豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

三州足助屋敷

2009-01-29 | 都市計画・まちづくり
先日、「美しい日本の歴史的風土・環境フォーラム」の一環で、久しぶりに足助にいってきました。「保存会の馬蹄」を発見したのと、新しい路地を案内してもらいました。飯盛山は大きくなりすぎた杉を伐採していました。町並みの整備計画が進んでいるようですが、合併後の目玉事業のような気がします。電線の地中化もいいですが、河川浄化の運動の歴史もあり、下水道を無理に入れる必要もないと思います。行政主導で住民の顔がみえません。三州足助屋敷には地元小学生が、染物や、竹とんぼの体験をしていました。春になったらまた訪ねたいと思います。
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樹木マンション

2009-01-27 | 都市計画・まちづくり
樹木の歴史的な町並みのある地区で、高層マンションが完成しました。表立った反対運動も無く、建築自由でできる町並みは、コントロールの効かない市場主義経済の結果でしょうか。売れていないのは後5戸のようです。日本の都市政策もCHANGEが必要だと思いますが。
 新しい電子辞書、SHARPのPW-AC880を27,000円で買いました。調子が良く気にいってますが、裏をみたらMADE IN CHINAでした。今ALEXANDRAの『THE CHINA PRICE』という本を、こつこつ読み始めているところです。
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刈谷駅前再開発

2009-01-13 | 都市計画・まちづくり
刈谷市の図書館に用事があったので、久しぶりに刈谷駅を訪れました。駐車をするのにまごつきました。ハローワークの様子を見ようとしましたが、駐車場が満車で入れませんでした。JR刈谷駅前は「商業複合型再開発」が、完成間際でした。大型店のバロー、生涯学習センター、マンションなどで、豊田市より遅れること10年ですが、事業評価は別にしても綺麗になっていることは確かです。三井不動産のマンションの売り出し価格は、約90㎡で4000万円程でしたが、完売されたでしょうか。刈谷の1等地にあり、名古屋へ20分は魅力です。一方、豊田紡織前の旧商店街はアーケードを一部撤去し、明るくなったものの寂びしそうでした。刈谷駅周辺では大型店と大駐車場がひしめき合い、交通渋滞の解消に鉄道のアンダーパス工事も行われていましたが、どの程度効果がでるかわかりません。
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地域再生の条件

2009-01-11 | 気になる本
本間義人(2007)『地域再生の条件』岩波新書
著者は国土計画の批評など全国的な視点で、卓越した著書が多く好きな思想家の1人です。今回の本は地域の視点から論じているから興味深いです。結論的には地域の疲弊の原因は、中山間地、住宅、商店街、林業、農業など国策の誤謬としています。その中でも地方を歩き、いくつかの成功事例から処方箋を提示しています。
 はじめにで、国の画一的な「都市再生プラン」ではコンセプトが見られないし、地域の実情を知らないと指摘しています。それは国の責任だけでなく、自治体も原理原則が欠け、「まちづくり交付金」など整備事業を追い求めることなどがあります。「真の地域再生」は、「地域に工場を誘致したものの、工場だけが繁栄して、地域は崩壊したというのでは再生とはいえない」としています。1章のなぜ地域再生かでは、地域再生の主役は住民であるとしています。厳しい状況なのは、「地方分権を標榜しながら」、「地方財政政策による」としています。地方分権といわれながら、「三位一体改革」では「04年度予算では地方交付税を2兆9千億円、補助金を約1兆円削り、税源委譲は6500億円にとどまりました」。地域格差と「公」の役割が縮小しました。公営住宅は「05年度には前々年度の10分の1以下」になり、機能不全となりました。さらに住生活基本法により民間資本の活用で公的責任が後退し、定住できなくなりました。そして財政困難な自治体は合併を余儀なくされました。地域はなぜ衰退したかで、国土計画の失敗、新産業都市政策の誤算、1次産業政策の失敗、都市開発の市場化、リゾート法をあげています。
 2章から6章は、武蔵野市のムーバス、大分県大山の脱コメ農業、大台町宮川の森林経営などです。地場産業で生活できる地域をつくるという観点は素晴らしいと思います。現実は合併に追い込まれて過疎化が振興する地域が多いのが実情です。自立的な観光まちづくりを進めてきた足助町ですらそうです。最も注目されるのは、小布施町、湯布院町、掛川市と真鶴町の条例の先駆性で、自治体が住民参加で独自性を持って政策を展開できるかに関わります。しかし、地方交付税が削減され、国の誤謬と対抗し、地域自立をすることは容易ではありません。7章の地域再生に向けてで、国の誤謬を改め地方の発想とありますが、国と自治体の役割分担、住民参加、協働などの制度・手法はありますが一般的です。「地場産業を発展させる」など、地域自立の処方箋は地域住民が主体となって創る必要があります。輸出型大企業依存から構造転換が求められる時代に相応しい本です。
写真は寒空に飛んできた蝶か蛾です?
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新しい公共をつくる

2009-01-09 | 気になる本
中嶋 信(2007)『新しい公共をつくる』自治体研究社
 従来の公共は国や自治体などが税金を使って行う事業、サービスを公共としてきました。それに不満があれば、住民は反対運動を行うという形でした。最近は対立でなく、早くから住民の意見を取り入れ、参加型のまちづくりが行われるようになりました。まだまだ試行錯誤の段階で形式的な参加や、安上がりを狙ったものなど様々です。民と公の役割分担、信頼関係をどのように築くか、実践的な地域まちづくりの先進事例が紹介されています。
1章では、アメリカ型の格差社会の進行と問題点が指摘されています。新自由主義による「小さな政府」の幻惑を説明しています。2章では、市場原理モデルを批判し、地域経済を家庭経済、地方行財政、営利企業の3つの構成関係を図解しています。3章では、「骨太の方針」を批判し、対抗軸を提案しています。4章では、「対抗するシステム」の骨格を示し、公共サービスの質を劣化させないための基準の必要性を説いています。5章では、Another world is possible!で、南米の新しい動きと、ASEAN+3(日中韓)の可能性を示唆しています。私も東南アジアの枠組みの重要性は同感ですが、日米安保からの自立と対等関係が出来るかに関わると思います。ここまでの考えは、2008年から現れた米国発の世界不況前に書かれたものであり、その先見性が評価できます。6章では、政策決定過程への住民参加で、行政と審議機関との関係についての図解で、審議委員の直轄に事務局を置き報告案をまとめる方式は、徳島県の事例として先進的なものであります。マリンピア検討委員会が従来の審議会から脱皮できたのは、知事の委員の選任方法などのリーダーシップをあげています。7章では、上勝町の「葉っぱビジネス」の事例紹介であります。この本は、大企業中心で輸出産業型の日本の経済構造が破綻する中で、地域経済の振興を住民参加でつくるヒントが沢山あります。地方が元気になるには、中央政府の骨格政策をチェンジする時代が来ているのではないでしょうか。
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石林

2009-01-07 | traveling, town walking
石林の公園は急遽時間の都合で、電動自動車30元で回りました。途中少数民族イ族の集落によりました。刺繍のおみやげはお値打ちで皆が買い求めましたが、テレビもあり観光地化されていました。石林なんかと思っていましたが、最後に石の林と言うべき絶景地がありました。しかし、ここでは10分しかなく記念撮影で時間もとられました。展望台まで駆け足で行きましたが、時間も無く後一歩で引き返しました。登りと違う道を帰ろうとして、迷ってしまいました。集合時間より5分も遅れて、焦りました。出口が分かりません。EXITと聞いても、通じません。後で気づきましたが、漢字で紙に書けばよかったです。もう一度来た道に戻り、ちょっと遅れた程度で間に合いました。大汗をかいてしまいました。写真は小雨のため石が黒ずんでいます。
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登龍門

2009-01-06 | traveling, town walking
昆明は2度目ですが龍門と石林は行っていません。昆明は高度が高く1900mほどで、日本のマラソン選手もトレーニングする所です。先回はシャングリラ、麗江、大理、昆明と逆コースをとったので、相棒が高山病になりました。
龍門は絶壁の崖の上に彫られた所に仏像があり、スリル満点です。眼下には昆明湖がありますが、かすんで見えませんでした。
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昆明へ

2009-01-05 | traveling, town walking
棚田のあった元陽からバスで7時間かけ昆明に入りました。雲南は日本と同じくらいの面積で広いので、移動に時間がかかります。今回の旅行は八日間の食事つきで約20万円とお値打ちのため、飛行機も乗り継ぎです。移動中はよく寝ていました。食事は広東風で薄味ですが、終盤は飽いてきて皆の食べ残しが増えました。ガイドさんの話では、中国も成長し改革で地方との格差是正、植林などの防災、食の安全、汚職の防止などに取組んでいるが、大きな国なので直ぐに効果が現れないとのことです。特に政治改革では、ネット情報も発達し、著名人が300人程の連名で1党独裁から複数政党制の提案など「08憲章」を発表したとのことです。アメリカの経済的凋落と共に、世界史的な変化を予感しました。昆明では既に桜の花が咲いていました。自転車は側道を走っていました。花博以来10年間で急成長した都市です。03年頃に来た時は古い住宅街を壊していました。最近は成長も一服で、住宅建設も小康状態のようです。
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少数民族村

2009-01-04 | traveling, town walking
中国には少数民族が56(漢族含む)あります。ハニ族はチベットから移住し、日本人の起源という説もあります。山間地の民族村は決して豊かではありませんが、コミュニティがあり、子どもたちは元気に遊んでいました。
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虎の口棚田

2009-01-04 | traveling, town walking
国境を超えてからバスでがたがた道を6時間走りました。高速道路は建設中ですが、山の地質が悪く斜面がよく崩れていました。政府の政策は災害防止で、農村の税の軽減、植林などの支援を始めたそうです。棚田は世界遺産申請中で、水を蓄えていたので大変綺麗です。風景と共にそこで暮らす人の生活が維持向上する必要があります。このことは日本でも同じです。自動車、電機の輸出優先の経済構造から、農山村など地域の自立振興が改めて問われています。
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