豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

東日本大震災⑤高台移転

2011-11-28 | 都市計画・まちづくり

津波の来ない高台への集団移転は望ましいことです。8月11日の読売新聞では、「東日本大震災で津波被害を受けた岩手、宮城、福島3県の沿岸37市町村のうち、約7割の26市町村が高台や内陸部への集団移転を検討していることがわかった。政府は自治体側の要請を受け、移転費用の国負担分の拡大を検討しているが、明確な方針は示されていない。このため、自治体が計画の具体化に踏み込めず、住民から不満の声も出ている。」と報じています。
高台移転や復興都市計画の実現には、多くの問題を抱えています。①用地確保、事業認可、②補助金、個人負担、二重ローン、③営業、雇用、入居期限、④建築制限、条例化、陸前高田では仮設スーパー建築容認、⑤復興計画、防潮堤の高さ、2線堤、かさ上げ、立体避難、⑥住民の合意形成などです。引き続き問題点に注目していきます。
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佐久島

2011-11-20 | 都市計画・まちづくり

佐久島でイベントがあると聞いて、天気が良かったのでふらっと出かけました。一色の魚広場の隣にある港を11時半出発で、片道30分ですが800円はちょっと高い感じです。先に着いたのが西港で降りましたが、食事できる所がありません。お昼寝ハウスを目指しましたが道に迷い、中学校のイベントを覗きました。途中で写真の滞在型農園を見ることができました。住宅は10戸、年間70日以上の滞在が条件で、家賃は年間48万円です。すでに多数の問い合わせが寄せられているようです。東港で大アサリ丼とタコ物を食べました。船の客は釣り客と若い人が目立ちました。久しぶりに訪ねた佐久島の芸術作品が、過疎化の歯止めをどこまでかけることができるでしょうか。
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東日本大震災④ハードとソフトの減殺と想像力

2011-11-15 | 都市計画・まちづくり

東日本大震災の問題意識として、①どうして津波で直ぐに逃げずに死者が沢山でたのか、②仮設住宅は集落単位でできたか、③復興では高台移転は可能か、④復興での地域産業と雇用の創出をどうするか、⑤政府支援、外部連携のあり方などです。写真の風光明媚な穴通磯近くに湾口防波堤があり、津波で倒壊しました。減災にはなったかと思いますが、田老の巨大防波堤でも乗り越え、堤も破壊し、多くの人の命を飲み込みました。ハードへの過信があったこと、数日前に地震があったこと、最初に3mという報道でたいしたことないと勝手に判断したことなどが挙げられます。また、車で逃げて渋滞にはまった人、助けに戻った人、避難所にいて呑まれた人などもいたと聞きます。想定以上の津波が襲ったわけで、想像力を働かせた人が紙一重で助かっています。自分がそこにいたら助かったのだろうか、どういう行動をとったであろうかわかりません。自然の脅威を改めて感じました。
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東日本大震災③仮設住宅

2011-11-14 | 都市計画・まちづくり

2日目の午前は大船渡の仮設住宅を訪問しました。気仙地区へはNPO愛知ネットの事務局があり、コープ愛知もタオルを送ったり、炊き出しを行ってきた縁でつながりができています。現地案内頂いた人は観光ボランティアで、被災を受けていても明るく元気に対応していただきました。赤崎地区はリアス式海岸の影響で、大きな被害を受けた地区です。写真は仮設住宅へ歩いて向かう途中の鉄橋で、津波の高さがわかります。被災者の方は20人ほどの女性が対応してくれました。同じ地区の集団移転で顔見知りであり、元気そうでした。それでも建てて10年で流され、ローンが残っているという人も見えました。仮設住宅の間取りは一人の場合台所とバス、トイレ、4畳半一間で、冷蔵庫、洗濯機が備えられていました。住田町の木造仮設住宅はバスからちらっと見ただけですが、大手のプレファブ一括発注でなく、地元の木材で地元の大工が早く安くできることが大事です。各自治体がどれくらい出来るか、ノウハウも含めて準備しておく必要があります。
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脳のMRI

2011-11-14 | 市民生活・企業都市

東北に行く前から頭がズキンと時々痛み、気になったので豊田厚生病院へ10時前に行きました。受付までに20分、受診までに2時間でした。血液と尿を採り、脳のMRIをやることにしました。結果は問題なしでほっとしました。頭の痛いのは寒くなって、血圧が高くなったためのようです。その後栄養指導を受けて、終わったのは午後3時でした。会計は特定療養費2,000を含めて、3割で11,900円でした。浄水駅の近くでは20階建てのビルが、建設中(写真)でした。処方箋を持って近くの薬局へ行ったら、薬がないと言われてしまいました。
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東日本大震災②地震、地理、地形の違い

2011-11-12 | 都市計画・まちづくり

初日の午後は陸前高田の港により、一本松を見ました。現地に立ってみて、瓦礫はほとんど片付いて、津波が根こそぎ建物を持っていったことがわかります。神戸の地震では死者の8割が、建物の倒壊による圧死でした。東日本大震災は、津波による死者が圧倒的でした。陸前高田は市役所も呑みこまれ、職員も犠牲になっています。現在は高台に仮設の市の事務所がありました。後で見た大船渡と比べると、平地が多く直ぐに高い山へ逃げれなかったのでしょう。海岸近くの人は逃げたけれど、奥地の人や少し高台の人、3階の建物に居た人は油断したようです。高い建物の市民病院でも、津波は3階を超え4階まで来たそうです。「津波てんでんこ」を書いた山下文男さんも、4階の病室にいて危うく難を逃れたようです。松並木は全滅で、残された一本末は皆が支援していますが、遠くからですが色も悪く弱っています。写真はその松です。
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東日本大震災①現地、後方支援

2011-11-12 | 都市計画・まちづくり

コープ愛知の企画で9~11の3日間、住田町、陸前高田市、大船渡市へ2泊3日で参加しました。総勢33名で多くの人は何かしたい、現地にも行きたいという同じような考えの方々で、大変和やかに楽しく学ぶことができました。朝6時に土橋駅を乗車し、名古屋からのぞみで水沢江刺着、そこからバスでまずは住田町へと、約7時間かかりました。そこでは町長が直々に説明をしてくれました。住田町は海岸から離れ津波の被害はありません。そこで気仙地区の陸前高田、大船渡の後方支援を買って出たとういうことでした。現在は被災者も仮設住宅に入居し、復興の段階です。復興の一番の問題は産業と雇用だと強調されていました。写真にある移動キャンプの事務所は、「NPO愛知ネット」の事務所になっています。事務局長の紹介予定が、訪問客があり中止されました。その訪問客とは後で見て、お互いに驚きました。それは豊田市の防災責任者で、顔見知りと人であり、頼もしく思いました。もっと行政は被災地へ支援で入り、学ぶべきだと要望している矢先であり、さらには議員、市民の復興支援が必要かと思いました。トヨタ自動車の工場がない自治体でも、多くの自治体に支援交流すれば、なんかの時に助けてもらえます。新東海地震では三河の沿岸部の自治体と連携が必要です。
<特記>
11日夜遅く充実して帰ってきましたが、知立駅で電車を待っていると、酔っ払いが割り込もうとしたので、つい「割り込むなよ」怒鳴ってしまいました。復興支援で助け合って生きているのに、がっかりでした。それ以上に頭に来たのは、どうしようもない内閣のTPP参加表明です。農業、漁業に打撃であり、復興は大きく遅れるでしょう。
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TPP不参戦を

2011-11-08 | 平和・人権・環境・自治制度

 マスコミの論調は異常にもTPP参戦論が多いです。野田首相は10日に決断すると言われています。3日にはG20のフランス会議で、消費税を2010年年代半ばまでに10%にすると、国際公約してしまいました。TPPも内容がわからぬままに、バスに乗り遅れるなと言われ飛び乗れば、行き先を間違え国民生活は大損となります。愛知県の農協は反対で、大村知事は賛成です。豊田農協はだんまりです。与党、野党の中でも反対が多いので、この際TPP反対の管理内閣でも作ったらどうでしょうか。
 韓国はウヲン安で自動車輸出が好調ですが、アメリカと単独のFTAです。農産物だけの影響でなく、医療、金融、公共事業など24分野にもなります。アジアの成長を取り込むといっても、アジアの主要国である中国、韓国も入っていません。「TPPで日本は、エネルギーも基地も食料もアメリカに首根っこをおさえられることになります」(金子勝)。
(写真は西尾市役所のトイレの案内で、「誰でもトイレ」・誰でも使えるトイレです。多目的トイレよりベターで、ユニバーサルデザインの発想です)
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