豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

秋葉町の枝下緑道の横断歩道を安全に

2016-08-29 | 都市計画・まちづくり

  豊田市の枝下緑道(自転車道)を丸山から水源に向かうと、豊田市秋葉町地内(写真)では市道と交差し横断歩道となる。ここは自転車だけでなくウオーキングコースでもあり、危険な思いで渡っている。市道長興寺今線は縦断勾配もあり、南から北上する車はスピードが出やすい構造で、昨年には交通事故もあった。秋葉の団地の人からも安全対策を講じて欲しい、という声を聞いている。望ましいのは①押釦式の信号機設置である。これは警察の所管となる。②次に、歩道をマウントアップするか、鋲などを打ち車が歩道前で減速する構造にすることである。③に、最近市内で良く目にする歩道および車道を赤いカラー舗装にすることである。

  これを豊田市役所の交通安全防犯課へ、文書で要望した。担当者曰く、②はオートバイなどの転倒の危険性がある、騒音が発生しやすいということで否定的であった。③については、現在は車道にひし形の白いマーキングがしてあるということであった。事情は分かったが、新たな施設整備なので区長からも要望を上げて欲しいということであった。どういう方法がベストなのか、周辺住民がワークショップなど現地を見ながら検討するのは望ましいが、「区長を通せ」というのは納得いかない。そんな条例があるのか調べてみよう。兎に角、要望書の受付はしてもらった。署名運動を始めようかな。

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地域会議・予算提案事業

2016-08-28 | 平和・人権・環境・自治制度

 地域会議は2千万円を上限に予算提案ができ、採択されれば市が施行する。先回にも議論したが、「WE love とよた」条例構想で時間を取られ、議論ができなかった。8月の今回も1時間ほどで議論をしなくてはならない。防犯事業は講習会など前年度並みで決まった。もう一つの目玉事業は健康対策事業である。事務局が沢山の事例、資料などを用意してくれた。①案は地域会議単独で必要な項目を実施する案で、②案は豊田市地域保健課とタイアップして、抜本的な地域健康計画を策定して事業選択する案である。②案の方が望ましいが、計画策定に時間を取られる。結局、委員は多忙な区長など役員が多く、①案に決まった。

 次に、防災フェアの企画であるが、自治区との防災訓練とバッティングしやすい。講習会で人が集まらないと割り当ての動員である。これなら無理してやる必要もない。個人的には熊本地震の視察の話も聞きたい。市南部は新東海地震の被害も相対的に大きいので、予防を重視し木造住宅の耐震診断、改修をやったらどうかという意見もあったが、時間切れである。防災は自助、共助、公助と言われるが、地域会議は共助に当たる。防災フェアをやっても中々住民の参加がないのが悩みである。いつ地震が来てもおかしくないと言われているが、明日ではない、我が家は大丈夫、改修費用がない、明日の生活も大変などと様々な声がある。共助とは何か、市の地理情報システムで木造密集地の地図は出せないか、一度市の建築防災担当と相談して企画案を提案しようかな。

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貧困世代

2016-08-23 | 気になる本

藤田孝典(2016)「貧困世代」

 はじめにで、「現代の若者たちは一過性の困難に直面しているばかりではなく、その後も続く生活の様々な困難さや貧困を抱え続けてしまっている世代である。」という指摘は題名の主題である。高度経済成長時代は、普通に働けば、普通の暮らしが享受できた。働いただけ報われる体制があった(今や若者に、「普通のミライ」がない)。今の若者は大学で奨学金の借金、ブラック企業での雇用環境、長時間労働・低賃金・休暇がないなど社会的弱者でもある。著者は「監獄から出られない囚人たち」と指摘している。(  )内は私のコメントである。

 第1章では関わった具体的な事例を紹介している。そのことから、「貧困世代」と「下流老人」につながっていると説く。非正規の拡大で年金が高齢になっても、まともに受け取れないからである。トヨタの国内販売台数の減少は、若者が車を買う購買力の低下である。少子化問題と貧困問題をセットで考えなくてはならない。(結婚できない、出産しない要因は何かが、政府の政策では見落とされている。豊田市では非正規が増え、若者が市外流出している。30代男性の未婚率も高い。)

 第2章 「大人が貧困をわからない悲劇」で、劣悪な労働環境でも働く先を選べない。奨学金という借金を背負い、転職もままならない。長時間労働やパワハラの横行で、精神疾患を発症する人が増加している。少子化で「保育園義務教育化」(古市15、小学館)は、本質的な問題でないとしている。(が、豊田市は公立保育園を民間へ無償で払い下げで、保育士の非正規化、低賃金が拡大する側面がある。保育に情熱がなくなる可能性が高まると考える)。

 第3章ブラックバイトと奨学金問題(略)

 第4章「住めない悲劇―貧困世代の抱える住宅問題」では、親と同居の若者が日本で4割いるという。イギリス、スウェーデンでは1割以下という。先進国では住宅政策が福祉の基本であるが、日本では量は足りたとして市場原理に任せている。非正規、低賃金の若者は住宅取得のローンが組めない。15年に生活困窮者自立支援法が制定した。一般的な家賃補助制度ができるか、低家賃の住宅が創出されるか、注目しなければならない。少子化の原因は住宅にあるのではないか、という仮説が浮かぶ(豊田市では中堅層が市外へ転出している。定職につけない。安い地価と岡崎などへ良い住環境を求める。30代独身未婚率が高い。この解決策が定住対策であるべきだが、豊田市の8次総合計画には欠けている)。若者は公営住宅の入居が制限されている。住宅がなければ、少子化も人口減少も止まらない。住宅取得の見通しもなければ、家族形成の姿をイメージできない。

 第5章提言では、、労働組合で戦う。ワーキングプア問題の解決。ここでは若者サポートステーションによる就労支援は貧困を温存する危険性がある。十分な職業訓練も用意されないままの再就職を指摘する。スカラシップの導入と富裕層への課税。家賃補助制度の導入と住宅政策の充実。平山の住宅政策の充実が少子化問題を改善していることを紹介している。

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豊田市総合計画素案説明会

2016-08-21 | 都市計画・まちづくり

 16・8.16高岡地区で見出しの説明会に参加した。場所は豊田市高岡コミセン、参加者約100名で高齢者の男性が多く、地域会議委員、自治区役員が中心であった。資料説明30分、リーフレット1枚の全体構想で地区別計画がないのでわかりづらく、質疑が噛み合わない。以下、主な意見と答弁メモ。( )内は筆者意見。

Q 人口減少問題は雇用問題、非正規が定住できない理由である。定住するには正社員、住宅支援、子育て支援が必要。都市内分権で合併前は中学校単位で地区カルテ、地区別計画案を作っていた。地域の課題も深堀できない、カルテがないので共通認識が持てない。

A 地区の不足する資料は提供する。

Q 「住み良い」の割合が過去最高とあるが、他市と比べてどうか。

A 岡崎の方が歴史が古く(住めば都)10%ほど高い。調査の質問にもよるが比較しにくい。

Q 市長の公約と比べてこの計画はどうか?

A すべてではない。メリハリ(「we love とよた」、産業強靭化、コスト削減、自己責任か)をつけた。

Q 南部の医療は不足している現状認識はどうか。今後の計画は?医療センターは?

A 救急搬送は間に合っている。(市外へ搬送は?)医療センター建て替えは現在地、議会などで議論し理解を得た。共通認識ができていない。(認識のずれがある。)「保育料など他市より安い」、岡崎より給与所得は良い。(生活は悪化している)

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 人口減少、超高齢化社会、グローバル社会(国際競争によるコスト削減)で生活、福祉悪化の言い訳に感じられる。法人市民税の国税化で行革・民営化、共働(自己責任論)が強い。国の悪政(増税、福祉切り捨てなど)にあまり異議無く、産業強靭化政策で大企業優遇。トリクルダウンは少なく市民生活は悪化している。人口減少に対して雇用で正社員化、住宅支援、子育て支援の定住政策がない。合計特殊出生率の目標が低い。広域農山村と「工場都市」で、都市内分権は形骸化している。スタジアム、駅前再開発の無駄使いは目をつむり、保育園、図書館の民営化には熱心である。市民との協働は、共通認識と信頼関係が崩れている。

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茅野の寒天倉庫

2016-08-11 | traveling, town walking

  親湯ホテルは有名であるが、値段の割に期待外れであった。大浴場が小さい。創作料理は時間通りに食べさせられた感じで、ペンションの料理の方が美味しかった。さて、ホテルを後にして、パンフレットを頼りに茅野の御柱のある「木落とし公園」と街歩きに出かけた。naviで茅野駅をセットし何とか到着、まずは寒天倉庫の前に駐車し、木落とし公園に。ここからは山や町の景色が一望できる。山の自然、温泉、高原の開拓の歴史、古墳時代、里の御柱の伝統、郷土の寒天、みそと自然のめぐみと農耕文化の連関が感じられた。みそ工場は見学もでき、おみやげもあって楽しい。丸井伊東商店のみそ工場の中に貧乏神様がいて、豆をぶつけ「格差と貧困」を追っ払ってきた。写真は寒天倉庫で、木造4階建てもあり、やや老朽化が進み改修が待たれる。

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小津安二郎・散歩道

2016-08-10 | traveling, town walking

笹離宮の後そばを食べて、新雲荘を訪ねようとしたがnaviではたどり着けなかった。そこで、小津安二郎の散歩道を歩くことにした。ビーナスラインは何度か車で走るけど、細い散策路は別荘の生活が垣間見える。真夏なのに別荘にいる人は少なかった。中には建物が傷んでいるものや、売りに出ているものもあった。避暑で別荘を持てる身分でもないから、3,4日ペンションでのんびり滞在するのも良いだろう。気にいらなければ軽井沢、奥飛騨温泉郷と巡回し、批評するのも楽しい。時には家族と、時には友達と、あるいはイベント時に、趣味が合えばなお楽しい。私の趣味は、歴史的な街並み、文化、山並み、庭園、そば、とうもろこし、桃、MUSEUM,温泉、料理、ワインである。山登りがきつくなってきたから、基礎体力をつけることも大事であるが、今回はトレッキングの楽しみを発見した。時期はどうか?7月上旬の花のシーズンが壱番かも。夏休み前で空いていて安い。しかし、梅雨があけていない可能性がある。次は、8月上旬の真夏日である。外国人の旅行客増加の期待より、日本国民みんなが夏休みに1週間ぐらい旅行する風習が欲しいものである。
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笹離宮

2016-08-09 | traveling, town walking

 足早にトレッキングを断念したので、入手したパンフレットから笹離宮を訪問することにした。離宮を改修した建築家安井清氏と笹の研究している大和生物研究所、富士竹類植物園が融合して作られた庭園で、一般公開は昨年からだそうだ。笹の植物園を回っていると縄文風の小屋を発見。入口に立っていると中から「縄文人」の声が。テープかと思っていたら、管理人が囲炉裏に火を点けていた。笹のことや庭園のいきさつを説明してくれた。小屋は茅葺でなく、笹葺きであるとのこと。なるほど原野では葦より笹の方が、材料として入手し易い。一回りして管理室で笹のアイスクリームを買って食べた。これが美味である。アンケートを頼まれたので、笹や竹の工芸品、遊びを提案したら、既に取り組まれているとのこと。もう一つ笹離宮なら、桂離宮にある竹垣が笹垣を作ったらと提言した。入場料は800円であったが、半券持参すると次回は半額とか、各種イベントも催され一見の価値あり。
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小津安二郎・無藝荘

2016-08-08 | traveling, town walking

 2日目は何とか念願の蓼科山に登山できた。天気も優れないので早く下山。御泉水(おせんすい)自然園をパスし、蓼科湖近くの彫刻のある公園(写真)を散策した。次に、鹿山の湯へ行こうか迷っていて、通り道小津安二郎監督の無藝荘(100円)発見し入場。「八ヶ岳てくてくガイド」(500円)と小津の散歩道ルートを入手。3時になったのでペンションに行こうとしたが、naviが別の場所を誘導。山のせいか良く狂うらしい。電話して宿へ向かおうとしたら、急に雨が強く振り出した。ペンションでも個室にトイレはあり、浴室は共同だが24時間入浴可能だった。次の日はロープウェイで北横岳に登ろうとしたが、午後崩れる予報なので、宿近くのトレッキングコース(3~4時間コース)を回ることにした。30分程登ったが雷が鳴り始め断念。これも次回の楽しみに。
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蓼科山登山

2016-08-07 | traveling, town walking


 昨年は天候が悪かったのと、準備不足で途中下山したので再挑戦である。コースは初級で御泉水(おせんすい)自然園近くの7合目・蓼科神社の鳥居のある所からの出発とした。この辺りはnaviが不正確である。電話番号、住所ではとんでもない方向へ誘導させられる。宿では弁当が準備できないので、前日にコンビニで仕入れた。8時に宿を出て登山口に9時前に着いた。前日の雨で足が滑りやすい。ゆっくりと最初の小屋まで2時間かかった。ここでシャツを変え、ここからは急な岩場を40分で登った。頂上は岩だらけである。これは八ヶ岳連峰と同じである。あいにくの天気で雲がかかり、下界の一部しか見ることが出来なかった。(写真は雲でがっかりな登山者)それでも達成できた喜びはひとしおであった。水泳で鍛えていても、山で使う筋肉は違い、帰りは筋肉痛となった。鹿山の湯へ行こうか迷ったが、蓼科湖の彫刻公園を散策した。

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バラクラ イングリッシュガーデン

2016-08-06 | traveling, town walking

 蓼科に行くには、足助、治部坂経由で飯田より中央道に入った。高速代が浮くのと途中そばを食べたいためである。治部坂から昼神までにそば屋は3軒ある。時間と混み具合で決めている。その後、ネバーランドで休憩しチェックインに時間があるので、イングリッシュガーデン(800円割引100円有)に寄った。イングリッシュガーデンは自然に溶け込み花と樹木と池が調和している。イギリスにはまだいってないが、四季の花を主婦が植えて楽しむ、庭でお茶をするなどといったイメージである。長椅子ベンチがあったので、暫しうたた寝をさせてもらった。(写真は入口にある黄金アカシア)
 今の日本の住宅事情では、戸建てであっても花や木を植えて、ガーデンでお茶をするようなレベルでない。狭い敷地に建蔽率一杯で、駐車スペースが精いっぱいである。庭の花や緑とオープンスペースが、地域の居住環境や都市の質を上げる。
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