私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

なるほど、水の中に飛び込むので、ミサゴは瞬膜がまさに水中眼鏡になってますね。

2012年8月27日(月)南蒲生・蒲生

2012年12月01日 | 蒲生海岸
■2012/8/27(月)8:20-10:57【天気】晴れ
【場所】南蒲生・蒲生
【種名】カワウ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,ミサゴ,トビ,チョウゲンボウ,コチドリ18,ムナグロ2,トウネン350+,ヒバリシギ2,ミユビシギ4,イソシギ2,チュウシャクシギ1,オオセグロカモメ,ウミネコ,ヒバリ,ハクセキレイ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(13科24種)
【メモ】振休の日で蒲生にシギチを見に行った。最初に南蒲生でトウネンの群れやヒバリシギを観察した。ヒバリシギはあっという間にいなくなってしまったが,トウネンはすぐ近くでしばらく採餌の様子を見ていた。蒲生に移動しようとして最初に群れがいた場所に行ってみると,また別の群れがやってきた。特に他の種類は混じってはいない。トウネンは羽衣に変化があるのが普通なのだが,今日見た群れは,蒲生海岸を含めてほとんど同じパターンだった。蒲生に行くとチュウシャクシギが導流堤にいた。普通はあまり接近できないのだが,幼羽のためか,結構近くでしばらく採餌の様子や伸びをしたりするところを見ていた。海岸に行くと,200羽以上のトウネンの群れと数羽のミユビシギの群れが波打ち際で採餌しているのを見つけた。こうして次々と幼羽が群れで海岸線沿いに南下していくわけだが,大津波のために彼らの渡りの中継地もまた破壊されたわけである。地盤沈下で石巻の長浜は,浜自体が消失している。あの浜は例年トウネンの大群が見られる場所だった。蒲生干潟や海岸は,当初はこのままなくなるか,あるいは全部砂地になってしまうかというように地形がめまぐるしく変わったが,導流堤や河口の工事のおかげで以前の姿を少しずつだが取り戻しつつある(といってもだいぶ違うが)。
【写真】
  
■南蒲生南中河原・鍛冶谷地の被災地跡に飛来したトウネン幼羽の群れ
  
■トウネン幼羽/コチドリ成鳥夏羽から冬羽移行中/ヒバリシギ幼羽
  
■トウネン幼羽の羽衣にはいろいろパターンがあるが,これらの個体はほぼ同じパターン。
  
■採餌するトウネン幼羽。泥の中のとても小さな巻貝のようなものを食べていた。
  
■トウネン幼羽の伸び/海岸の方から別な群れがまたやってきた/蒲生導流堤付近の砂地にいたチュウシャクシギ幼羽
  
■チュウシャクシギの伸び
  
■今日3つめのトウネンの群れ/渚でハマトビムシの類を採餌するトウネン幼羽/いわゆる千鳥足(ミユビシギの方が本家という感じだが)のトウネン
  
■ミユビシギ成鳥夏羽から冬羽/浜で休むトウネン幼羽/ミユビシギとトウネンの群れ
  
■ミユビシギ成鳥夏羽から冬羽の飛翔/トウネン幼羽の飛翔/ムナグロ成鳥夏羽
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