AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

4544:ペンギンハイウェイ

2018年08月22日 | ノンジャンル
 日曜日は、「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」のちょうど1週間前のロングライドに参加する予定でいたが、体調が思わしくなかった。

 夏風邪っぽい症状が出ていたので、無理してロングライドには参加せず、「休息日」に充てることにした。ここで無理して体調をさらに悪化させると、本番で大きく失速してしまう可能性があった。

 午前中はのんびりと過ごし、午後から下の娘と一緒に映画を観に行くことになった。「なんか観たい映画ある・・・?」と訊くと、「ペンギン・ハイウェイ・・・!」という返答がすぐさま返ってきた。

 「ミッションインポッシブル」や「ジェラシックワールド」などの巨額な予算を投じたハリウッド製の「ジェットコースター映画」ではなく、日本のアニメ映画が観たい映画の候補として出てくるところが、下の娘の性格を如実に表している。

 どちらというと「オタク系」に分類されるであろう下の娘は、上の娘と大きく性格が違う。上の娘は社会人になってもジャニーズのアイドルグループの追いかけのようなこともしているミーハーである。

 一方下の娘は、アニメや漫画が大好きで、ジャニーズ系のアイドルなどには全くの無関心。スポーツにも無縁である。

 同じ親から生まれ、同じ家庭環境で育ったのであるが、姉妹の性格は真逆と言っていいほどに違う。まあ、そういうものなのかもしれない・・・

 「ペンギン・ハイウェイ」は、2010年に発表された森見登美彦の小説をアニメ化したものである。小説の方は数年前に読んだことがあった。

 映像化が難しそうな原作を、丁寧な作画で仕上げていた。「ペンギン・ハイウェイ」は、ファンタジー、SF、主人公の少年の成長物語、どこかしら「ドラえもん」的な日常性などの要素が雑多に詰め込まれている。

 研究者肌で常に冷静沈着な小学四年生のアオヤマ君の住む街で、ある日突然、ペンギンの群れが出現する怪事が起こる。

 そんな摩訶不思議な展開で始まるこの物語は、摩訶不思議さとファンタジーを縦糸として、少年を取り囲む様々な魅力的なキャラクター達を横糸として、美しい模様の織物を織りあげていくような映画であった。

 立川の「シネマ・ワン」は複数の映画を上映している。やや小さめの上映館が割り振られていたので、8割方の座席は埋まっていた。

 観にきていた人をそれとなく観察していたか、やはりどちらかというと「オタク系」の人が多かった。

 日本のアニメ映画を観ることはほとんどないが、「たまにはいいかもしれないな・・・」そんなことを思いながら、映画館を後にした。


コメント