豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

西尾の四九朝市

2010-12-24 | 都市計画・まちづくり
西尾市の街中で、4と9の日に開かれるよくばり市です。魚、漬物、野菜から骨董、衣服など日常雑貨で50店ほどありました。先日は小学生の実地見学で、衣服屋さんに「どんなものが売れますか?」と、するどい質問をしていました。応えは「軽くて暖かいもの」だそうです。どんな客層か少し経過を含めて調査したいと思います。古い映画館の東映も、時たまテレビで放映されています。再開発計画もとん挫し、高層マンションが建ち、銀行の駐車場出入りで混雑し、都市計画とまちづくりの評価が問われています。
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豊田市新産業振興策素案

2010-12-18 | 市民生活・企業都市
 市役所で第3回豊田市産業振興委員会がありました。はじめに市側のあいさつで、法人税が5%下げられると市の法人市民税が1/6も減ってしまうそうです。最高時の300億円近い法人市民税では、50億円のマイナスとなり大きな損失です。それで海外進出や産業空洞化が止まり、地域の雇用の拡大や景気対策に繋がる保証もありません。新聞でも報道されていたトヨタの下請け単価切り下げの影響調査の未実施と、中小企業の実態調査未実施については報告がありませんでした。先回調査中という報告でしたが、配布された議事録には書かれていませんでした。配られた資料は「中小企業からのヒアリング」というメモ書き程度のもので、日付も作成者の名前もありませんでした。
 メインの議題は豊田市新産業振興策素案の検討です。出された意見の論点は、大企業トヨタに依存した「一本足」の産業構造をどう転換するのか、産業連関分析をして新しい振興策の検討をすべきだという金融委員の意見、自動車が電気に変わる場合の下請けの減少あるいは車の成長の限界、若者の「車離れ」(車が買えないのでは?)、トヨタのロボットの将来性や企業誘致課を作ったらという企業委員の意見、ものづくりを広い視野で考え農業部門も考慮するなど興味深い内容でした。しかし、国の中小企業憲章や労働部門に全く触れていないのは、多様性に欠けるものでした。
 感想としては、結局トヨタ依存の「成長」構造を、「持続的」に「革命的」にどう新・展開するのか、行政支援は何をするのかという方向になりそうな気配でした。構成メンバーが産業界中心では止むを得ない話です。地域への波及効果は人口、雇用、市民所得、生活保護数、財政収入から中小企業の景気、商業、農業など、どの指標をとっても良くありません。これは世界恐慌の2008年までの「いざなぎ景気」超えと言われた時期も、決して良いものではありませんでした。「廉価良品」の国際競争で、大企業と中小企業、地域の共生が可能か、根本的な問題に触れられていません。企業誘致をするなら、車以外の新規産業を市外から呼んだ時に補助金を限定すべきで、当然正社員を条件にすべきです。トヨタが利益をあげても、今はほとんどトリクル・ダウンがないことを見落としています。中小企業の実態調査、産業連関分析、農林業や商業のバランス、定住のための定職政策など地域経済・社会再生の基本理念が欠けているように感じました。(写真は東庁舎の基礎工事です)
 <時の話題>
 諫早湾の潮受け堤防開門訴訟で、菅内閣は上告を断念しました。支持率急落の内閣ですが、この件は支持します。補償、再生など難題も残りますが、無駄な公共事業としての反省をしっかりして欲しいものです。
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豊田スタジアム見学

2010-12-13 | 都市計画・まちづくり
先日、年金者組合の人たちと「豊田の街再発見」ということで、桝塚味噌、スタジアム、キューピーマヨネーズを見学し、おみやげも頂きました。桝塚みそでの説明は、みそづくりは急がない、じっくり手間暇かけて、育てる、ひとねるということで、くるま会社と違ってコスト、効率ではないという話でした。くるまは「ものづくり」という人もいるが、組立だけで本当のものづくりではないとも言ってました。スタジアムは外からは何度も見ますが、サッカー場のスタンドに入ったのは初めてです。用地費も入れて400億円、毎年4億円近い予算が「赤字補填」されているといいます。サッカーの試合は年間10回程度で、しかも満席になるのはあゆ、スマップ、イグザイルなどのコンサートだけです。それに、貴賓席があるのは納得いきませんでした。キューピーは豊田での操業も古く、初めての見学です。従業員は3交替で360数名いて、7割が女性だそうです。卵を割るのに1分間で600個の早さには驚きです。工場はかなりのオートメーションでした。(写真はスタジアム貴賓室)
 <時の話題>
 新聞によれば、豊田市は昨年の議会で答弁した、トヨタの単価3割カットの影響について、調査するということが実施されていないことが判明しました。さらに、中小企業の実態調査も実施していなということでした。大企業に遠慮したのでしょうか。
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PCB事故

2010-12-10 | 都市計画・まちづくり
先日、またもや豊田のPCB施設で漏出事故がおきました。絶対安全として、作る時は地元説明があったけれど、事故を起こした時は一度も地元に説明がありません。回覧で事業紹介や「安全」の説明が回ってきますが、不安は募るばかりです。写真は高上の銀杏並木です。撮影は11月末でした。
<時の話題>
英語多読に再挑戦しちょと遅れていますが、30万語の壁を突破しました。次は50万語突破です。経験からいかにして興味のある本を探すかがポイントです。豊田高専の図書館も活用させて頂いています。
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下北沢を歩く

2010-12-06 | 都市計画・まちづくり
 時の流れは速いもので、もう師走になりました。なんとなく11月は忙しく、ブログも更新できませんでした。11月に行った東京の街歩きを、思い出しながら書きます。会議の前夜は家族で、ベラルーシの家庭料理(「ミンスクの台所」六本木)を食べました。
 建築学会の会議は午後のため、午前は話題の下北沢を歩くことにしました。下北沢は都心からも近く、鉄道の駅も多くあります。雑多な店舗、建築物がランダムに建ち、狭い道に車が入ってこないのは歩くのに心地よいです。午前9時に駅に着いたので店はまだ開いていませんでした。電車がひっきりなしで開かずの踏切に遭いました。大きな建物は本多劇場と世田谷の区役所ぐらいです。それと写真の再開発ビルが建設中です。地区計画も高層化が認められる計画が決定されています。さらに、大規模道路計画や連続立体交差事業などが目白押しで、街の良さが壊されかねません。これを心配して、「再開発の見直しを求めるSave the 北沢」のメンバーが代替案を示しています。世田谷は住民参加のまちづくりデザインなど全国に情報発信してきただけに残念です。今後も成り行きに注目したいです。
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