AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

6683:小型2ウェイ

2024年06月18日 | ノンジャンル

 新井薬師前駅の改札を出て、下り基調の道を10分ほど歩いた。道の周囲は静かな住宅地で、人通りは多くなかった。

 哲学堂公園が見えてくると、そのすぐ近くがEnsembleさんの住むマンションがある。

 哲学堂公園は、明治37年に哲学者で東洋大学の創立者でもある井上円了によって精神修養の場として創設された。

 約15年をかけて整備された園内には哲学に由来する形や言葉を付した建築物、石造物などがある。公園の北側には、野球場やテニスコートなども併設されている。

 Ensembleさんは独身貴族。マンションで一人暮らしである。

 マンションのリビングルームがリスニングルームを兼ねているので、エアボリュームは十分にある。

 Ensembleさんのが、現在お使いのスピーカーは、YG AcousticsのPeaksシリーズに属するCAIRNである。

 CAIRNは、小型2ウェイスピーカーで専用スタンドに設置されている。

 CAIRNのウーファーのサイズは15cm。我が家で現在使っているSonus FaberのGuarneri Mementoと同じサイズである。

 エンクロージャーは密閉型である。

 従来のYG Acousticsのスピーカーの質感とはやや異なるデザインをしている。

 初めてお邪魔したのはもう数年も前のことである。その時は、使われているスピーカーが異なっていた。

 少し前までパウエル・アコースティックスというスイスのメーカーのELEKTRAをお使いであった。スタンド一体型で、15年ほど前までは正式に日本にも輸入されていたようであるが、私はEnsembleさんのお宅で初めて目にした。

 とても美しいスピーカーであった。積層合板がエンクロージャーの素材になっていて、美しい積層面がデザイン上のアクセントになっている。ユニットにも高級なものが奢られていた。

 そのELEKTRAがCAIRNに変わったのである。高級なコンパクト2ウェイスピーカーという点が、両者は共通している。

 オーディオ機器はセンターラック方式でまとめられている。2台のスピーカ間の後方にYAMAHAのGTラックが2台並べて置かれている。その左のラックの上段には、YBA Classic3 Σが置かれている。

 右のラックの上段にはEnsemble Dirondoが置かれている。Ensembleさんは現在その2台のCDプレーヤーを送り出しとして使われている。アナログはされていない。
コメント

6682:二毛作

2024年06月17日 | ノンジャンル

 日曜日はゴルフのラウンドの予定が入っていたが、その2日前になって連絡があり、一緒に行く予定だった方の母親が危篤になったとのことで、急遽延期となった。

 ぽっかりと予定が空いたので、午前中は「ジムスタ王国」で過ごすことにした。

 まずは60分間、シュミレーションゴルフをした後で、エアロバイクでのトレーニングを60分して、シャワーを浴びて帰ってくるというプランである。

 シュミレーションゴルフには週に1回程度通っている。

 自分のスイングを画像で見ることができるので、その欠点がよく分かる。

 欠点が分かるのではあるが、分かったからと言って、すぐに直せるわけではない。

 長年の間に付いた変な癖はすぐにはに抜けないのである。それでも少しづつは改善されてきているようである。

 練習場モードで10分ほど打った後で、ラウンドモードに移行した。

 今日選択したコースは、「ロイヤルメドウゴルフ倶楽部」。どこにあるのかも知らないゴルフコースである。

 最終18番ホールのティーグランドに立った時に、7オ-バーであった。実際のラウンドではまずありえない状況であるが、この最終ホールをパーで上がれば「79」である。

 18番ホールは375ヤードのパー4。ドライバーショットは少し左に飛んでラフにかかった。そこから放った第2打はグリーンにオンした。

 カップまでの距離は7メートル。「カップ5個左を狙ってください」との表示があった。

 残念ながらバーディーパットは外したが、パーであがった。これでぎりぎりであるが70台である。実際のラウンドでもこんなスコアが出ればいいのであるが・・・

 シュミレーションゴルフを終えた後は、着替えてからエアロバイクでトレーニングをした。

 これ以上心肺機能を落とさないためにも、週に2回ほどはトレーニングしないとと思っている。

 「乗鞍ヒルクライム2023」の実走動画をスマホで眺めながら、60分間エアロバイクのペダルを漕ぎ続けた。

 60分経過すると汗びっしょりとなる。その汗をシャワーでさっぱりと流して、午前中の「二毛作」を終えた。

コメント

6681:スポーツバック

2024年06月16日 | ノンジャンル

 試乗車は、「スポーツバック」と呼ばれるルーフラインが後方に向かってなだらかに傾斜しているクーペスタイルのモデルであった。

 Q4 e-tronは、フォルクスワーゲンの「ID.4」と共通性が高い。いわば「兄弟車」である。日本の道路事情でも取り回しの良いコンパクトなSUVである。

 クーペSUVであるので、積載能力や後方視界の点でのネガはあるが、Audiらしい流麗なエクステリアデザインである。

 デザインなので、見る人によって好き嫌いは分かれるであろうが、個人的には「兄弟車」であるフォルクスワーゲンの「ID.4」よりもQ4 e-tron方が好きである。

 試乗車に乗り込んで、早速試乗を始めた。

 イグニッションをONにするには従来のようにスタートボタンを押すか、ブレーキペダルを踏むだけでもいいとのこと。ブレーキペダルを踏んでみるとONになった。

 室内は狭いと感じることはなく、十分なスペースが確保されている。

 

 上下ともにフラットな形状のステアリングホイールは、最初は違和感を感じるが、これはすぐに慣れるのであろう。

 インテリアの様子はすっきりとまとめられていて、見やすい。

 ただし、Q6 e-tronのインテリア写真と比べてしまうと、少し見劣りはする。

 新青梅街道に出て、試乗を始めると、静粛性は高く、乗り味も予想していた以上に滑らかなものであった。

 リアモーターで後輪を駆動するので、モーターは前にない。当然エンジンもないので前方が軽い。それが気持ちの良い軽快感に大きく寄与しているようである。

 フル充電時の走行可能距離は516kmとのこと。エアコンなどを使う実走時においてはその80%ほどであろう。

 道が空いた時に少し試してみた加速では、「俊足」であった。加速においても、後輪駆動ならではの押し出してくれる感覚があり、気持ちが良い。

 20分ほどの試乗を終えての感想は「これで充分・・・Q6 e-tronは要らない・・・」というものであった。

 ただし、近い将来にQ6 e-tronに試乗すると、その意見は覆される可能性は高いが・・・

コメント

6680:ウルトラQ

2024年06月15日 | ノンジャンル

 AudiのSUVタイプのEVモデルは、現在三つある。上からQ8 e-torn、Q6 e-tron、そしてQ4 e-tronである。

 一番新しいQ6 e-tronは、まだ日本には入ってきていない。入ってくるのは、今年の年末ごろになるのでないかと噂されている。

 現在BMWのSUVスタイルのEVモデルであるiX3に乗っている私にとって、直接的なライバルとなるAudiのQ6 e-tronはとても気になる存在である。

 そこで、一回りコンパクトで、「三男」的な存在であるQ4 e-tronに試乗してみることにした。

 Audiの車に試乗するのは随分と久しぶりである。

 以前乗っていたBMW 523i TOURINGを購入する際に、比較検討のために当時のA6 Avantを試乗して以来であるから、7年ぶりくらいであろう。

 事前にインターネットで試乗予約をしてから、「Audi 西東京」に向かった。

  新青梅街道に面しているディーラーの駐車場に車を入れて、駐車スペースに停めた。

 ディーラーの建物の中に入り、要件を伝えるとテーブル席に案内された。

 Audiのディーラーの建物は統一した色彩やデザインがしっかりと決まっているようで、白を基調としたきりっとした風景が広がっていた。

 Audiのブランドイメージは「モダンでクール」というものであろうが、そういったブランドイメージを大事にする姿勢が窺えた。

 男性の営業マンと少し打ち合わせをし、アンケートに答えた後、「試乗車を用意してきますので、少しお待ちください・・・」とのことであった。

 女性スタッフが出してくれたアイスコーヒーにゆっくりとコーヒーフレッシュを入れた。

 黒い液体に白いミルクがじわじわと広がっていく様子を、かき混ぜることなく眺めていた。

 その様子から大昔にテレビで観た「ウルトラQ」のオープニングのことを連想した。

 「その際にバックで流れていた音楽が結構怖かった記憶があるな・・・現代音楽風で・・・」ぼんやりとした映像とともにその際に流れていた音楽も記憶の底から顔を出した。

 数分して先ほどの営業マンが戻ってきた。「試乗車の用意ができました・・・」とのことであった。

コメント

6679:エアコン

2024年06月14日 | ノンジャンル

 喫茶店「Mimizuku」の店内に設置されているエアコンは、かなり旧式のものである。

 それ故、動作音は結構する。「ガタピシ・・・」とまではいかないが「ゴゴゴゴ・・・」といったくぐもった音がする。

 今日の最高気温は30℃近かったはずである。「Mimizuku」のエアコンは、動作音を響かせながら稼動していた。

 午後3時に店内に入ると、カウンター席には「ゆみちゃん」の姿があった。さらに4人掛けのテーブル席には若い女性の二人組が陣取っていた。

 私は、「ゆみちゃん」が座っている席から一つ空けたカウンター席に座って彼女に挨拶をした。

 彼女は新宿区のIT企業に勤めている。現在もテレワークで働いていて、この店でノートパソコンを前に仕事をしているようであった。

 「今年は梅雨入りが遅いですね・・・」という風に差し障りない会話を彼女として、寡黙な女主人にブレンドコーヒーを注文した。

 しばし、私は「Mimizuku」のブレンドコーヒーを飲みながら、スマホの画面を眺めていた。

 しばし経ってから、不意に「ゆみちゃん」が「そう言えば、2025年7月5日の話ってしましたっけ・・・?」と尋ねてきた。

 「この前会った時にしたよ・・・2025年7月5日に大きな津波がくるっていう予言の話でしょう・・・」

 「そうそう・・・東日本大震災を超えるような大きな災害で、とても多くの人が亡くなるって・・・そういう予言のようなんです・・・」

 「古い話だけど、『ノストラダムスの大予言』いう本が過去に出版されて『1999年に人類が滅びる・・・』ということが話題になったことがあったけど、結局特別なことはなかった。不吉な予言は広く知られると、当たらないとも言われているし、あまり気にする必要はないんじゃないかな・・・」

 「でも、2025年7月5日というと、あと1年くらいしかないですよね・・・なんだか心配で・・・」

 彼女はさらに「インターネット上では、いろんな話題が飛び交っていて・・・前世を記憶している幼い子供たちのことを題材とした絵本を作っている絵本作家の「のぶみ」さんのYouTube動画でも、2025年7月のことについて繰り返し伝えられているので、なんだか怖くなってしまいました・・・」

 「まあ、なるようにしかならない・・・と思って、のんびり構えていて良いんじゃない・・・のんびり構えていて津波にのまれたなら、それはそれでしょうがないと・・・」

 「相変わらず、のんきですね・・・」

 「心配してもしょうがないものは心配しない・・・どうしても心配なら安全と言われている場所に移住するしかない・・・しかし、それは経済的に大きな負担になるし・・・あまり現実的とは言えない・・・」

 「確かに心配したところで、具体的にどうするということもないんですけどね・・・」

 「まあ、保存食品や飲料水なんかを少し備蓄することぐらいでしょうかね・・・東日本大震災の後は、そういったものが店頭からしばらくすっかりなくなってしまいましたから・・・」

 「そうですね・・・それくらいですよね・・・」

 そんなとりとめのない話をしばしして、「Mimizuku」の店内での一時を過ごした。

 この店のカウンターの端には、オレンジ色をした「パタパタ時計」が置かれている。

 店を出ようと腰を上げた時、その表示板がくるっと回って、数字が変わった。その古い時計が表示した時刻は、実際の時刻よりも2時間以上遅れていた。

コメント