豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

東海道品川宿

2016-03-30 | traveling, town walking

 浜離宮庭園でパンフレットを見つけ、品川宿に行くことにした。品川駅から綺麗な会社のビルの谷間のデッキを、ぶらぶら歩いた。ビルの谷間で古着などフリーマーケットをやっていたので、覗いてみた。地図を片手に歩いていると、屋形船の乗り場があった。ここは港区品川で、海に近い。線路沿いに歩けば目的地に着くと思っていたが、方向を見失った。お巡りさんを見つけ、なんとかたどり着いた。お腹が空いたので好物の穴子定食を食べる。東海道品川宿は日本橋を出て最初の宿場である。狭い道は昔のままだそうだ。車が余り通らないのが良いが、電線は地中化してい欲しい。公園や広場でイベントをしていた。古い建造物はお寺位でこれはというものはないが、祭り好きな江戸っ子の下町風情が感じられた。写真は地域のイベント風景。
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旧芝離宮恩賜公園

2016-03-28 | traveling, town walking

 26日は息子のアパートに泊まり、翌日は旧芝離宮庭園に行った。隣の浜離宮庭園には行ったことがあるが、その時こちらは休園日であった。パンフレットによれば、ここは小石川後楽園とともに、最も古い大名庭園の一つである。典型的な池泉回遊式で、当時は海水を取り入れていた。西湖の堤は中国の杭州にあるのを模したものである。枯滝の石組、雪見灯篭など素晴らしい。高層建築物からみれば逆借景である。周辺の高層建築物、電車の騒音は邪魔ではあるが、鳥や魚が悠々と遊ぶのを見守るのは楽しい。これで都立文化財9庭園のうち9庭園を鑑賞した。都民であれば9庭園年間パスポート4,000円を払って見たいものだ。今度は向島百花園、旧古川庭園、殿ヶ谷戸庭園、それに庭園美術館、小石川後楽園を見てみたい。
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旧岩崎邸庭園

2016-03-28 | traveling, town walking

3月26,27日に日本住宅会議があり、急遽東京へ行くことにした。住宅会議のことは後日にして、庭園、街歩きを先に記す。26日が春休みで土曜日のため混雑が予想され、豊橋から2時間に1本のひかりに乗るため、いつもより30分早く家を出た。予想通り指定席は取れず、ホームで30分並びかろうじて座ることができた。会議の会場は上野公園の隣であった。近くに旧岩崎庭園があることが分かり、入場制限の午後4時半前に滑り込んだ。パンフレットによれば、1896年岩崎彌太郎の長男の本宅として造られた。当初より3分の1になっているが、その広さは夢のようなものである。戦後GHQに接収され、返還後、52年に国有財産となった。写真の洋館は国の重要文化財になっている。正面にある高いシュロの木と洋風建築がマッチし、「時の風が吹く」。
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アベノミクスと暮らしのゆくへ

2016-03-28 | 気になる本

 山家悠紀夫(2014)「アベノミクスと暮らしのゆくえ」岩波ブックレット
 著者は銀行マンから大学教授になった方で、データ分析によって厳しくアベノミクスを批判している。第1,2章でアベノミクスの欺瞞を、①「非科学的」な政策、②多くの経済思想が混在、③現状認識を誤った政策、と指摘している。特に③について、「バブル崩壊」という言葉と時期が違う。バブルははじけるだけで、日本経済の停滞は98年からで、GDPの停滞が始まった。長期低迷の背景は賃金低下である。それで民間需要が減り、GDPも減ったとしている。賃金が上がらない理由は96~97年の橋本構造改革からである。アベノミクスのもっとも大切な欠点は、人々の暮らしに目を向けない政策である。金融緩和で設備投資は増えない、物価上昇率2%でも買い控えで効果なし。(最近はマイナス金利まで持ち出し株価下落、アベクロミクスも破綻)。「機動的な財政政策」の内実は一方的な公共事業増大で赤字国債の増大である。(消費税増税で福祉充実も財政赤字解消もされず、使ったのは公共事業と軍事費増大、企業減税であった。)
第3章では、第3の矢の危険性を指摘している。「世界で一番企業が活動しやすい国にする」ということで、減税や規制緩和で企業の「稼ぎ」のお手伝いである。労働法制の規制緩和で、裁量労働制の構築、フレックスタイム、金銭による解雇など労働者保護の権利の破壊を進めている。さらに、戦略特区の設置である。株式への運用割合を上げる。(上げて損失を出した)。法人税減税で設備投資や賃上げの効果も上がっていない。さらに減税の穴埋めを標準外形課税の導入で、中小企業に拡大する。
どうするか?法人税を減税させない。労働法制を改悪させない。TPP交渉から撤退、原発稼働の廃止。特に、①正規労働者の規制、最低賃金の大幅引き上げである。アベノミクスは、企業を良くすることを前提に考えている。そして、日本経済を長期不況から脱出させ、人々の暮らしを良くしようとしている。これは逆である。暮らしを良くすることを第1に考えなくてはならない。(民主党の生活が第1は実現しなかった。その反動で自民党が復活した。党名の変更でなく、政策・綱領をしっかりすべきで、その教訓を学ばなくてはいけない。)
 写真は岩崎邸庭園3・26
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鶴各亭・百華庵

2016-03-13 | traveling, town walking

 3月9日雨、毎日文化センターの隠された庭園巡りに行きました。今回は鶴舞公園内の鶴各亭と百華庵です。
 説明によれば、移築後放置されていたのを最近整備したそうで、露地庭園とは茶室に入るまでの庭園。茶室は4畳半で1対1、主人と客と付き人だけの密談の場所とか。にじり口は武士が刀を降ろすためとか。露地には飛び石、灯篭、手水鉢・つくばいなどがある。茶室にはトイレ(雪隠)がある。煎茶を飲むこともあり、6畳間もある。さらに、書院に付けて造るように時代で変化してきた。天井は網代が多い。床の間、床柱や花掛けなど色々流儀があるようだ。灯りは自然光を重視し、風流を楽しむのが文化人であり贅沢であろう。愛知は茶どころであるが、文化人が少ない。木造建築をやる研究者も少ない。池泉回遊庭園は奈良の依水園が原点とか、ぜひ行ってみたい。
 帰り際、講師とガイドが飛び石を踏まず、苔を平気で踏むのを見てがっかりでした。参加料が3回で七千円ほどはちょっと高いですが、色々な情報はもらえました。この後、揚輝荘へは都合が悪くなり、キャンセルしました。公園内にあるレストランは予約客で一杯でした。(写真は鶴各亭より庭を眺めたところ)
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忍野八海

2016-03-09 | traveling, town walking
 
 2日目は晴れで富士山が綺麗に見えました。写真は忍野八海の富士山の湧水池で、写真は一番きれいな涌池です。平日のため観光客は余りいませんが、中国の人が沢山いました。私たちはほうとう鍋1300円を食べました。値段はちょっと高かった。このあと秩父宮公園に寄りました。洒落た和洋建築と防空壕を見学しました。ここからは富士山も見えました。大きな建物と土地は市に寄贈され管理されていますが、維持費も大変のようです。
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身延山と慶運館

2016-03-09 | traveling, town walking

 3月7日(月)8日(火)に、連れと山梨へバスツアーで行きました。新東名の岡崎サービスエリアで休憩し、身延山へ向かいました。写真は自然に溶け込んだ庭です。身延山の伽藍も大きく、五重の塔は近年再建されました。天気が良ければ階段を上りたいところでした。その後、温泉かけ流しの山梨県早川町の慶運館へ行きました。5星と聞いていましたが、内装は今一、料理はそれほどでも、個人的には3星かな。温泉は抜群でしたが、周辺はなぜか郵便局があるだけで、自然そのものでした。山崩れもあり維持管理も大変です。アルプスの山中にリニアのトンネルを掘るなんて、無謀なことをするもんだと実感しました。早川町は行きたいと思っていたところですが、イメージは違っていました。
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憲法改正をどう考えるか

2016-03-06 | 気になる本

樋口陽一(2013)『いま「憲法改正を」をどう考えるか-「戦後日本」を「保守」することの意味』岩波書店
 はじめにで、2012年の総選挙で自公が480のうち325議席とって、これを「保守化」という人が多いが、そうではないという。「従軍慰安婦」問題についての河野談話、植民地支配と戦争についての村山談話を取り消し再検討する主張は、世界規模の共通了解されている「戦後」を否定するものである。英紙エコノミストも「この内閣を保守と呼ぶことは、歴史修正主義への執着を見誤ることになる」と指摘する。これがこの本の肝であろう。さらに、自民党の憲法「改正草案」は危険信号である。憲法が「押し付けられた」だけのものでなく、立憲主義が問われている。「経済大国」の傲慢から一転した意気消沈が、日本社会をささくれたものにし、他者に対する攻撃性をかきたてている。改めて憲法論の立場から冷静に眺める。
戦前の立憲主義と個人主義、それに憲法制定の「押し付け」論を解明している。(憲法制定は敗戦国日本が再び戦争しないように制定された。民主的条項も多くあり世論に支持された。日米安保条約こそ「押しつけ」られている。)誰に対して誰が押しつけたか?連合国軍総司令部が当時の日本政府に対する関係で、押し付けたことは間違いない。もう一つ、①極東委員会に対し、アメリカ合衆国が先回りして既成事実を押しつける意味があった。②世論は憲法草案を支持した。③それを政府が護れるか。
 1964年政府の憲法調査会報告書での改憲論の支配的意見は、天皇の地位、9条・再軍備、24条・家制度の復活であった。80年代から90年代は、「経済大国」にふさわしい国際社会への責任を果たすため9条改憲が必要とした。99年憲法調査会が両院に発足した。06年アベ1次内閣で、「私の内閣」で改憲に取り組む。2012年自民党「改正草案」決定。憲法改正を党是としながら具体化しなかったのは、憲法が戦後日本の繁栄と安定と平和に役立ってきたという共通認識だった。それでも解釈改憲がされ矛盾が生じている。集団的自衛権は日本では行使しないが、政府説明であった。後方支援と解釈を拡大し、攻撃を受ければ反撃すると、個別自衛権の定義を緩めた。
 自民党の「改正草案」は、9条3項で国防軍を置くこと。同2項を変えて、個別と集団自衛権を区別していない。(「戦争法」を合憲にしてしまう。)9条の戦力不保持規定は削られ、「機密の保持」に護られた「国防軍」が集団的自衛権の行使として出かける先は地球規模に及ぶ可能性がある。(それもアメリカ軍の支配の下に)。「他人の迷惑」を口実に、言論に自由が制限される。(秘密保護法が制定され、高市総務省から「電波停止」発言もでている。)「個人」でなく「人」、「公共の福祉」が「公益及び公の秩序」に変えようとしている。権力を縛る憲法から国民が尊重の義務を負う憲法へ。緊急事態条項を入れ、超憲法的全権という事態に走る危険。
 「行政改革」はお役所仕事と無駄使いの改革よりも、教育や健康など公共の仕事を切り詰めることとなった。「政治改革」は金権政治を対峙するよりも、選挙区制(小選挙区)を変えて国会勢力分野の多様性を失わせる結果となった。(写真は豊田の冬の夕方) 
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孫崎享講演会in TOYOTA・メモ

2016-03-01 | 平和・人権・環境・自治制度

戦争法廃止を求める豊田市民の会主催で、孫崎享氏の講演会が2月27日に豊田福祉センターで行われた。氏は気さくな方でサインセールも気軽に応じていた。年配の人が多かったが、赤ちゃんを連れたママの会の人や、青年もちらほら見られた。氏の話を聞くのは2度目であり、脱線も多いが聴衆を引き付ける。マスコミの現状では、「NHKは皇太子誕生日記者会見の何を削除したか?犠牲者言及、平和への思い(平和を心から願い世界各国との友好を確かなものとする事が大切)、憲法(わが国は戦争の惨禍を経、戦後日本国憲法を基礎として築き、平和と繁栄を享受) 」(15.2.26twitter孫崎)。右翼は天皇崇拝であるが、彼らの理想の天皇と現実の天皇を使い分ける。


 TPPについてはISD条項の危険性、不利益を指摘した。ISDは「投資家対国家間の紛争解決条項」(Investor State Dispute Settlement)の略語であり、多国間における企業と政府との賠償を求める紛争の方法を定めた条項である。「例えば企業が建設した廃棄物処理施設で発生した有害化物質でがん患者が発生し、自治体が施設の利用を不許可にした場合はどうか。有害物質のあるガソリンの輸入や、新薬の特許で臨床試験が十分でないときはどうするか。メキシコやカナダでは公害でがん患者を発生された企業の営業や施設利用、あるいは新薬の使用許可を取り消したことで、企業に訴えられ、数千万ドルの損害賠償を求められたことがある。政府や自治体は企業が有害物質を出した場合、それを止めるのが当然だが、それが企業の利益確保を妨害したとして訴えられるのだ」(JA.com 13.6.10農協研究会、孫崎)。国民の利益より多国籍企業の利益を守るものである。


 平和・軍事・外交では北朝鮮のミサイル発射について、自衛隊は迎撃態勢を取ったが秒速数キロ(マッハ10)で迎撃不能である。緊張をあおり防衛予算の増大、日米同盟強化を狙ったものである。防衛費の増大よりも福祉の増大が必要である。1機100億円で事故の多いオスプレイ購入の必要があるだろうか。大学の学費を下げるとか、若い人に訴える工夫が必要である。


 中国尖閣諸島問題の本質は何か?会場からは石原都知事が買収しようとしたからであるという声が上がった。しかし、それはきっかけで本質では無いと言う。尖閣問題は日中国交回復の時に棚上げしている問題である。双方に所有の言い分はあっても、日本が自由に使って良いという暗黙の了解があった。当時の中国課長も了解しているとのこと。


 会場からの質問で、政府の中枢にいた要人がどうしてこのような考えになったのか。私の考えは変わっていない、1993「日本外交 現場からの証言」中公新書に書いたとおりである。変わったのは政府・自民党である。なるほど。


 アベ自公政権は戦争法が違憲なら憲法を変えると言っている。野党は共闘の声に押され、5野党が7月の参議院選挙で選挙協力に合意した。日本の政治は大きな曲がり角である。若い人が関心を示してほしい。孫崎享や金子勝のツイッターを見て欲しい。


(写真は矢作川堤防、冬の朝)
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