9月30日はムーラウ村の唯一の宿・農家民宿に泊まりました。飲み物、食事はおいしく、景色も良くのんびりできました。10月1日はCLTパネルという「集成材」を作っている工場を見学しました。日本でも集成材はありますが、ここでは縦、横に合成して強度を出しています。地元木材を活用して木質建築をつくるというアイデアはいいです。工場内を建築出来ましたが、写真撮影は禁止です。作業工程は意外と単純でした。日本でも林業の衰退、製材所の減少、大工の減少などがあります。採算ベースに乗せる一貫性のシステムが必要でしょう。この問題は後日、CLT工法での建築現場視察の時に、感想・課題を述べます。
次に、村営の小規模水力発電(写真)を2か所見学しました。下の写真はその設備の一部です。
地域にある資源を活用して、木質バイオマス、水力、太陽光など多角的でエネルギーを地域で100%供給する姿勢は素晴らしいです。オーストリアの第1次エネルギー構成比は、石油39%、ガス22%、再生可能エネルギー17%、水力11%、石炭11%で、原発は0です。豊田市では自然エネルギーの指針を持っていますが、木質バイオマスの数値目標は採算ベースに乗らないからとして0になっています。「バイオマスが最も競争力を持つのは熱部門」、農村部の住民の手で建設・運営する「地域供給プラントとその供給網の構築」が重要と、同行した井内尚樹氏は解説しています。オーストリアと日本の政府・自治体で、行政運営・哲学に根本的な違いがあるように思いました。
次に、村営の小規模水力発電(写真)を2か所見学しました。下の写真はその設備の一部です。
地域にある資源を活用して、木質バイオマス、水力、太陽光など多角的でエネルギーを地域で100%供給する姿勢は素晴らしいです。オーストリアの第1次エネルギー構成比は、石油39%、ガス22%、再生可能エネルギー17%、水力11%、石炭11%で、原発は0です。豊田市では自然エネルギーの指針を持っていますが、木質バイオマスの数値目標は採算ベースに乗らないからとして0になっています。「バイオマスが最も競争力を持つのは熱部門」、農村部の住民の手で建設・運営する「地域供給プラントとその供給網の構築」が重要と、同行した井内尚樹氏は解説しています。オーストリアと日本の政府・自治体で、行政運営・哲学に根本的な違いがあるように思いました。
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