。

幸い自民党は「棚ボタ式」ではあるが勝利を収めることが出来た。消去法での勝利であったため、この公約の達成には相当の苦労と覚悟が要ることになる。しかし国民にしっかりとこの事態(中国や韓国の日本への侵略状況)を踏まえて説明して、真の独立した国家とはいかにあるべきか、を納得させてもらいたいものである。これが「美しい国」なのである。

今回の衆院選挙の争点は、2012.12.11に述べた歴史的な円高の是正とデフレ脱却が、最高位にランクされたものであったが、その次に来るものがこの憲法改正国防軍保持であったと思われる。いささか古いが次の記事を参照願う。




衆院選2012 「軍」位置づけ 改憲案では潮流
2012年11月26日(月)08:02
 自民党の憲法改正草案に明記された「国防軍」をめぐる議論が高まっているが、自民党以外の各政党やシンクタンクなどからこれまでに出された改憲案や提言を見ると、現行憲法の9条を見直して自衛隊を「軍隊」と位置づけることがすでに潮流となっている。

 民主党の議員らも関わった「創憲会議」では自衛隊は「軍隊」。超党派議連「新憲法制定促進委員会準備会」は「防衛軍」としている。日本維新の会に合流した「たちあがれ日本」も「自衛軍」という位置づけだった。政治家の改憲案では中曽根康弘元首相が「防衛軍」、愛知和男氏が「国防軍」で山崎拓氏は「陸海空軍」。鳩山由紀夫元首相も「自衛軍」。民間団体を見ても「軍隊」(民間憲法臨調)「国軍」(日本会議)「軍隊」(日本JC)「国軍」(PHP研究所)といった具合。読売新聞社2004年試案も「軍隊」だ。

(産経新聞)
 自衛隊を軍隊と位置づけようとする各改憲案の根本には、わが国の安全周辺国の公正と信義に委ねて守るとした現行憲法が国防の手足を縛っているという認識がある。改憲はむしろ平和な暮らしを自らの力で保持する上で急務であるという考え方も共通してある。
 こうした改憲の流れに明確な姿勢を打ち出せずにいるのが民主党だ。
 民主党は平成17年、国民的議論の「素材」として「憲法提言」を策定し、「戦争が『自衛権』の名の下で遂行されたという反省の上に立って、日本国憲法に『制約された自衛権』を明確にする」とわが国の自衛権をさらに縛るような方針を示している。
 その後、民主党内では本格的な議論を行っておらず、条文に関する統一見解すらない。保守系から左派系までの議員が混在し、憲法改正への考え方がバラバラで、意見集約を避けてきたためだ。
 百地章・日本大学教授(憲法学)はこう話す。「自衛隊を軍隊にしなければ、国際法上も問題が残るし、国内的にも危機に対処できない。尖閣のような離島への漁民を装った海上民兵が上陸するケースや原発を武装ゲリラが襲うといった事態だ。中国の軍事大国化、北朝鮮の核やミサイルの開発は、わが国にとって安全保障上の最大の懸念だ。主権と独立を守る上で、名称に違いはあっても軍隊にするのは当然の流れで、自民党の『国防軍』明記を批判する野田佳彦首相はそのことの意味がわからないというのだろうか」(憲法取材班)
http://news.goo.ne.jp/picture/sankei/politics/snk20121126072.html




自民党をはじめ各政党やシンクタンクなどの改憲案や提言では、現行憲法の9条を見直して自衛隊を「軍隊」と位置づけることがすでに潮流となっている、と言っている。

ご承知の通り憲法の改正には衆参の各国会議員の3分の2以上の賛成が必要となっている。これは憲法96条に改正要件が述べられている。今回の選挙では自民党は294議席を獲得しているので、あと26議席で320の3分の2の議席を確保できることになる。

公明党が改憲に賛成するかどうかはわからないが、公明党は31議席を確保しているから合わせれば325議席となり2/3を超える。公明党を外しても、石原・橋下の維新が54議席を確保しているから、これと組んでもよい。しかしこれは衆議院でのことで、参議院では自民党まだ少数だ



  衆議院の議席数    参院議席数
自民・公明      325     102
民主・国民       58      91
維新          54       3
その他        43       47
合計         480      242
再可決可能(2/3)  320      162


2012.12.16衆院選挙 http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/

   結果  公示前 参院
民主  57  230   87
自民  294  118   83
未来   9   61    8
公明  31   21   19
維新  54   11    3
共産   8   9    6
みんな 18   8   11
社民   2   5    4
国民   1   3    3
大地   1   3    2
新日本  0   1
改革   0   0    2
諸派   0   0    4
無所属  5   9    4
合計  480  479   236
      (欠員1)(欠員6)
定数  480   480    242



今回の選挙は民主党の体たらくのために自民党の圧倒的な勝利に終わり衆院では自公で2/3を確保できたが、参院ではまだ4割を超える程度のために他のどこと組めば2/3を超えるかは、非常に問題となる。しかしながら現状では組めるところは無い。だから次の参院選挙までが、1つの勝負どころとなる。

次の参院選は、来年の夏となる。

参院は2013.7.28任期の議員が116名と欠員が5の121名が来夏の選挙で改選されることになっている。だから衆院選であげた公約を成就させるためには、この参院でも、自民党は圧勝しなければならないのだ。

だから安倍総裁は、選挙時の公約にある種のオブラートを被せているだ。だからややトーンを下げているものと思われる。だから来年の「竹島の日」式典の政府主催を見送っている。

(続く)
コメント
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