豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

歩道幅員

2007-12-31 | 都市計画・まちづくり
福祉のまちづくりでは、歩道の幅は有効2mとされています。広いほうがいいに決まっていますが、必ずしも視覚に障がいのある方にとってはそうだとは言えません。街歩きを市民参加で行っていた時に、2mがベターと言われました。その意味がこの写真です。市役所の職員会館の前の歩道は、既設を改修して3mにしました。その結果、既存の駐車場が使えなくなり、車がはみ出しています。さらに歩道に車が駐車してあります。3mにする場合は交差点にボラード(車止め)を設置するか、駐車違反を警察に通報するしかありません。
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豊信の歩道橋が消えた

2007-12-26 | 都市計画・まちづくり
豊田信用金庫の旧事務所が解体されました。この歩道橋も取れるといいなあと思いながら、11月に撮った記念の写真です。以前、この橋が取れたらいいなあと、ワークショップをしたことを思い出しました。ところが、12月通ったらなくなっていました。橋は県の管理だったから、誰が取ってくれたのか知りませんが、うれしくなりました。
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景観まちづくり論

2007-12-15 | 気になる本
後藤春彦『景観まちづくり論』学芸出版社、2007年
 景観まちづくりは時代のキーワードです。後藤さんは足助のまちづくりについて『まちづくり批評』を書いていますので、この本を手に取りました。足助は現在注目すべきフィールドです。歴史的な町並みの保存、行政の観光整備、商売、生活、空家対策、それと合併による影響など複雑な状況です。2年前に、頼まれて「足助の内発的観光まちづくり」というレポートを、建築学会の委員会で発表した時には、運悪く後藤先生にはお会いできませんでした。また、後藤先生が三重大学にいたのも奇遇です。今回、足助のアドバイザーに三重大学の浅野さんがなっています。
「中央から一定の距離をおきつつも、独自のスタンスから真理を見極めようとする」早稲田大学は、フィールドを大事にした3つの流れを紹介しています。その歴史的系譜に佐藤武夫さんが出てくるのは懐かしいです。以前、佐藤・西山編の『都市問題』を必死に読んだことを思い出します。マサチューセッツ工科大学の購買部で見つけた「The Power of Place」を、「景観の表層の美醜のみが議論されることが多いわが国の景観論に辟易していいた」著者は、わが意を得たりとしています。今年の6月ボストンから自転車で行ったときには、この大学は閉まっていました。ハーバード大学の購買部には、都市計画の本は見つかりませんでした。改めて読んでみたい本です。景観の定義について、「景観=地域+風景」という考えは、私の考えとは少し違います。また、景観(風景)計画の第一人者、西村幸夫氏の文献・思想の批評がないのは残念です。空間と場所の関係で、私も空間計画(高さ、道路幅、敷地など)が関心事ですが、場所にも意義はあるかなとは思っていました。その関連性を巧みに説明されています。
 足助の事例もありますが、これまでの経過と評価であり、今後の展開はありません。しかし、山梨県早川町と小田原市の事例が、足助の将来の方向性を示唆しています。合併の影響は大きく、合併しなくて自立した早川町との違いがどうなるか注目したいし、訪ねてみたいです。足助のまちづくりは歴史的な文脈と地形軸、文化軸、生活軸などしっかり評価しなおし、住民討論で合意してから、整備しないと禍根を残すと思います。本書のねらいにあるように、仮説的な意見も含まれますが本質的でするどい問題提起も多く、議論のきっかけになりやすい本です。
(写真は永覚付近で建設中の高層マンションです。)
<時の話題>
内野さんの裁判は国が控訴せず、勝利が確定しました。
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豊田市景観シンポ足助

2007-12-07 | 都市計画・まちづくり
豊田市は景観計画を策定し、案のパブリックコメントを募集しています。その一環として豊田市体育館と足助の2箇所でシンポを行いました。豊田市では現在高層マンションが無秩序に乱立しています。それをコントロールする制度がありません。都市計画法の高度地区指定か景観法による規制でできますが、急ぐ必要があります。景観計画案策定では有識者の意見を聞いただけで、住民参加がないのは問題です。それと、足助は重点整備地区に入って結構なことですが、下水道や観光課、都市計画、都市整備課、文化財保護など地元の歴史的経過などを再評価せずに、事業化を急ぐ危惧があります。重要伝統的建築物郡保存地区指定の最後のチャンスでもあり、下水道事業の先行だけは避けて欲しいものです。アドバイザーの三重大学浅野先生は、歴史的文脈や住民参加の視点でのまちづくりに実績もあり、期待したいところです。ライトアップは2日の日曜日まででした。写真は香嵐渓の待月橋で、月曜日の4時過ぎです。
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豊田通商建設中

2007-12-06 | 市民生活・企業都市
豊田市の寿町に豊田通商の事務所が建設中です。東名豊田インターとトヨタ本社の中間点で、名鉄土橋駅から5分程度の所です。名鉄土橋駅周辺は区画整理で、駅舎も新築されます。鉄道も知立駅から高架化と将来には複線化を検討されています。インターからトヨタ本社の道路は整備されていますが、朝のラッシュは相当のものです。この路線の信号は交通量によって時間が変わるため、横切るのには2~3信号で5分程待たされます。名古屋へミッドランドスクエアーができ、工場の設備更新と下山地区での研究開発施設計画で豊田周辺はトヨタの再編強化が進んでいます。
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豊田労基署要請

2007-12-05 | 市民生活・企業都市
地裁判決を受けて原告は、労災を認めなかった労基署へ控訴しないように要請しました。申請した当時の課長は異動で不在で、処分の誤りの謝罪はありませんでした。豊田労基署は現場調査が不十分で、しかも当時の資料が保管されていないという理由で提出されませんでした。そればかりか、豊田労基署は会社からゴルフ優待券を貰ったり、社員からの内部告発を会社に漏らしたりの不正を行っていました。労災の不認定の誤りを認め、早く控訴しないことの表明をすべきです。
 その後、トヨタ本社にも要請にいきましたが、原告、弁護団、若干名と人数制限をされました。さらに、新聞社も入室を拒否され、ロビーでの待機者まで退去を求められる始末でした。世界のトヨタの品格が問われます。
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トヨタ内野裁判全面勝利

2007-12-04 | 市民生活・企業都市
内野健一さんは2002年2月9日に、トヨタの堤工場で心停止により死亡しました。労災を労基署に申請しましたが、無償労働は業務でないとして認定されませんでした。地裁判決は豊田労基署が45時間しか認めなかった時間外労働を、QC活動、創意工夫活動、自宅などの隠れた業務を認め106時間としました。原告の博子さんは子育て、労働、裁判などの多忙な中で、「夫は会社の利益のための仕事で倒れた、裁判所も捨てたものではない。これで安らかに眠ってくださいといえる」と、あいさつしました。死亡してから約6年も経ち、今後は労基署が控訴しないことと、営業利益2兆円のトヨタが安全・安心の職場環境を作ることだと思います。
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