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世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

なぜかここで夢幻紳士

2005年03月07日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
映画『ローレライ』に登場する潜水艦、
名前を「伊507」というのですが、
これを見た途端、高橋葉介さんの『夢幻紳士』
思い出してしまったのは、きっと私だけでしょう。
(普通は連想しません)(断言)

『夢幻紳士』といえば、
昭和初期の東京を舞台とした少年探偵マンガの連作。
…と簡単に言えればいいんですけど…。
 
主人公の夢幻魔実也くん。
トレードマークはダークスーツと黒い帽子。
この世に初登場したとき、彼は、小柄で細身で
瞳が印象的な、皮肉屋の美少年でした。

その後、掲載誌を転々とした結果(いや逆かな?)、
シュールだったり、
ファンタジーだったり、
ホラーだったり、
冒険活劇だったり、
スラップスティックだったり、と
様々な世界で彼は飄々と活躍していくのです。
少年だったり青年だったり、姿もかなり変転していますしね。

私が一番好きなのは、徳間書店版「冒険編」「活劇編」の彼です。
その中に、悪漢に海中に突き落とされた彼が、
浮上する潜水艦「伊700」に助けられる、という話があるんです。
それだけですが、私にとってはそれがすべて。(ばかです)

いまちょっと検索の旅に出てみたら、
早川書房のミステリマガジンに、またもや登場しているそうです。
一体、何誌め?!
2月号までが「幻想編」で、3月号から「逢魔編」。
タイトルからして、青年の魔実也氏に会えそうです。
(青年の魔実也氏は、ホラーの人なので。)
いや~今度ちょっとチェックしてみよう。

(この情報は『Farewell, My Lovely Days さらば愛しき日々よ』さんからいただきました。ということでトラックバックさせていただきます。
初めてのちゃんとしたトラックバックがこの話題になるとは。
我ながら意外です。)



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