豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

安保法制反対19行動in豊田

2020-08-19 | 平和・人権・環境・自治制度

 今日の19日は2015年9月19日の安保法制、いわゆる戦争法を自公政権が数を頼りに、国会で強行採決した日でした。日本の憲法学者や若者を先頭に世論も大きく反対しました。安保法制は憲法9条に違反するものです。

 中国は国家保安法をつくり、香港の1国2制度を破り、言論の自由や人権を弾圧しています。雨傘運動のリーダー、アグネス・チョウさんを警察は逮捕しましたが、フリーアグネスの世界的世論で一旦釈放しました。これは香港の内政問題と言うよりも、人権問題であり、国際問題として批判されるべきです。日本政府も中国政府に正式に抗議すべきです。しかし、日本政府も戦争法の他に、秘密保護法、共謀罪法など憲法違反の自由や民主主義を侵す法律も強行してきました。香港と同じようなことがされない保証はありません。だから批判できないのではないでしょうか?

 戦後75年日本は戦火を交えることが有りませんでした。憲法9条が歯止めの役割を果たしたと言えます。太平洋戦争でアジアの人が2000万人、日本人が310万人亡くなりました。日本は再び戦争しない、国際紛争を武力で解決しないと決めたのが憲法9条です。アベ首相は憲法を守るべき立場にありながら、憲法9条を変えようと発言を繰り返してきました。15日の戦没者追悼式では「積極的平和主義」を掲げましたが、そこには海外での侵略戦争の歴史の反省が見られません。積極的平和主義はノルウェイのガルトゥングさんが提唱したもので、戦争をなくすために貧困や環境破壊など暴力をなくすというのが本来の意味です。アベ政権に良くあることですが、それを捻じ曲げたものです。その例として、秋田と山口に配備を予定していたのが、世論の反対で河野防衛大臣は廃止を表明しました。その代りに、自民党は「敵基地攻撃能力」を高めると言い始めました。これはこれまでの「専守防衛」から「先制攻撃」に代わるもので、平和への道でなく戦争への道です。また、靖国神社に大臣が4人も参拝することも、過去の歴史を顧みないことであり問題です。

 市民と野党の共通政策である安保法制の廃止を実現しましょう。次の総選挙で安倍自公政権を変えましょう。防衛予算を減らし、コロナ対策を国民目線で重視し、命とくらしを守りましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊田自然観察の森

2020-08-19 | 平和・人権・環境・自治制度

 コロナで外出自粛、さらに先日の雨で豊田自然観察の森は閉鎖していました。ネットで見ていたら先週からオープンとありました。早速、19日午前10時に出かけました。コロナのせいで前日までの予約が必要だそうです。参加者少なかったけれど、ゆっくり丁寧に案内してもらえました。ツクツクボウシが鳴き、久々の森の中は暑かったです。植生も随分変わっていました。里山は手入れが必要です。トンボの湿地は目立たないが、可憐な草花が咲いていました。写真は栗の実です。小さい秋見つけた、という感じです。

 大雨での浸水は床上で、配線など電気系統がいかれたようです。被害額は?設計ミスか?指定管理による管理みすか?聞いてみたいものです。さて、以下は観察メモです。木の名前、草花の名前は一つづつ覚えていきます。

ツブラジイ この森には多い。建設当時から約30年、植生も変わっている。

ウワミズザクラ 山にある桜はみんな山桜と思っていたが違った。

*羽状複葉 ヤマウルシ、ウワミズザクラ 葉が1枚1枚でなく連結で1葉

*トンボの広場 ハンノキが伸びていた。珍しい草花が多い。サワギキョウ、シオカラトンボ、栗

       ヒメムクリ(1つの草に雌雄)、ミズトンボ、タイワンタケクマバチ(外来種、豊田の竹屋が輸入か)

カクレミノ グー、チョキ、パー 若いのはパー(3ツまた)

ワレモコウ 秋の7草ではない

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アファンの森の物語」

2020-08-15 | 気になる本

C・Wニコル(2013)『アファンの森の物語』Art Days

 山登りや自然は好きである。昨年、自然観察指導員の研修を受けた。フィールドを関わった豊田自然観察の森にと思っていたが、コロナと大雨での浸水で休業である。テレビを観ていたら、この森を放映していた。コロナと暑さで巣籠のため、手に取ったのがこの本である。エッセイで読みやすく、気になったところだけを拾い読みしたが、言葉の意味は重い。コロナが収まったら、現地を訪ねてみたい。以下抜き書きのメモである。(   )は私のコメント。

5章 人は山をえぐって道を造る。コンクリートで災害防止の砂防ダムにしようとする。森の伐採を命じた責任者と地元の政治家や建築業者の間には、非常に疑わしい関係があった。それを私は知らなかった。見たことのない日本であった。(土砂災害)

8章 高橋延清・どろ亀先生との誌

Hare, at a run               兎さん走りながら

Plonk, plonk        ポロン、ポロン

Drops turds        ウンチをする

Hare’s turds are reddish yellow欅色だ

From eating just tree bark  木の皮ばかり

I suppose         食べてかな

 以下、略

 どろ亀先生の森林管理法

・未熟な森よりも、成熟した森の方が好ましい。

・適当な密度の森は、樹木がまばらに生えている森よりも好ましい。

・様々雑多な樹木がある森は、1種類の樹木しかない森よりも好ましい。

・さまざまな高さの樹木と植物が共存している「複層林」よりも、高さが同じ木ばかりの「単層林」よりも好ましい

 15章 日本の陸地面積の67%が樹木におおわれている。国立公園は29ある。公園管理官の数は少ない。レンジャーの数は130人で専門レベルは低い。(森林公園と都市公園の違い、中央公園計画の問題点、おいでん山村センター)

 17章 本間先生は、信濃町の病院で血圧、唾液、血液の検査をした。その後、森を散策し、ストレス減少の効果を確認した。

 20章 数年前、私は日本の将来の信頼を取り戻した。福留修文、西日本化学技術研究所の建設専門家である。コンクリートの壁を取り除き、天然の岩や石を上手に活用した。(近自然工法、豊田市の取組は?)

 21章 夢のセンター完成。ホールの家具は、光沢のある暗赤色の漆塗りだ。(古民家再生は?木造露出部の老朽による古くささをどう処理するか、キシラデコールやニスとシックハウス)

 22章 黒姫和漢約研究所(山野草の資源を活用、ジビエ料理)

 24章 東松島市から学校の建設を依頼された。校舎木造だ。(豊田市は製材工場を誘致したが、木造の校舎や園舎、公共施設で2次部材程度しか木材を使わない。地域材の活用策が必要。東松島市は豊田市職員が派遣されていたから、震災後表敬訪問したことがある。学校も見てみたい。)

 *この本を読んで、ヒントを沢山もらった。一度は黒姫山の近くにあるアファンの森へ行ってみたい。豊田市も地産地消というが、自治体で食料自給率の目標はもちろん、聞いても現状すら把握していない。森林保全、木材の活用、災害、ジビエ、異常気象、住民参加など、豊田市の基本理念はどうなっているのか、調べてみたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

榊原英資「中流崩壊」

2020-08-12 | 気になる本

 榊原英資(2015)『中流崩壊―日本のサラリーマンが下層化していく』誌想社新書

 著者はミスター円と言われるほど、通貨に精通した元大蔵省役人である。書いたのはやや古いが、今も下層化の流れは止まっていない。経済活性化の基本が消費拡大であるが、2019年の消費税増税で不景気が顕著に、20年のコロナで不況に拍車がかかった。資本主義も恐慌の循環でなく、新自由主義の行き詰まりであると思う。本書は冷静にデーターを分析し、日本経済、財政構造の問題点を明らかにしている。以下、要点の抜き書きである。(  )内は私のコメント。

 日本をはじめ先進国は豊かになり、1%から2%の低成長局面に入った。問題は相対的貧困率が拡大していることである。格差が拡大し、貧困の増大、中間層の下層化、非正規の増大である。

 海外生産比率が増大していて、円安が輸出促進効果を持たなくなる。財政赤字と貿易収支の赤字と双子の赤字になりつつある。

 株高だけで庶民生活にはマイナスのアベノミクス。2%のインフレ目標は経済が活性化し、賃金も上昇することを前提としている。「失われた20年」でなく、成熟期に入った日本経済。不況とデフレは違い、不況脱出でGDPを上げでも、物価上昇率2%上げる必要はない。

 大航海時代に生まれた近代資本主義。スペイン、ポルトガル、オランダ、イギリス等のヨーロッパ諸国が、アメリカに進出した。コロンブスのアメリカ発見が1492年。1510年にポルトガルがインドのゴアを占領し、東洋貿易の拠点とした。1521年にはスペインがメキシコを征服、1525年にはオランダがニューギニアを発見し、1537年にはポルトガルがマカオを植民している。1571年、スペインはフィリッピンにマニラ市を建設した。家康は海外進出を断念するが、秀吉は明の征服を1大事業としていた。徳川幕府は鎖国政策に傾いた。1776年アメリカは独立宣言、1840年のアヘン戦争を経て、42年香港はイギリスに割譲された。インドも1857年ムガール帝国が滅亡し、イギリスの植民地になった。1882年エジプトもイギリスの植民地に、1887年にインドシナがフランスの植民地となる。アジアで日本だけが植民地にならなかった。地理的な幸運と江戸時代の鎖国そして明治維維新による富国強兵政策が功を奏した。(そして軍備拡大で海外侵略し、敗戦でアメリカの従属国となっている)

 地勢学的リスクとはテロや戦争、財政破綻から生じるリスクで、2001年のアメリカの同時多発テロでは2002年連邦制度理事会が適用した。アラブ世界では民主化で「アラブの春」と言われたが、エジプト、リビアでも独裁政権は打倒したが、国内対立は激化した。(トップによる独裁化は中国の香港抑圧、ロシアの選挙妨害、アメリカの時刻主義、そして日本もアベ政治のウソと誤魔化しでその傾向がある)

 列島改造計画は高度成長の末期に導入され、地方にも拡大し、農村にも雇用をつくりだし高度成長と格差の縮小が同時に進んだ。田中角栄は、税収を特定財源化し、公共事業を種類別に特別会計を設け、一般会計から独立し事業支出を拡大していった。特に道路は急増した。(民主党政権のコンクリートから人へのスローガンは良かったが、八ッ場ダム中止の急転回、沖縄基地の最低でも県外、そして消費税増税で失速した)。90年代から成熟局面に入った。今は格差が拡大し、非正規雇用の比率が増大した。日本でも所得の再配分が大きな政治課題である。

 外国人観光客は2013年1000万人を超した。(京都の外国人観光客は急増し、活気が見られるが、インバウンドを期待した観光まちづくりには問題もある。2020年はコロナで激減している。)

 格差の拡大の原因は、富裕層の増ではなく貧困層の拡大にある。グローバリゼーションが格差を招く。先進国と新興市場国の交流が貿易や直接投資等で顔発になると、振興市場国で生産できる剤の価格、従事する人々の賃金は下がらざるを得ない。日本でも格差は拡大しているが、その最大の原因は低賃金労働者が大幅に増えたことである。増加する子どもの貧困、若者の失業、1億中流化の崩壊。

 ゼロ成長の時代、環境、安全、健康(健康保険)では世界レベル。(戦争の時代は短く平和?安保法制、安倍改憲策動、米国追従、財政・日銀危機など構造不安がある)

 低負担・低福祉から高負担・高福祉への転換。格差の是正に政府が所得の再分配政策を推進など提起している。消費税を増大し、福祉や格差解消に向けるべきで、出産、育児、教育など若い世代の貧困に是正に割かれるべきである。

(消費税増税には異論があるが、若者に投資は賛成である。全体を読んで若干異論はあるが、8割ほどは同意、支持できる。)

 (次の国政の政策争点は、コロナ対策・医療と社会保障、少人数学級、非正規縮小、消費税減税、安倍政治の森友、加計、桜疑惑などである。野党共闘で政策合意がどこまで一致でき、国民の支持が得られるか問われると思う。)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「人間の経済」

2020-08-07 | 気になる本

 宇沢弘文(2017)『人間の経済』新潮社

 この本の成り立ちは、宇沢が亡くなる前に講演、インタビューを整理したもので、著者の校正はされていない。社会的共通資本など宇沢思想を理解するために役立つという意図で発刊されている。経済は人間が幸せにための学問という哲学や歴史の秘話も感じる。以下、抜粋メモである。(  )内は私のコメント。

 最初に娘の占部まりが宇沢の裏話を、巻頭で書いている。高度成長の時代をアメリカで過ごした。一般市民はそのために犠牲になって良いのか、「混迷する近代経済学の課題」の視点で、ベストセラーになった「自動車の社会的費用」を書いた。

 パウロ2世の返事で「社会主義の弊害と資本主義の幻想」を書いた。医療や教育、自然環境が社会的共通資本である。マーシャルプランについて、世界の政治指導者がアメリカの利益のために働くよう、CIAは動いた。多くの国では失敗したが、日本とギリシャで成功した。日本で買収の対象となったのは、児玉誉士夫と岸信介であった。CIAの資金援助で戦後政治を左右することとなった。マッカーサーは上院軍事外交合同委員会の公聴会で、日本の憲法に9条を入れたのは私だ、幣原がきて、日本は軍隊を持たないと明示的に入れたい、と言いアドバイスした。(9条は米の押し付けではなかった。押し付けられたのは日米安保である。そしてCIAが動いた。)

 ハイエクとナイトは、大戦でヨーロッパの文明が壊された。その原因は、ナチズムと共産主義とした。そして、企業の自由が最大限保障されているときに、はじめて人間の能力も最大限発揮できると言う新自由主義が生まれた。市場原理主義はこれと区別され、市場で利益をあげるためなら法も制度も変えられる、要するに儲けるためなら何をしても良い。

 経済が人間のために役立つには、大切なものは決してお金に換えてはならない(社会的共通資本で、教育、病院、住宅、公園など)ということである。人生最大の目的はもうけること、政府は企業活動をできるかぎり自由にして、もうけのチャンスを多くしよう。それが小泉・竹中改革の基礎にある考え方です。

 ジェイコブスは、アメリカの多くの都市が死んだのは、ル・コルビジェの「輝く都市」を理念とする近代的都市思想あると考えた。ジェイコブスはアメリカの都市を歩き回り、4大原則をまとめた。(まさに日本もル・コルビジェの都市思想をまだ進んでいる。トヨタの未来都市はその延長線上では?)

 京都会議ではアメリカの学者は炭素税すら提案できなかった。戦後最大の日本での国際会議で、日本はアメリカに妥協してしまい。炭素税を提案すらできなかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊田市自然観察の森が浸水

2020-08-06 | 都市計画・まちづくり

 日本自然保護協会の観察指導員の資格を昨年取って、これからここをフィールドにしようと思っていましたが、コロナで自粛制限でした。ところが、先月の雨で事務所が浸水したそうです。地形や歴史など自然を理解していない設計ミスの可能性があると思います。ここは谷筋を、外環状線が横切り、地主が埋め立てた土地です。建物と山側の広場を一体的に取り込んだつもりでしょうが、建物が上からの地表水を堰き止める形にして、水の逃げ場がない状態にしてしまったのが一因と思われます。「想定外の雨量」か、排水が詰まったのか、また原因を聞いてみたいです。開設30周年を前にして、事務所には本や資料、映像などで子どもたちが楽しめる施設にして欲しい、と期待していましたが残念です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3日行動

2020-08-05 | 平和・人権・環境・自治制度

 8月3日猛暑の中、アベ政治を許さないスタンディングを、豊田市駅デッキで11名にて行いました。

 豊田市はコロナ感染者が2日に8名で96名となりました。不評のアベノマスクは260億円、追加のマスクで250億円で批判があり、配布をストップしています。感染者の拡大は止まらず第2波がやってきました。PCRの検査拡大と軽症者の隔離がまず必要です。with コロナで、Go to トラベルどころではありません。まずは拡大ストップが必要です。首相はすごもりして、記者会見もろくに行っていません。危機管理意識の欠如です。野党が憲法53条に基づき、議員の1/4以上が臨時国会を開催請求しても、安倍・自民党は開こうとしません。憲法を守らない首相が、憲法改悪を狙っているのは本末転倒です。こんなアベ政治は早く退陣してもらいましょう。

 後で、市駅周辺を歩きました。名鉄ステーションビルはポスター①が沢山貼ってありました。これは空き店舗を隠すためでしょう。駅前のパチンコ屋さん②は撤退の張り紙がありました。駅広場にする話がついたのでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする