豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

PCB処理施設9月稼動

2005-07-25 | 市民生活・企業都市
1968年に起きたカネミ油症の食品公害はPCBが原因でした。PCBは無色無臭で、体内に入らなければ被害はありません。そのPCBを法律で使用の禁止がされていますが、現実に工場に保管され企業は処理をしてきませんでした。本来企業の責任で処理すべきですが、税金を使って全国に5箇所建設することになりました。その一つが豊田市の細谷町でトヨタ自動車の土地を借りての建設です。当初はトヨタ自動車が造る予定のようでした。企業が造らないから国は待っていられないということで、建設の運びとなりました。ところが半田市では日本車両が施設を造る予定です。処理費が安くなればそちらへ企業は運びます。半田での建設を国や県は許可しておいて、何のために国が造るのか意味がわかりません。安全性は大丈夫でしょうか、国の税金の無駄使いではないでしょうか。
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定常型社会

2005-07-17 | 気になる本
広井良典「定常型社会」岩波新書、2001年
 「定常型社会」とは聞きなれない言葉です。しかし、この本は2001年に書かれています。底流でアマルティアセンの本「自由と経済開発」(日本経済新聞社)の、経済の発展(成長)とそれを人間の自由の拡大を目的と主張と通じるように感じました。「定常型社会」とは、一言で言えば成長ということを絶対目標としなくても、十分な豊かさが実現していく社会(ゼロ成長社会)です。「改革なくして成長なし」(小泉構造改革)とか、「成長なくしては幸せになれない」などといったドグマや誤解から開放されます。異論として資本主義社会において、「成長」という目標は捨てられないという意見がありますが、そのことは4章で展開されています。閉塞感の漂う日本社会で、成長と福祉と環境の関わりついて、本質的な解明がされています。目先の利益に目をそらされることなく、中長期を見通した時間軸での評価が必要です。サブタイトルが『新しい「豊かさ」の構想』です。
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東郷町ラブホテルの経過と問題点

2005-07-14 | 都市計画・まちづくり
東郷町のラブホテルについて、東郷町でヒアリングした結果は以下のとおりです。
ほかに名古屋地裁判決、請願書、議会意見書など資料を収集しました。

 【建築概要】
場所 東郷町春木字中ノ中 工場跡地、敷地2706㎡
用途 調整区域指定なし、周辺状況 中学校 住宅地15戸
建築概要 RC地下1階、地上6階、延べ床面積5188㎡
建設手続き 都市計画法の既存宅地 

 【経過】
H14.5.28   ホテル建築適正化条例による「同意申請」を東郷町に申請
  6.10  町地元説明会
  6.19  ホテル側説明会、中途打ち切り
        住民の陳情、要請など建設反対が町の過半数をこえる。
7.17    東郷町ホテル建築審議会の答申を受けて、東郷町は条例の構造基準に不適合のため「不同意」を通知
  8.6  議会意見書                    
  9.14 申請者是正指導を町へ要請
14.8.25 町長選挙300票差の僅差 政策争点 ホテルは共通、夢創造の森の違い
14.12.18  東郷町文書指導
15.1.18 申請者代理人「文書指導拒否」
  4.14 申請者確認申請、東郷町不受理
              同愛知県尾張事務所へ受理を要請
5.9  簡易裁判所へ調停申し立て(ホテル側出席せず)
6.9 申請者愛知県尾張事務所へ申請・受理
  8.8  県建築確認
8.18 調停不調、現場未着工
15.11.27 住民側工事停止の仮処分申請 5.17 同却下 抗告9.3高裁「棄却」
16.1.18 町長議員全員協議会で経過説明と協議
16.6.14 基礎工事を現認したので、条例(H6年制定)により14日「中止命令」
  6.19  同 業者文書で拒否    
    29   町は再度通告
7.15 業者名公表 掲示板、記者発表
  7.20 ホテル側町の工事中止命令違法として、無効確認請求し工事続行
  7月中旬 住民県警へ告発
  8.31 町も県警へ告発、9.1受理
17.1.25 県警から地裁へ書類送検
  5.26 地裁判決(別紙)無効確認棄却

【問題点】
1 小さな町だから住民の声が行政に届いた。反対署名が住民の過半数を超え、町長選挙では双方が建設反対をした。
2 法律と条例の関係で、条例は弱いといわれていたが、重複しない、地域のまちづくりの住民の声を反映している、行政指導で道理を尽くせば適法となる。委任条例でなく自主条例であり、まちづくり条例へのはずみとなる。
3 しかし、現実は建築され営業している。「中止命令」に対し罰金はかけられるが、営業は止められるか今後の課題である。
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公園デビュー

2005-07-05 | 都市計画・まちづくり
神田公園がリニューアルされました。再生計画ではワークショップ方式による住民参加でおこなわれました。そのため、最近では周辺にマンションができたこともあって、子どもたちが沢山遊んでいる姿をよくみかけます。
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セルフのガソリンスタンド

2005-07-05 | 市民生活・企業都市
 写真は高橋地区のガソリンスタンドでセルフです。10年くらい前にドイツでセルフのスタンドをみましたが、ここ数年で豊田でも多く見られるようになりました。安さのために人件費を落とす社会システムは、サービスを低下させやがては安全性をも侵す危険を孕んでいます。さらに雇用を減らし景気の沈滞という悪循環になりかねません。
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248号線拡幅

2005-07-04 | 都市計画・まちづくり
国道248号線がやっと変則3車線で拡幅されました。場所はトヨタ本社から旧消防署の間です。道路の新設に比べて、既存道路の拡幅は都市計画決定されていても、地権者の同意を得て事業化するまでに長い時間がかかります。特に電線(電柱)の地中化がされて、綺麗なストリートになりました。ただ、道路が広がると車が集中し、必ずしも渋滞緩和につながらない悪循環があります。都市の人口が30万人を超えると、急速に車の渋滞が進むといわれています。しかし、豊田市は幸か不幸か低密度の分散型市街地を形成しているので、渋滞は出勤時の一時的なものでした。それでも最近、土日の中心市街地は渋滞が目立ちます。交通の効率を考えるには、大量輸送の公共交通、あるいはエコの自転車かもしれません。さらには職住近接で交通量を抑制することでしょう。
 美しい街に電線の地中化は必須です。地震対策からも必要です。豊田都市計画マスタープランを見ても、魅力ある都市づくりの議論が欠けているようなきがします。
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マンションのリニューアル

2005-07-04 | 都市計画・まちづくり
 外装の色が派手で気になっていたマンションが、最近リニューアルしました。気持ち目立ちますが周辺にマッチした色調となりうれしいです。建物の色やデザインは個人の自由のようですが、美しい街を創るには調和が必要です。その意味では個人・民間の所有でも公共性が問われます。
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わたしが愛する日本

2005-07-03 | 気になる本
 アグネス・チャン「わたしが愛する日本」かもがわブックス、2004年
 「ひなげしの花」で日本デビューしたアグネスのこの本は、ミーハーの内容ではありません。ソフトタッチに書かれていますが、中高年の自殺、バブルの責任、「恥の文化」、公共心、さらに不登校、いじめ、虐待など今日の社会問題の本質にするどくせまっています。さすが教育学博士であり、大学教授です。香港出身でユニセフ協会大使のアグネスは、国際的視野から日本人が昼も夜も紳士として、真のアジア人の友人としてどうあるべきかアドバイスしています。平和の基本は何か、イラク戦争での自衛隊派遣は本当にイラク人のためになるのか、疑問を呈しています。アメリカ一辺倒の日本はアジアを儲けの対象とするだけでなく、真に平和・友好の関係を築くために何をなすべきか大きなヒントがあるように思います。私もユニセフの会員ですが、この次はもう少しカンパをしようかな。それと年末にはプーケットへ行ってみようかと家族で話しています。
 写真はピンクの日々草
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加茂川の元気度は

2005-07-03 | 都市計画・まちづくり
 日本自然保護協会から、河川の自然調査依頼が送付されてきました。そのチェック項目では0点から3点の評価です。写真の加茂川を点検してみると、水ぎわはコンクリートの護岸で1点、水の汚れは魚がいたから2点、川でくらす鳥は以前セキレイを見たから2点でした。周辺の開発状況は住宅地になっており1点で、総合点は平均点で自然が失われかかっていますとなりました。下水道の普及で生活汚水の影響は少なくなってきたと思われますが、科学的な水質はどうでしょうか。
03年度豊田市の環境調査報告書によれば、BODは1.9、CODは3.9、SSは2でまずまずでしょうか。しかし、大腸菌郡数17000と高めです。なお矢作川の大腸銀郡数は290です。
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車の放火事件

2005-07-03 | 市民生活・企業都市
 豊田市の曙町近辺で自動車の放火があいつで、夜も安心して眠れませんでした。7月3日の毎日新聞によれば、犯人はトヨタの社員で「悩みがあり、イライラしていてやった」と供述しています。何があったかわかりませんが、車を作っているトヨタの社員が車に放火するなんて信じられません。ひまわりのような明るい社会を創りたいものです。
 
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