Con Gas, Sin Hielo

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「メンインブラック インターナショナル」

2019年06月16日 21時08分09秒 | 映画(2019)
雷神様ほどド派手ではない。


第1作が公開されたのがもう20年以上前。敢えてそのときと同じ映画館へ観に行った。

2012年の「メンインブラック3」からも既に7年。タイトルの字体そういえばこんなんだっけなどと懐かしく観る以外は、配役も完全に変わってシリーズと言いながらも基本的に別作品となっていた(なにしろW.スミスは裏番組ともいえる「アラジン」で大忙しだから)。

観る前の印象として、タイトルの「インターナショナル」が不思議だった。宇宙人を相手にするMIBが「国際」って何よと。物語が地球上の各国を跨いで繰り広げられるのは確かだけど、逆にスケールダウンを感じさせてマイナスではないかと思った。

新たな主役となるC.ヘムズワース(エージェントH)、T.トンプソン(新米エージェントM)は悪くない。これまた20年の変化であろう、"MEN"の違和感への言及をさりげなく含ませたのもよかった。

ストーリーの中では、Hの武勇伝の裏に隠されたからくりが明かされる流れが意外性があっておもしろかった。ニューラライザーは究極の兵器とも言える。

しかし20年はやはり長い。第1作の公開当時は様々な造形のエイリアンをわくわく感満載で観ていたものが、今や多少の映像技術では驚かなくなってしまった。

多少味のあるキャラクターがいることにはいるが、映画のイメージ全般を決定づけるようなインパクトを持つ登場人物がいないから、それなりに面白いけどおそらく2~3日で記憶から抜けてしまってもおかしくない程度になってしまった。

そう考えるとT.リー・ジョーンズのエージェントKは偉大だった。彼が未だにCMで地球を調査しているのはすべてMIBのイメージから派生したものなのだから。

ちなみに、旧作からおなじみの地球に馴染んでいるエイリアンとしてはAriana Grandeの登場を確認。時代的にはトランプ大統領でも絡めるかと思ったが、彼は世界に馴染めていないから却下されたのかな。

(65点)
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