AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

2877:早寝

2014年01月31日 | ノンジャンル
 まだ夜も明けやらぬ頃、外を走る新聞配達のバイクの音で目が覚めた。ベッドわきのサイドテーブルの上に置いてある目覚まし時計で時間を確認した。4時であった。

 最近は時折朝早く目が覚めることがある。そういうときはたいがい、昨晩ベッドに早く入った時である。普段は12時頃にベッドに入り、朝の6時過ぎに起き出す。しかし、10時前にベッドに潜り込むことが最近増えたのである。

 それは「一日置き作戦」を継続しているからである。2日に1回、ロードバイクのトレーニングをするようになって数ケ月が経過した。少しづつ習慣化されつつあるところである。

 トレーニングといってもそれほどハードに追い込むわけではない。短い時は40分ほど、長くても1時間ほど、固定式ローラー台でクランクを回し続ける。

 前半はアップも兼ねて軽めの負荷で、後半は5%程度の斜度の坂を上るくらいの負荷で・・・終わると汗びっしょりである。

 シャワーで汗を流し終えると、気分はさっぱりする。体の方は当然疲れる。体が疲れていると眠気が早めに襲ってくる。あくびを連発するようになると、「もう寝るか・・・」とベッドに向かう。

 この「一日置き作戦」を継続し、6月1日に行われるMt.富士ヒルクライムで1時間30分を切るというのが、今年の最大の目標である。昨年初めて参加したMt.富士ヒルクライム・・・タイムは1時間34分36秒であった。この年齢で4分半以上タイムを短縮するというのは、とても困難なことではある。

 定期購読している「funride」で「銀輪レディの素」を連載しているモデルの日向涼子さんの大きな目標は、Mt.富士ヒルクライムで1時間30分を切ること・・・私と同じである。

 彼女はCMや雑誌で活躍する美人モデル。ロードバイクにどっぷりと嵌まってしまったようで、様々なロードバイクのイベントに司会やゲストで参加し、実際にレースでも走る。

 彼女も昨年はMt.富士ヒルクライムで1時間30分を切れなかった・・・なので今年こそと意気込んでいるはず・・・どうにか、今年彼女とともに「目標」を達成したいところである。
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2876:改修工事

2014年01月30日 | ノンジャンル
 1階のリスニングルームの改修工事は2月13日から行われることとなった。今建築関連の会社はどこも忙しいようである。消費税増税前の駆け込み需要が結構あるようで、工務店の社長は「リフォームの依頼が多くてね・・・現場数が昨年の2倍だよ・・・てんやわんやでね・・・」と言っていた。

 リスニングルームの吸音部の大きさは1箇所が横幅が30cmで縦が270cmある。これが9箇所ある。これを全て塞ぐ。

 壁材としての羽目板を使って吸音部を覆って、その周囲を見切材で仕上げる。当初は従前の反射部の壁材と同じスプルースの羽目板を使用しようと思ったが、それが結構高価なものであることが分かった。

 そこで、急遽より安価なレッドシダーの羽目板を使うことにした。これで価格がぐっとリーズナブルになった。レッドシダーは比較的柔らかい材木でスプルースと比べてそれほど大きな差異はないであろうとの判断である。

 周囲の見切り材は無くても別に良いのであるが、見た目的な収まりの良さを考慮して使うことにした。額縁状の立派な見切り材もあるが、それはそぐわないであろうと、幅が2cm程度のプレーンで控えめなものにした。

 天井の吸音部は塞がない。周囲の四つの壁面の吸音部9箇所を塞ぐ。これで吸音比率は劇的に下がる。音の変化は相当なものであろう。

 もうひとつの改修項目は天井に排気口を4箇所設けること。現在のリスニングルームの密閉度はとても高い。空気や音の逃げ道が全くない。そこで排気口を設けることにより空気と音の抜け道を作ってやるのである。これも音の質感に変化を与えるのでは・・・と期待しているところである。

 工事は2日ほどで終わる予定である。羽目板や見切材は無塗装のものであるので、仕上げに塗装をする必要がある。塗装といっても色を付けるわけでなく、オイル塗装のみにして木の色合いをそのまま活かす予定である。

 その塗装が、工事日程とは別に少し遅れてしまうようである。塗装の下請けさんの日程が空いていないのである。でも2月の下旬には終わるであろう・・・改修後のリスニングルームが良い結果をもたらしてくれることを祈ろう。
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2875:聴き比べ

2014年01月29日 | ノンジャンル
 ウォールナットのLP12とブラックのLP12は、カートリッジの違いだけでなく、アームも違い、セッティングも違う。なので、純粋にカートリッジの聴き比べというわけではないが、同じORTOFON製であるMC-09AとSPUは、その各々の特徴をしっかりと表出していた。

 MC-09Aは駿馬の筋肉の躍動を思わせるようなエネルギーを感じさせる。多少高域に華やかな雰囲気を持たせている。そのため「ドンシャリ傾向」ではあるが、決してうるさくは感じない。シンバルの生々しい感じなどが上手く表現される。

 一方SPUは重心の低いどっしりとしたバランスである。音の表面は艶やかなコーティング剤で覆われたような質感となり、その音域バランスとともに「ゆとり」といったものを感じさせてくれる。

 現在SPUは数種類のラインナップがある。Aさんがお使いのSPUは、「SPU Classic GE MkⅡ」という型番で、リード線を古い線材のものに変えているとのことであった。

 次にLP12のターンテーブルに載せられたレコードは、Victor Feldmanの初リーダーアルバムである“The Arrival of Victor Feldman”。



 Aさんは、そのレコードに関する蘊蓄を少しばかり教えてくれる。それによるとVicor Feldmanはロンドン生まれのイギリス人。1955年に渡米して制作したのがこの作品である。なのでタイトルが“The Arrival of Victor Feldman”となったようである。

 目を惹くのが、ベースにあのScott LaFaroが参加してること。後にBill Evansに起用されて有名になるScott LaFaroである。彼のフル・アルバムへの初参加作品でもある。

 Scott LaFaroは、1961年に25歳の若さで亡くなってしまう。天才は夭折する運命にあるもの・・・彼もその一人であった。

 このレコードも数曲づつ、ふたつのLP12で聴いた。Scott LaFaroのベースはMC-09Aではよりその指使いがスピーディーに聴こえる。

 SPUで聴くと、Scott LaFaroが既にこの時期においても一種の熟成というか完成の域に達しているかのような雰囲気に溢れる。艶やかな音の広がり感が心地良い。

 2台のLP12はカートリッジだけでなくアームも違う。ウォールナットのLP12にはSME3010Rが、ブラックのLP12にはSME3009SⅡが装着されている。

 同じSMEのアームである3010Rと3009SⅡとは一見同じような意匠であるが、当然ところどころに違いがある。SⅡは1962年から1972年にかけて製造された。そのあとを受けたのがRシリーズである。SⅡが比較的センシティブで調整が難しい面があったのを、より使い勝手良く改良したのがRシリーズとのことである。

 Aさんは「SPUの音の傾向からすると本来は3010Rとのほうがマッチングが良いかもしれませんが、SⅡとの相性も思いのほか良かった・・・」と話されていた。

 普段はモノとステレオで使い分けている2台のLP12であるが、2台あることを活用してアームの違いや、カートリッジの違いを楽しむ事も出来る。実に楽しげで有意義なアナログライフである。 
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2874:SPU

2014年01月28日 | ノンジャンル
 Aさんから数日前にメールが来ていた。

 「SPUを聴きに来ませんか。最近ORTOFONのSPUを入手し、SME 3009SⅡに装着して聴いたりしています。なかなかこれが良いんですよ。今までステレオカートリッジはMC09AやDL103を愛用していましたが、もうひとつ良いものを見つけました。私は自宅のすぐ傍で自営業をしていますので、仕事などで近くに寄られた時など、気軽に声をかけてください。」

 ちょうど、今日は6時半からAさんのご自宅のそばの顧問先に訪問する予定が入っていたので、夜になってから伺うこととなった。

 Aさんのマンションの呼び鈴を鳴らした時には7時半頃であった。途中、カツサンドを2人前仕入れてきたので、Aさんが淹れてくれた美味しいコ―ヒーとともに食して、まずは腹を満たした。

 Aさんは一人暮らしである。マンションのリビングルームがリスニングルームになっている。広さは12畳ほどあるであろうか・・・

 2台のLINN LP12がラックの最上段に並んでいる。一方はウォールナットの台座でSME 3010Rが装着されている。カートリッジはOrtofon MC09A。もう一方はブラックの台座でSME 3009SⅡが装着されている。前回お邪魔した時、こちらにはオーディオテクニカのモノカートリッジが装着されていたが、今回はORTOFON SPUがその大きめの姿を誇らしげに披露していた。

 「3010Rにも3009SⅡにもSPUは装着できるんですけど、今回はSⅡのほうに付けてみました。追加のウェイトが必要なんですが、それさえあれば、結構手軽に付け替えが出来るんですよ・・・」

 ORTOFON SPUは1959年の発売。それから50年以上もの長きにわたって発売されている。現在も数種のラインナップがあり、その外観や基本構造は発売当初と変わっていない。

 Aさんは熱心なジャズレコードのコレクターでもある。聴くのはジャズのみ。今日もその貴重なコレクションの中から数枚を聴かせていただいた。

 しかも、2台のLP12で交互に聴くという贅沢な一時を過ごすことができた。LP12はほぼ同じ仕様であるが、セッティングが少し違う。ウォールナットのLP12は底板の着いた標準的なセッティングであるが、ブラックのLP12は底板が装着されてなく、真鍮製の円柱型インシュレーターで台座を支えている。

 まず取り出されたレコードは、Shelly Manne 「234」。残念ながらジャズの事は全く分からない。このレコードが貴重なものなのかどうか・・・どのような歴史的背景をこのレコードや演奏者が持っているのかも全く真白の状態である。

 ジャケットを手にとってしげしげと眺める。レコードの楽しみの一つはジャケットである。一つのアートとして立派に成立するサイズである。CDには無い楽しみである。「渋い・・・」実に渋い男がそのジャケットには映っていた。


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2873:快速

2014年01月27日 | ノンジャンル


 子ノ権現の本殿までは、ロードバイクを押して上がった。1月とは思えないような暖かい空気に包まれて、今年二度めの参拝を済ませた。

 「Mt.富士ヒルクライムで1時間半を切れますように・・・」

 お賽銭は50円玉一つと10円玉二つ・・・合計70円。その程度のお賽銭で大それたお願いをするのは少々厚かましいかもと思えたが、ここまで上ってくるのにそれなりに苦労したのでその資格があるのでは、と思い直して手を合わせた。

 下りは別ルートで下るのであるが、ここの斜度が半端でない。ちょっと怖いくらいの斜度である。バランスを崩すと後輪が浮いて前転してしまうのでは思えるくらいである。

 帰り道は下りばかりではない。小さな峠が待っている。そして、その小さな峠・・・流すだけなら何と言うことはないのであるが、必ずバトルが勃発するのである。

 もちろん脚が完全に売切れ状態の場合はバトルはパスし流す。脚に多少の余裕があるメンバーでバトルするのである。

 メンバーは「もう脚ないよ・・・」とか「ここは仕掛けないからね・・・」とか「ゆっくり行くからゆっくり・・・」とか口にするが、案外いざとなるとバトルに参戦したりする。こういった言葉は聞き流すにかぎる。

 山王峠もそれに続く笹仁田峠にも私はもれなく参戦した。どちらの峠も最終的には限界心拍数で歯を食いしばりながら疲弊した筋肉からエネルギーを絞り出した。笹仁田峠のスプリント合戦を終えると「これで満腹・・・」とばかりにぐったりとした。

 いつものコンビニで最後の休憩を終えた。休憩で体が少々回復した。「では、行きますか・・・」という感じで再びロードバイクにまたがった。

 これから先は平坦路が続く。7台のロードバイクは快速で走った。疲れたからといってけっしてまったりとはしない。今日は最初から最後まで締まった雰囲気のロングライドであった。
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