AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

3834:数馬

2016年10月31日 | ノンジャンル
 拝島駅前のファミリーマートでの休憩を終えて、その先へ進んだ。ウィンドブレーカーはもう必要なかった。気温も10℃以上になったようである。

 国道16号の下を連絡通路でくぐって、睦橋通りに入っていった。道は広く走りやすい。向かう先には山並が見えていた。

 何度か赤信号で止められながら、トレインは順調に走行距離を稼いでいき、武蔵五日市駅前を左折した。

 ここから檜原街道である。緩やかに上る道を進んで行くと、風景はどんどんと鄙びていく。この道はローディーが多く走っている。その多くは都民の森に向かっている。多摩エリアのローディーにとって、都民の森はメッカ的な存在である。

 檜原街道の途中で公衆トイレに立ち寄ってトイレ休憩をした。そこには広い駐車場と小さな売店がある。そこからは里山的な風景が望める。紅葉にはまだ早いが、少し色づき始めていた。



 少し休憩してからリスタートした。檜原村役場を過ぎると「橘橋」の交差点である。このT字路の交差点を左折してから都民の森までは21kmである。

 この21kmのコースをタイムアタックするローディーも多い。60分が一つの目安である。私は1回チャレンジしたことがあるが、後半息切れしてしまい60分は切れなかった。



 チームで走る際には「橘橋」から「数馬」までは隊列をキープして一定のペースで走る。「数馬」で息を整えてから、ゴールである都民の森までの4.5kmは全力で上る。

 「数馬」までは上り基調の道が続く。途中平坦な道や下りも入る。「上川乗」のY字路の交差点では赤信号で待たされた。

 いつもの休憩地点の少し手前に「数馬の湯」がある。天然温泉の日帰り温泉施設で、820円でほっこりと温まることができる。

 その「数馬の湯」を通り過ぎた。ようやく、いつもの休憩ポイントに辿り着いた。ここまでほぼ一定の負荷で上ってきた。脚はじんわりと疲れていた。
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3883:ORCA

2016年10月30日 | ノンジャンル
 秋から冬に向かうこの時期、サイクルウェアに関しては結構迷う。天気予報によると最高気温はそれほど上がらずに寒い一日になるとのことであった。

 先週はニーウォーマーであったが、今日はフルカバーのレッグウォーマーにした。更にハーフフィンガーではなくフルフィンガータイプのグローブを選択した。

 長袖のサイクルウェアの上にはウィンドブレーカーを着込んだ。先週よりもワンランク冬仕様になった。

 それでも、朝の7時になって走り出した時には、インナーウェアを冬物にしなかったのを少し後悔した。
 
 天気は曇りである。空は灰色の雲がびっしりと覆い尽くしていた。昨晩降った雨で路面は所々濡れていた。

 もう冬の朝と言っても良いような空気感の中をKuota Khanに跨って集合場所であるバイクルプラザまで走った。

 今日の参加者は5名であった。一人のメンバーのロードバイクが新フレームに変わっていた。以前はORBEA ONIXであったが、新たに同じORBEAのフラッグシップであるORCAになっていたのである。ニューフレームになっての初ライドとのこと。

 色は白をベースに赤・黒・黄色の差し色が入っている。なかなかカラフルで、華やかな雰囲気である。私のKuota Khanは真黒で地味であるが、「こういったカラフルな色合いのロードバイクも良いな・・・」と思った。

 5台のうち、3台はORBEA ORCAという構成である。残りはBHとKuotaが1台づつ。今日の目的地は「都民の森」に決まった。「正丸峠」と並んでチームランで良く行く定番のコースである。往復距離は120km程。

 曇り空の下、5両編成のトレインは走り始めた。いつものように玉川上水に沿った道を西に向かって進んだ。

 サイコンの気温表示は8℃ほど。体に当たる風は冷たい。ウィンドブレーカーは着用したままであった。

 1時間ほど走ると拝島駅前のファミリーマートに到着した。ここでコンビニ休憩をした。5台のロードバイクは拝島駅のフェンスに立て掛けられて、綺麗に並んだ。


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3882:ⅢLZ

2016年10月29日 | ノンジャンル


 「TANNOY ⅢLZの前はどんなスピーカーを使われていたのですか・・・?」私はbigtreeさんが丁寧に淹れてくれたコーヒーを飲みながら尋ねた。

 「Minima Vintageです・・・」bigtreeさんはさらっと答えた。

 「結構マニアックですね・・・」私は思わずつぶやいた。Minima Vintageを使っていて、その次がTANNOY ⅢLZ・・・相当年季の入ったオーディオマニアならまだしも、bigtreeさんはオーディオを趣味とするようになって2年ほどとのこと・・・達観すのが早すぎる。

 TANNOY ⅢLZに繋がれているベルデン製のスピーカーコードをさかのぼっていくと、真黒な二つのパワーアンプに達する。

 このパワーアンプはネルソン・パスのハンドメイドブランド、ファーストワットのパワーアンプSIT1である。

 特性カーブが三極真空管に酷似したSITデバイスのシングルエンドパワーアンプ。クラスA動作で、その醸し出す音は純粋で混じりっ気がないと評されるものである。「これまたマニアック・・・」と唸らざる得ない。

 更に音の上流に向かってさかのぼると、プリアンプはApril Music製の小型のものである。これも知る人ぞ知る的な存在である。

 デジタル系に入り込んでいくとステラボックス製の小型のDAコンバーターがまず控えている。その先はPCオーディオ関連の複数の機器が並んでいた。PCオーディオに関しては全く知識を有さない私にとっては、その先の妙に小さな機器群に関しては、ちんぷんかんぷんである。

 個人的にはステラボックスのDAコンバータの先にはマニアックなCDトランスポート、例えばMetronome Technologie T3Aなどが控えていて欲しかったが、これは時代の流れから完全に落ちこぼれてしまったオーディオ・マニアのたわ言に過ぎない。

 さて、そのシステムでひととおり聴かせて頂いた。中高域に繊細感とキラッとした輝きがあるまとまりの良い音である。

 ここから、一緒にお邪魔したチューバホーンさんが用意されたいくつかの「ブツ」なども活用しての「検証」が延々と行われた。

 まずはスポーカーセッティングの煮詰めをすることに・・・スピーカーの位置を何度か微調整していくと、左右の音のピントが合ってきたのか、音がまろやかに抜けてきた。

 続いて「ブツ」第一弾として中村製作所のアイソレーショントランスを使用してみた。これは効き目が大きい。すっきりと抜けた。

 bigtreeさんは都心のマンションにお住まいである。電源事情はあまり良くないようで、このトランスは実に良い働きをする。アイソレーショントランスを使うと、なにかしら抑えつけていたものがぽろっととれたような感じですっと空間が広がる。特に奥行き感が出るような気がした。

 続いて「ブツ」第ニ弾・・・WEの古い単線を利用したRCAケーブルである。プリとパワーの間に使われていたヴァン・デン・ハル製のRCAケーブルから交換してみた。

 音を出した瞬間「これは良いですね・・・」とbigtreeさんは唸った。確かにこちらの方が重心が下がる。音のバランス感覚も落ち着いていて、見通しも良くなったような気がする。

 そしてさらなる「ブツ」が・・・サウンドパーツ製の真空管プリアンプである。April Music製のかわいらしいプリアンプは横に片されて、サウンドパーツ製のプリアンプがファーストワットの2台の真黒なパワーアンプの手前に置かれた。



 ファーストワットのSIT1は、真空管式のプリアンプとの相性が抜群のようで、音が、そして音楽が生気を帯びて生き生きとしてくる。

 音楽の血管の中を流れる血流が豊かになり、より暖かみのあるものに変わったように感じられた。「これは良いですね・・・」三人とも頷いた。

 いや厳密には三人だけではなかった。人見知りすることのない天真爛漫な性格の猫ちゃんも、その全身を使って「○」を描いていた。



 きっと猫ちゃんにも気に入って貰えたはずである。ひと段落ついたので、腹ごしらえをする為に有名なハンバーガーショップ「Shake Shack」に、帰り際に立ち寄った。その味に接して私も全身を使って「○」を描きたくなった。
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3881:ラッキーパー

2016年10月28日 | ノンジャンル


 昼食休憩を終えて、OUTコースへ向かった。午後は午前中よりも雲が増えたが、風は微風で相変わらずコンディションは良かった。

 1番ホールは距離の長いミドルホールである。465ヤードもある。これだけ距離があればロングホールでも不思議ではない。パーオンする可能性はほとんどなかった。

 ティーショットは当りが悪く距離が出なかった。セカンドショットはユーティリティーを使った。200ヤード近く飛んだ。それでもまだグリーンまで70ヤードほど残った。

 第3打はグリーンの手前で止まってしまった。次のアプローチショットがピタッと寄ればボギーでしのげるが、寄らないとダブルボギーになってしまう。

 グリーンのすぐ手前から軽く打ったアプローチショットは10ヤードほどキャリーしてからするすると転がった。「ちょっと強かったか・・・」と思った。

 するとそのボールはピンにカツンっと当たってカップに吸い込まれた。ダブルボギーになるところラッキーパーを拾った。

 続く2番はショートホール。距離は160ヤード。7番アイアンで打ったボールはやや左に出てからフェードしてグリーン方向へ向かった。しかし、距離が少しばかり足りずにグリーン手前のバンカーに落ちた。

 バンカーショットは無難にこなしてツーオンした。ツーパットでボギーであったが、ここからまさかのスリーパット。1番ホールでのラッキーパーを帳消しにするダブルボギーとなってしまった。

 「まあ、上手くいくこともあれば、いかないこともある・・・これがゴルフ・・・」と自分を慰めながら、3番ホールのティーグランドへ向かった。

 その後3番、4番、5番、6番とすべてボギーでこなした。後半のOUTコースは6番ホールまで終わって、ボギーペースで回れている。

 残り3つのホールを全てボギーでこなせば「45」。INコースは「41」であったからトータルで「86」。これは私にとってはかなり良いスコアである。

 7番ホールは345ヤードのミドルホール。ティーショットは当りが良かった。右のラフに入ったが、250ヤードほど飛んだのでグリーンまでの距離は100ヤードを切っていた。

 そこからしっかりとパーオンさせて、ツーパットでパー。「これはいけるかも・・・」そう感じた。

 続く8番ホールはボギーで上がり、最終ホールの9番。このホールは右に打ち込むとOBである。左向きにスタンスを取ってドライバーを振った。ボールはスタンス通り左へ向かい、左のラフへ・・・当たりは薄く距離は出なかった。

 セカンドショットが少しばかりショートしたため、第3打はグリーンのすぐ手前からのアプローチとなった。「1番ホールのようにチップインするかも・・・」と期待したが、そんなラッキーはそうそう起こらない。

 それでもカップの手前2メートルほどまで寄せた。ラインを慎重に読んだ。「最後で少し左に切れるが、ほぼまっすぐ・・・」そうイメージした。

 テイラーメイド製のパターを振り子のようにして軽く振るとボールも軽やかに転がり、カップにすとんと落ちた。

 最終ホールもパーとした。OUTコースはパーが三つ。ダブルボギーが一つ。あとはボギーであった。スコアは「43」。トータルで「84」。

 今年15回ラウンドしたなかで最も良いスコアが出た。「こんなこともあるんだ・・・」と少々狐につままれたような気分でラウンド終えた。

 今年はあと3回、ラウンドする予定が入っている。しかし、またこのようなスコアが出る可能性はほとんどないことは確かである。
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3880:バーディー

2016年10月27日 | ノンジャンル
 朝のうちは少し肌寒いくらいであった。長袖のゴルフウェアの上に薄手のジャケットを着ていた。東京国際ゴルフ倶楽部に着いたのは8時少し前であった。

 スタート時間は8時40分。受付を済ませ、ロッカーで着替えて、パターの練習を少し行った。今日は久しぶりのゴルフである。

 前回のゴルフは9月12日であったから1ケ月以上前である。前回のスコアは「99」、危うく100叩きになるところであった。

 それ以来ゴルフ練習場にも行っていない。「これでは、良いスコアが出るはずはないよな・・・どうにか100叩きは避けたいけど、そうなる可能性は高い・・・」と内心思っていた。

 一緒に回るメンバーと世間話をしながらカートに乗ってINコースのスタート地点へ向かった。出だしの10番は415ヤードのミドル。距離の長いホールである。



 朝一のティーショット。期待感はなくドライバーを振ると、ボールは高く上がった。いわゆる「てんぷら」である。

 その高く上がったボールは左へそれていき、左側の斜面を下った。第2打はフェアウェイに戻すだけ・・・

 グリーンまで180ヤードほどのところから打った第3打は、グリーン手前で止まった。アプローチしてピンから2メートルほどのところまで寄せた。

 これを入れたらボギー、外すとダブルボギーである。入る気がしなかった。軽くパターを振った。するすると転がったボールはカップの右を通過した。

 ダブルボギースタートとなった。「まあ、こんなもの・・・こんなもの・・・」と心の中で独り言を言いながら次のホールへ向かった。

 11番ホールをボギーで上がり、続く12番ホールは313ヤードのミドル。距離が短いのでミスが出やすいドライバーを封印し、フェアウェイウッドで軽く振った。

 200ヤードほど真っ直ぐに飛んだ。グリーンまで100ヤードほど。アプローチウェッジで打った第2打は、珍しくピンに絡んだ。

 カップから1.5mほどしかない。これは外すわけにはいかない。ややフック目のライン。カップの右端を狙って打ったボールはカップに吸い込まれた。

 滅多に出ないバーディーである。これで流れが良くなった。ミスショットも出るのであるが、なんだか流れが良く、大叩きしない。

 14番のショートホールでも、第一打はグリーンを大きく外したが、アプローチがピタッと寄ってパーを取り、さらに17番、18番とINコースの終盤でも連続してパーを取った。

 バディー一つに、パー三つ。ダブルボギーが一つであとはボギー。INコースのスコアは「41」。今年のハーフ・ベストスコアである。

 「なんでこんなに上手くいったのであろう・・・」自分でも不思議に思いながら、昼食休憩のためクラブハウスに向かった。

 昼食は「厚切り豚ロースの生姜焼き」を頼んだ。柔らかい厚切りの豚肉を食しながら「こんなことが続くはずはない・・・後半はきっと50ぐらい叩くだろう・・・」と思っていた。  
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