AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

2025:CURVE

2011年09月30日 | ノンジャンル
 Coreさんが運営されているブログ「AcousticCore」は週に1回記事が更新される。週末に記事を書かれるようである。プログレッシブロックのレコードに関する記事が多いが、今回の記事はめずらしくオーディオに関するものであった。

 「オーディオ雑誌は時折気が向いた時に購入する。昔と違って数は随分少なくなった。オーディオ市場そのものが急速に縮小したのであるからしょうがないことであろう。今日購入したのは『AUDIO BASIC』。季刊の雑誌である。」

 「その雑誌の中でとある写真に釘付けになった。別に新製品の紹介コーナーではない。とあるオーディオショップの紹介記事に添えられた店内の様子を写した写真であった。そこには、Wilson BeneschのCURVEが展示されていたのである。」

 「CURVEは私が以前使っていたスピーカーである。現在はRaidoh AcousticsのAyra C-2を使っている。切り替えたのは3年ほど前であった。CURVEはその前に4年ほど使用した。そのCURVEの写真を思いがけず目にして、昔の彼女にばったり出くわしたよな複雑な気持ちになった。」

 Coreさんは以前Wilson BeneschのCURVEを使われていたようである。残念ながらCURVEは実際に聴いたことのないスピーカーである。Wilson Beneschは今は正規には輸入されていない。なので、ショップでも見かけることは少ない。



 遠目には普通のトールボーイであるが、よく見ると実に洗練された造形美が満載である。「クール」という表現がぴったりのスピーカーである。Coreさんが今お使いのAyra C-2と共通のテイストを感じさせるが、その温度感は、キャビネットにカーボンを使用している効果であろうか、より低めである。

 「既に手放したスピーカーであるが、その美しい肢体には思わず見とれてしまった。現行品ではないはずなので、中品であろう。思わずまた身近に置きたい衝動に駆られた。しかし、Ayra C-2との安定した生活も3年近い・・・その生活も大切にしなければ・・・少々後ろ髪を引かれる気持ちを抱きながら、そのショップに連絡することはしなかった。男とは未練がましいものである。」

 Coreさんの記事はそう結ばれている。Coreさんはスピーカーを完全に女性として捉えられているようである。CURVEもAyra C-2もスレンダーな美しい女性を思わせる姿形である。
コメント

2024:移植後

2011年09月29日 | ノンジャンル
 2階に設置していたTANNOY CHATSWORTHを1階に移動した。1階のCHATSWORTHがオーディオラボ・オガワに修行の旅に出たからである。

 同じCHATSWORTHであるので、基本的な味わい感は当然同一である。しかし、この両者、製造年月日が違う。諏訪さんから譲っていただいたCHATSWORTHのほうが後期に製造されたもののようである。外見は正面から見るかぎりまったく同一である。しかし、背面に回ると若干の違いがある。

 後期型は背面にスピーカー端子がついているのである。前期型はスピーカー端子がなく、背面下端からスピーカーコードが豚の尻尾のようにひょろっと出ているのである。

 それと、12インチのモニターゴールドのエッジの素材が前期型と後期型では違うという。残念ながら見て確かめたわけではないのであるが、後期型はラバーエッジになっていると、諏訪さんからお聞きした。

 そういった若干の違いが音にどのようにあらわれるか・・・まあ、強いて言えば後期型のほうが音のつくりがほんの少ししっかりしているかな・・・と言った印象を受ける。前期型のほうが音のとろみがあるような・・・

 12インチ・モニターゴールドを搭載したCHATSWORTH(レクタングラー型キャビネット)の音の特徴は、音の甘みにある。

 TANNOYの一連の製品の中でも、その甘み成分の多さは、独特のポジションを保っているような気がする。他のTANNOYのスピーカーを全て聴いたわけではないが、ⅢLZやLANCASTERといったCHATSWORTHに比較的近いポジションのスピーカーと比べても音の特徴ははっきりと把握できる。

 さらに、諏訪さんのお宅での他のユニットやキャビネットを纏ったCHATSWORTHと比べた際にも、その音の特徴はある一定の方向を向いていた。

 CHATSWORTHは残念ながら日本ではあまり人気がないようで、ⅢLZよりも安い価格で、ビンテージショップでは取引されている。相場はペアで30~35万円といったところである。

 私は、CHATSWORTHのコンパクトな形状は日本の住宅事情に合致しているし、ⅢLZのようにスタンドを別途調達する必要性もない、さらに言うならば、この甘めの音の色合いは日本人の音の嗜好性に合っているように思うのであるが、オーナーの欲目なのであろうか・・・

 LINN CD12も1階に下りてきた。2階はオーディオルームとしての機能を完全に失い、純粋な寝室に帰化した。妻からは「もうスピーカーは置かないように・・・」との要望書を受取っているので、2階の「無理やりオーディオルーム化状態」は解消に向かうようである。

 さて、1階でのCD再生はどうか・・・2階ほどのエアボリュームがないが、わりとまとまっている。1階のほうがCHATSWORTHの特色は色濃く出るようで、その甘み成分はCDであっても充分感じられる。「これでいいか・・・」という印象である。

 CHATSWORTHとQUADは2セットあるが、レギュラーと補欠に選別し、もしもに備えるという位置づけで「補欠」は納戸で厳重に保管し、時々入れ替え戦をすることにしよう・・・今のところはそんなふうに考えている。
コメント

2023:快晴

2011年09月28日 | ノンジャンル
 今日は快晴・・・風も軽やかで、この上なくゴルフに適した気候であった。この絶好のゴルフ日和のもと、美里ゴルフ倶楽部でラウンドしてきた。

 美里ゴルフ倶楽部は、とても穏やかなコースである。距離はそれほどなく、フェアウェイの広さもそれなりに広い。グリーンのスピードも中庸。比較的良いスコアが出やすいコースと思われる。

 INスタートであったので、10番ホールから・・・朝一のドライバーショットはいまひとつのできであった。どうにかアイアンショットでカバーして、立ち上がりはボギー・・・とりあえず落ち着いた立ち上がりであった。

 その後、パーを一つとったが、すぐさまスリーパットしたためのダブルボギーを叩いてしまった。結局、前半のINコースはパーが一つ、ダブルボギーが一つ、それ以外は全てボギーという結果であった。スコアは「45」。私としてはまずまずのスコア・・・

 欠点であるドライバーショットの方向性はやはり不安定なままであった。アイアンショットがそこそこ切れていたので、ボギーペースで回れた。ティーショットでフェアウェイを外しても、アイアンでグリーンの側までもっていき、どうにかこうにかボギーをひろった。

 昼食休憩後、OUTコースへ向かった。午後の出だしのティーショット。力まないようにスウィングしたドライバーショットは・・・やや右目に出た。そのままドローせず、木の根元当たりで止った。

 セカンドショットは木が邪魔になってグリーンは狙えなかった。フェアウェイに戻し、三打目でグリーンを狙う。三打目はグリーン手前、そこからアプローチで寄せて、2メートルほどのパターを決めて、どうにかこうにかボギー。

 INコース同様OUTコースもこんな感じであった。ウッド系のショットの不始末を短いクラブで取り戻し、どうにかこうにかボギーペースでこなす。

 堪えきれずダブルボギーが二つでたが、ショートホール二つを含む三つのホールでパーも出て、OUTは「44」のスコア。トータルで「89」・・・ぎりぎり80台のスコアが出た。前回2週間前のラウンドでは、あわや100叩きの「96」であったので、今日はまずまずの一日であった。

 ウッドの安定感があれば、もっと良いスコアが出たとは思われるが、粘り強く、あきらめない姿勢でラウンドできたので、まずは良しとしよう。


コメント

2022:囲まれ感

2011年09月27日 | ノンジャンル
 我が家のリスニングルームの広さは約8畳。御世辞にも広いとは言えない。さらに妻のアップライトピアノとの同居のため、オーディオ専有面積はさらに狭まり、ほぼ6畳の広さとなる。

 もともと、この部屋はもう少し広く、10畳の応接間であった。その部屋をオーディオルーム兼ピアノ練習室にリフォームしたのである。リフォームしたのは5年前の2006年のことである。

 防音仕様にするため、壁が10cm程厚みが増した。面積はその分減少した。反面床面を30cm下げることにより、天井高を標準の240cmから270cmにした。そのため、狭いわりに、それほどの圧迫感はない。

 この天井高を高くすることは、「石井式リスニングルーム」の提唱者である石井伸一郎氏が提唱する、部屋の長辺:短辺:天井高の黄金比率「1:0.845:0,725」に近づけるために行われた。

 床材タはモ、天井及び壁面はスプルースを活用している。スプルースはギターのボディーにも使われる木材である。楽器にも使われているのであれば、音に良いのではと採用した。

 ところどころ吸音用のスペースが設けられており、吸音部分にはスピーカー用のサランネットで覆われている。部屋全体の表面積に対する吸音部分の比率は17%に設定されている。主に聴くジャンルによって吸音率は変わるようで、クラシックがメインジャンルである私の場合少し低めの設定である。その後、吸音部分に板を貼り付けてさらに吸音率を下げている。

 オーディオ機器は2台のクワドラスパイアのラックに納め、リスニングポイントにはアンティークのデンマーク製ソファを置いている。

 狭いながらも、一応専用ルームである。防音もしっかりとしているので時間を気にせずオーディオを聴くことができる。

 時折「ピアノ練習したいんだけど・・・」と妻に言われ部屋を出なければならないが、概ね自分の好きなときに音楽を聴けるのは嬉しいものである。

 この広さななので必然的に「ニアフィールド・リスニング」となる。この「ニアフィールド・リスニング」の感覚はコンパクトカーの運転席の感覚に近い。

 ビッグセダンのような広々した感じはない。確かに少々窮屈感があるのである。しかし、そのタイトさが一種の心地良い囲われ感を演出する。これはこれで安心感があるのも事実である。

 最近は、Mercedes-Benz E350よりもVW POLOのハンドルを握る機会が増えたが、ちょうどPOLOの運転席の感覚に近いものを、このリスニングルームに座ると感じる。

 この囲われ感による安心感に浸りながら、音楽を聴くのも悪くはない。POLOはよくできた車である。短いホイールベースなので、時折ひょこっとすることもあるが、クラスレスなしっとりとした軽やかな乗り味を提供してくれる。このリスニングルームでも同様な乗り味を楽しみたいものである。
コメント

2021:集約

2011年09月26日 | ノンジャンル
 一旦治まったかに見えた症状はやがて再発するものである。特にオーディオ機器の不具合の場合はそうなる確立が高い。

 「やはり、メンテナンスに出すしかないか・・・」そうため息をついたのは一昨日のことである。昨日オーディオラボ・オガワの佐藤さんに連絡を取った。

 わが家のオーディオ機器は古い。アンプのQUAD22・Ⅱは半世紀前の真空管アンプである。スピーカーのTANNOY CHATSWORTHも同じく年代物。ワインやウイスキーは年代物のほうが価値が高いかもしれないが、オーディオ機器の場合も同じというわけではない。

 オーディオ機器は電気製品であるので、信頼性は大切な要素である。しかし、半世紀前の製品では、その点は少々心もとない。QUADもTANNOYも何度かメンテンスに出す必要性が生じた。

 QUADは横浜のクラシック・ガーデンに、そして、TANNOYは山形のオーディオラボ・オガワにメンテナンスに出している。オーディオラボ・オガワの佐藤さんに連絡を取ったということは、今回問題となっている機器はTANNOY CHATSWORTHである。

 やや強めの入力があるとノイズが出るようになったのである。スピーカーケーブルを左右逆にしても同じスピーカーからノイズが出る。アンプではないようである。

 オーディオラボ・オガワの佐藤さんは応対が穏やかである。スピーカー修理部門の責任者である佐藤さんは女性。きっと凄腕の技術者なのであろう。

 運搬用の箱を送ってもらって、ノイズが出るスピーカーを送る予定である。我が家にはCHATSWORTHは2セットあるので、オーディオが聴けなくなることはない。ちなみにQUADのアンプも2セットある。

 1階のリスニングルームのCHATSWORTHを修理に出すので、2階のCHATSWIORTHを1階に降ろすことにした。さらにCDプレーヤーは2階にしかないのでこれも1階に移動。これで、修理期間中であってもレコードもCDも聴ける。

 ただし問題が一つ・・・レコードを聴く時にCDプレーヤーからのRCAケーブルがQUAD22に接続されていると音が鈍ってしまう。そこでレコードを聴く時はCDプレーヤーからのRCAケーブルを外す。さらに、CDプレーヤーの電源スイッチもOFFにする。少々面倒であるが、まめにやるしかないようである。

 当面は1階のリスニングルームのみの稼動となる。2階のリスニングルームは寝室の空き空間に無理やりオーディオセットを押し込んだもので、家族からの風当たりは強い。ここは、家庭円満を前面に押し出し、2階からはオーディオセットを撤退することも選択肢に浮上してきた。


コメント