浜 矩子、柳澤協二、内橋克人(2015)『民主主義をあきらめない』岩波ブックレット
浜 アホノミクスとアベの経済政策を遠慮なくこき下ろす。遠くない将来に浜の言っていることが実証されるだろう。「チーム・アホノミクスの大将が好んで使われる『積極的平和主義』は、言い換えれば『積極的戦争主義』ということなのです。
柳澤 元防衛官僚としての矜持(きょうじ)「私がいた頃の政府は『集団的自衛権行使容認」などとは言っていなかった。私は、防衛官僚としてお仕えしてきた歴代自民党政権時代(小泉、福田、麻生)の公式見解をキープしているだけで、私自身は変わっていないんです」。
内橋 これは民主主義ではない。まず、「閣議決定ありき」の危険性。「特定秘密保護法」、原発再稼働につながる「エネルギー基本計画」、「武器輸出三原則」など装置鑑定独裁だ。「組織トップの首のすげ替え」、日銀(白から黒)、NHK、内閣法制局長官、GPIF(「株価依存内閣」)。次いで「三つのM」、メディア、マネー、マインドのアンダーコントロール。