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第4回竜神地域会議は混乱

2016-07-29 | 平和・人権・環境・自治制度
 第4回地域会議(7月26日)は、来年度の地域予算提案事業の議論が主要なテーマであった。しかし、報告事項に予告もなく「WE LOVE とよた」条例化の検討状況説明が、市の経営戦略室よりされた。抽象的な理念条例構想で質問されても曖昧な回答であった。傍聴に来ていた議員も、「自爆して帰った」と話していた。司会者も中心議題が討論できなかったのは、この報告のためだと最後に私見を述べた。30分も時間をとり一体何のための説明なのか、地域会議の運営に大きな支障をきたした。苦労して事前に準備した事務局の資料は説明がしてもらえなかった。第8次総合計画の基本構想骨子(案)に対する地域会議意見について(回答)や、要望しておいた「猿投台地区まちづくりビジョン・実施計画」の説明もされなかった。総合計画案は地域会議に諮問されるとあるが、意見に対し一方的な回答で終わりなのか不明である。竜神地区カルテがないから、地域の現状と課題が顕在化し共有(可視化)されていない、という基本的な問題が双方に認識されていない。
 経営戦略室に意見があれば出して欲しい、ということだったので次のような意見を提出した。なぜ、竜神地域交流会に抽象的な条例の検討を突然報告したのか、その趣旨と経過を明らかにして欲しい。市長も地域の課題を「深堀」すべきだと講演し、施政方針では地区カルテを作って現状や課題を明確にしていくとあるが、「WE LOVEとよた」条例化とどう関わるのか、竜神地域をモデル化する予定があるのか、というような意見を述べた。
 肝心の来年度予算提案事業案は時間がなく、防犯、防災の継続と健康づくりの新規予算化を提案することとなった。防犯では講習会をやるといことであるが、集客が困難で動員型になってる。防災診断の実施も啓発終わっている。防災ハザードマップも竜神地域ではエリアが広くわかりにくい。井戸の検討もされたが、枝下緑道に井戸があるが活用されていないということで却下。健康づくりではメタボが多いので対策が必要となった。住民、高齢者が集まれる交流の場が欲しいということであったが、具体的に事業化となるとまとまらない。地域のビジョンを持たないから、方向が定まらないのではないのか。地区カルテをコンサルへ委託することを提案したかったが、最初の混乱で時間切れとなった。
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第3回竜神地域会議

2016-07-03 | 平和・人権・環境・自治制度
 今回は地域予算提案事業の課題検討がメインである。第2回目に説明資料と市民意識調査結果、アンケート結果が配布された。これを次回までに読み込んで、地域課題の解決を予算要望するというものである。あらかじめ事務局に要望しておいた、研修時に発表した猿投台地域(または猿投)の地域ビジョンは回答がなかった。また、今年度の施政方針で「地区カルテ」を作るとあるがそれもない。担当課に聞けば、「支所の職員が作る」ということであった。1地域会議1担当で時間もなく無理な話である。だから、それを予算化してコンサルなどに委託すべきだというのが、私の一番の提案である。HPでは平成20年に行った竜神地域課題のアンケートが載っている。以前は総合計画策定で、中学校単位で地区カルテと地域課題と解決策が提案された。広域自治体になってそれがなくなった。会議で現状認識を共有するには、まともな地区カルテが示されるべきである。
 地域課題のテーマを決めるのに、あらかじめテーブルが5つに4人ずつ分けられていた(5~7人が適当と思う)。そして、先回の資料により各班で議論して、一押しテーマを発表するいわゆるワークショップをおこなった。それを1時間でやるという無茶な進行である。メンバー分けは事務局がめぼしい人を各班配置し、事前に課題の案を検討するよう仕向けた感じである。各班出されたテーマは、防犯(昨年度より継続)、健康(新規)、防災(継続中)、防災、健康まちづくり(新規)であった。防災では井戸の所在確認や新規掘削と、みよしの防災ラジオ補助が興味をひいた。暫定的結論では、資料でメタボが多いこともあり、継続課題に新規の健康まちづくりを加えることとした。ウオーキングのルートはあるが、拠点となる公園が必要で、多世代の交流できる施設が欲しいという意見があった。竹元地区で公園を建設中のようであるが、計画における住民参加がないと言う。オブザーバーからは、こんなに短時間のワークショップで課題解決策を決めるのは初めてという意見と、若者の未婚率が多いという指摘がされた。事務局任せの進行と、多忙な委員(区長との兼務)や新規委員では、現状認識の共有がなく地域課題の「深堀」がされていない。
 地域住民の交流拠点は交流館(中学校)か土橋駅か時間もなく議論はされなかった。地域内にある土橋公園や山之手公園など中規模公園を交流拠点とする考えは興味深い。新設された浄水中学校では交流館との併設であり、教育委員会で資料をもらったので機会をとらえて視察したい。自治区の規模や区域など再編も課題であると思う。総合計画の素案について8月に説明会があるが、地域会議ごとに諮問されるのか聞いても不明である。昨年度の構想案の意見は出したそうだが、内容を質問しても資料を持ち合わせていない。
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第2回竜神地域会議

2016-07-03 | 平和・人権・環境・自治制度
 地域会議は月1回で、大きな仕事は「わくわく事業」の審査と、予算提案事業の決定である。1期目の新人が圧倒的に多い中、5月にはすぐ審査会が行われ、結果の報告があった。高岡地区(旧高岡町)は4つの地域会議(中学校区単位)があり、申請件数は竜神が5件で1件不可で補助金944千円、若林が4件154千円、前林が17件4,998千円、若園が7件2,594千円の結果であった。審査基準は評価シートの5段階で審査委員が採点する。その項目は①公共性・公益性(地域貢献性)×2、②実現性・妥当性、③発展性・将来性である。1地域会議の上限は500万円、1団体補助率は8~9割、補助は3年という規定もあるが延長している団体が多い。
 主な団体の活動は、健康、防犯、景観、伝統芸能などであり、4地域のばらつきも目立つ。わくわく事業は地域資源を活かした自主的な活動である。しかし、3年経過で自立する目論見であっても、材料費などの補助がないと継続できないのが現状である。地域会議への傍聴は市議会議員が見えるだけである。オブザーバーでも議長の計らいで終わりに一言述べているのも地域性だろうか。傍聴者は誰でも発言できる機会を設けるのが望ましい。
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