AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

564:アナログ傾倒

2007年09月30日 | ノンジャンル
 迷い羊さんのお宅にお邪魔したのは、今年の1月であった。WILSONのSYSTEM6を中核にすえ、CLASSE コニサー Emm Labsといった豪華ラインナップの機器をローゼン・クランツのケーブルやインシュレーターで調整されていたのが印象的であった。

 セッティングにも多大な労力をはらわれていて、膨大な時間をかけてカット・アンド・トライを積み重ねてこられたことが窺えた。そしてその音は「水底を見渡せるような深遠さを感じさせるものである」と評したくなるものであった。

 迷い羊さんをお招きしてのOFF会を今日我が家で行った。コーヒーを飲みながら、お話をおうかがいしていて、驚いたのは、迷い羊さんが現在アナログに相当傾倒されていらっしゃるということである。9ケ月前にお邪魔した時には、リスニングルームにはアナログの姿は一切なかった。迷い羊さんがアナログを導入されたのは約半年前とのこと、我が家のアナログ導入は10ケ月前、若干我が家の方が早いが、ほぼ同時期のアナログ導入。

 しかも、導入されたプレーヤーはEMT 930・・・プロ使用のきわめて堅牢な造りのモデルである。見るからに厚みと密度感のあるエネルギッシュな音がしそうである。

 迷い羊さんは、このアナログプレーヤを使い、50年代・60年代のジャズを最近聴かれることが多くなり、デジタルは開店休業状態とのこと。「エネルギッシュな音の塊感を聴きたい」・・・9ケ前に聴かせていただいた音からは想定外の言葉であった。

 ひとつの転機となったのがジャズ喫茶「ベイシー」での音体験。1泊2日で聴きにいかれてその音の素晴らしさに魅了されたとのこと。その話を聴いて、「やはり一度は行ってみたい」と思った。ジャズはまったく詳しくないし、あまり聴かないのであるが、一度行ってみたいと思わずにはいられなかった。

 そういったお話を聞かせていただいたからというわけではないが、今日のOFF会はその9割がアナログという展開となった。私も最近アナログとデジタルの関係が逆転して、アナログ中心のオーディオライフとなりつつあるのである。

 もちろんデジタルにはアナログよりも優れた点があるのではあるが、音の質感の好みから自然とアナログに手が伸びるのである。迷い羊さんは「アナログは音の密度感が違う」とおっしゃられていたが、その言葉にうなずいてしまう。

 私の場合、オーディオをはじめたのはつい最近のこと。それ以前は音楽との接点はコンサートが中心であった。そのせいか、コンサートホールの空気感をオーディオからも聴き取りたい、という欲求があり、それが優先順位の最上位にきてしまう。まだまだ調整途上でしかないのであるが、そういった意図というか意識が音から感じ取れればいいのであるが・・・迷い羊さんは「臨場感がある・・・」とおっしゃられていたので、多少は意図通りの音になっているのでは思えた。

 それにしても、予想外の迷い羊さんのアナログ導入・・・しかもEMT 930・・・「是非聴いてみたい」と内心思わずにはいられなかった。
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563:ORB SN-02

2007年09月29日 | ノンジャンル


 最近我が家のリスニングルームには新兵器が連続して導入された。レコードプレーヤの横には小型の消臭・防カビ装置「サリール」が置かれ、2台のラックの足元には「リグナムバイタ」が敷かれた。

 それぞれ音の質感に良い影響を与えてくれた。ここにきてさらにもうひとつ新兵器が導入されることとなった。それは「ORB SN-02」・・・静電気を除去する装置である。静電気はアナログレコードにとって大敵である。帯電すると埃を盛大に集めるし、音にも悪影響があると聞く。またCDでも帯電すると音が曇るということを聞いたことがある。その静電気をしっかり除去してくれるという装置である。

 従来からORB SN-01という装置があった。しかし、定価が10万円と高価であったため、興味はあったが導入を見送っていた。新たに登場したSN-02は、定価47,250円(税込み)という比較的手頃な価格で、よりコンパクトになったため、導入することにしたのである。実際の購入価格は37,000円であった。

 まずはアナログレコードから試してみる。レコードプレーヤにレコードをセット、ターンテーブルを回して、その状態でレコードに向かってSN-02を向けてスイッチをON。1分ほど稼動してから、音を確認してみる。

 音というか、音場の立体感がアップしたような気がする。音の周りのざわつきが減少したので、音がくっきりと浮き上がり、それぞれの位置関係がより明確になった・・・そういう印象を受けるのである。

 CDではどうか?CDの信号面と印刷面を交互にSN-02で数秒づつ処理した後CDプレーヤーのトレイに置く。ついでにトレイも処理しておく。その上で音だし・・・アナログレコードと同様な効果があるようである。

 CDの静電気対策は従来除電ブラシや濡れティッシュなどを活用していたが、このSN-02を使えばより手軽に、そしてより確かな効果を得られそうである。

 乾電池式でハンディータイプなので気軽に使えるのも嬉しいところ。レコードやCDに効果があることは分かった。もしかしてケーブルにも効果があったりして・・・ハンディータイプなので、いろんな所で試すことができそうである。その活用編はいずれまた・・・
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562:帯状疱疹

2007年09月28日 | ノンジャンル
 「おそらく帯状疱疹ですね」・・・藤巻クリニックの藤巻先生の低くよく通る声がそう告げた。「体が疲弊して体力が低下した時や、強いストレスで抵抗力が落ちている時になりやすいのです。お薬を出しておきますので、様子を見てください。」

 3日ほど前から右脇周辺に傷みを感じるようになり、最初は筋肉痛か何かかと思っていたが、その傷みの種類が今までに感じたものとは違うことと、多少赤い発疹のようなものがあったので、診てもらったのである。

 「帯状疱疹」といえば、確か雅子様もかかったことがあると、新聞か雑誌で見た覚えがある。雅子様の場合は皇室生活のストレスが原因と思われる。私の場合は仕事のストレスもあるかもしれないが、それよりも先週2日連続でテニスをしたことで体の疲弊度が一気に上がったことが原因のような気がする。

 そういえば、私の母も半年ほど前に「帯状疱疹」になった。母の場合は高齢による抵抗力の低下が原因のようであった。「寝ても痛い、覚めても痛い」と盛んに愚痴をこぼしていたが、今はその気持ちがよく分かる。不快な傷みが常にあるのである。神経にそって痛みが発生するいわゆる神経痛なので独特な傷みである。

 藤巻先生によると、比較的軽いもので薬を服用していたら2週間ほどで完治するのではないかと言われていた。とくに仕事を休んで安静にする必要がないが、激しいスポーツ等無理な運動は避けるようにとのことであった。

 昨日はゴルフにいったが、あまりよくなかったのかもしれない。確かに昨日はいつもより疲れた。今日も一日通常通り仕事はしたが、継続的に痛みがあるため、集中力が続かない。そして疲労感もあるようで、夕食後少し横になったら、すぐに熟睡してしまった。

 痛み止めの薬ももらったので、数日すれば痛みも引いてくると思われる。40を過ぎると人間の体もあちらこちらいたんでくるものである。あらためて健康の重要性を再認識することとなりそうである。
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561:フォーム改造

2007年09月27日 | ノンジャンル
 9月は4回ゴルフの予定が入っていたが、雨で2回キャンセルしたので、結局2回ラウンドした。今日は曇りがちの天気であったが、それが幸いして、暑くもなく寒くもないといった感じであった。

 今日回ったコースは、平成倶楽部鉢形城コース。関越道の花園インターから10分ほどのところにある。初めて行くコースであった。そのエントランスやクラブハウスは相当にお金をかけた豪華なものであったが、コース自体のできは中級といった感じであろうか。

 おそらくその設計はバブル期になされたものであろう。これだけ設備投資にお金をかけてしまうと、ゴルフ場の経営はけして楽ではないはず、このゴルフ場単体でみればおそらく赤字ではないかと思われる。職業柄ついついそんなことにまで考えが及んでしまう。

 さてスコアのほうであるが、OUT 43、IN 45、TOTAL 88であった。90を切れたので私としては満足のいくスコアである。

 90を切れたのは嬉しいのであるが、それよりもフォーム改造後初めてのラウンドであったので、そのフォーム改造が比較的順調に推移しているのが確認できたのが大きな収穫であった。

 アーロン・バデリーをまねて、常に左足に重心を置く「重心移動無しスウィング」を試している。練習場で3回ほどそのフォームで練習しただけであるので、まだものにしたとはいえない。

 今日ラウンドしてみて、ミスもあったが比較的落ち着いた方向性が得られたので、今後もこの新しいフォームで調整してみようと思っている。トップで上体が左にそりかえり気味になっていたり、トップからダウンスウィング、フィニッシュにかけて腰がシーソーのようにギッタン・バッコンするなど、見た目的には美しいスィングとはいえないが、再現可能性が高い、ミート率が上がるなど有利なポイントも多く、実戦向きなスウィングである。

 10月もゴルフシーズンである。4回ほどラウンドする予定が入っているので、全て90を切れるようにニューフォームに磨きをかけてみよう。

 しかし、固定観念というか先入観といったものは、やはり一旦疑ってかかった方がいいようである。単なる「思い込み」で、この固定観念を打ち破れば、新たな可能性がひらけてくるなんてことがあるのかもしれない。トップでは右足に体重移動し、ダウンで左足に移す・・・これは正論であり、けっして間違ってはいないのであるが、それだけが正解ではない、ということがこの新しいスウィング理論に出会って分かった。
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560:ふんわり名人

2007年09月26日 | ノンジャンル
 「ふんわり名人」・・・食べてみました。最近コンビニで生産が追いつかないほど売れているとテレビの報道で知って、「どんなものなの?」といった感じで、セブンイレブンで買ってみた。

 「ふわっととける軽い口当たりのおかきに、香ばしいきな粉をたっぷりとまぶしました。」とパッケージの片隅に書かれていた。そしてその食感はまさにこの文言どおりなのである。

 「ふわっととける!」・・・本当にとけるのである。そしてとけた後にはきな粉の香ばしい味が口の中に広がる。この食感は今までにない感じである。「おかき」という言葉からは想像がつかないほど軽い口どけである。



 今日は「藤原真理チェロリサイタル2007」を聴きに行って来た。場所は府中の森芸術劇場。自宅から車で1時間ほどのところにある。そこの小ホールに該当するウィーンホールでの演奏会であったが、このホールは天井が高く響きが豊かである。室内楽の演奏会場としてはかなりレベルが高いように感じる。

 クラシックのコンサートは月に2,3回行く。最近では都心のホールにも行くようになったが、従前は自宅から車で気軽に行ける多摩エリアに散在するホールに行くことが多かった。府中の森芸術劇場は自宅から比較的近く、音響的にも良いホールなのでよく行く。

 コンサートで最初の音を聴いた時、「音が軽やかだ・・・」という印象を持つことが多い。響きが豊かなのに重くない・・・軽やかなのである。この軽やかな口どけはなかなかオーディオでは味わえない。音がもっとしっかりするのである。オーディオの音はオーディオの音として魅力的ではあるが、この音のふわっとした口どけ感も魅力的である。

 藤原真理さんのチェロの最初の音を聴いた時も同様にその軽やかで豊かな響きに魅了された。オーディオでも「ふんわり名人」のような音のとけ具合を再現できればいいのであるが・・・しかし、ホールでの生演奏とオーディオの音とは別のものとして、それぞれの音の魅力を堪能するのが本来なのかもしれない。
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