豊田9条の会と憲法を学ぶ会の共催で12月1日、「いちから学ぶ憲法」カフェに参加しました。講師は堀江哲史弁護士で、元パティシェだからケーキにつられたこともあります。自衛隊が駆けつけ警護でいよいよ武器を使用することができるようになった今、憲法がないがしろにされています。TPP、年金カット、カジノIRなど国民の声を無視したアベ暴走政治が止まりません。沖縄ではオスプレイが墜落しても、政府やマスコミは不時着だといいます。アメリカ軍は住宅地に落ちなかったから、県民は「感謝しろ」と植民地的発言です。
講師の話で記憶に残った点はいくつかあります。憲法とは「権力の濫用を抑えて、個人の権利・自由を守るためのもの」、「国民が守らなければならないルールではない」。このことは立憲主義の本質を分かりやすくいっています。解釈改憲は「日本という法治国家に対するクーデター」です。
自民党改憲草案では、国民は憲法を尊重。天皇は憲法の上にあり元首。「公益」、「公の秩序」による人権制約が可能です。
緊急事態条項は、内閣が法律と同一の効力を有する政令を制定でき、衆議院は解散されない。大災害を理由にしていますが、現憲法のもとで災害救助法、災害対策基本法で十分対応できます。これを許せば、ドイツのヒットラーのような時代になります。
改憲の動きに流されず、憲法が持つ人権、生存権、平和の意味を、こつこつじっくり学び国民のものにする必要があると感じました。