迷い羊さんのお宅にお邪魔したのは、今年の1月であった。WILSONのSYSTEM6を中核にすえ、CLASSE コニサー Emm Labsといった豪華ラインナップの機器をローゼン・クランツのケーブルやインシュレーターで調整されていたのが印象的であった。
セッティングにも多大な労力をはらわれていて、膨大な時間をかけてカット・アンド・トライを積み重ねてこられたことが窺えた。そしてその音は「水底を見渡せるような深遠さを感じさせるものである」と評したくなるものであった。
迷い羊さんをお招きしてのOFF会を今日我が家で行った。コーヒーを飲みながら、お話をおうかがいしていて、驚いたのは、迷い羊さんが現在アナログに相当傾倒されていらっしゃるということである。9ケ月前にお邪魔した時には、リスニングルームにはアナログの姿は一切なかった。迷い羊さんがアナログを導入されたのは約半年前とのこと、我が家のアナログ導入は10ケ月前、若干我が家の方が早いが、ほぼ同時期のアナログ導入。
しかも、導入されたプレーヤーはEMT 930・・・プロ使用のきわめて堅牢な造りのモデルである。見るからに厚みと密度感のあるエネルギッシュな音がしそうである。
迷い羊さんは、このアナログプレーヤを使い、50年代・60年代のジャズを最近聴かれることが多くなり、デジタルは開店休業状態とのこと。「エネルギッシュな音の塊感を聴きたい」・・・9ケ前に聴かせていただいた音からは想定外の言葉であった。
ひとつの転機となったのがジャズ喫茶「ベイシー」での音体験。1泊2日で聴きにいかれてその音の素晴らしさに魅了されたとのこと。その話を聴いて、「やはり一度は行ってみたい」と思った。ジャズはまったく詳しくないし、あまり聴かないのであるが、一度行ってみたいと思わずにはいられなかった。
そういったお話を聞かせていただいたからというわけではないが、今日のOFF会はその9割がアナログという展開となった。私も最近アナログとデジタルの関係が逆転して、アナログ中心のオーディオライフとなりつつあるのである。
もちろんデジタルにはアナログよりも優れた点があるのではあるが、音の質感の好みから自然とアナログに手が伸びるのである。迷い羊さんは「アナログは音の密度感が違う」とおっしゃられていたが、その言葉にうなずいてしまう。
私の場合、オーディオをはじめたのはつい最近のこと。それ以前は音楽との接点はコンサートが中心であった。そのせいか、コンサートホールの空気感をオーディオからも聴き取りたい、という欲求があり、それが優先順位の最上位にきてしまう。まだまだ調整途上でしかないのであるが、そういった意図というか意識が音から感じ取れればいいのであるが・・・迷い羊さんは「臨場感がある・・・」とおっしゃられていたので、多少は意図通りの音になっているのでは思えた。
それにしても、予想外の迷い羊さんのアナログ導入・・・しかもEMT 930・・・「是非聴いてみたい」と内心思わずにはいられなかった。
セッティングにも多大な労力をはらわれていて、膨大な時間をかけてカット・アンド・トライを積み重ねてこられたことが窺えた。そしてその音は「水底を見渡せるような深遠さを感じさせるものである」と評したくなるものであった。
迷い羊さんをお招きしてのOFF会を今日我が家で行った。コーヒーを飲みながら、お話をおうかがいしていて、驚いたのは、迷い羊さんが現在アナログに相当傾倒されていらっしゃるということである。9ケ月前にお邪魔した時には、リスニングルームにはアナログの姿は一切なかった。迷い羊さんがアナログを導入されたのは約半年前とのこと、我が家のアナログ導入は10ケ月前、若干我が家の方が早いが、ほぼ同時期のアナログ導入。
しかも、導入されたプレーヤーはEMT 930・・・プロ使用のきわめて堅牢な造りのモデルである。見るからに厚みと密度感のあるエネルギッシュな音がしそうである。
迷い羊さんは、このアナログプレーヤを使い、50年代・60年代のジャズを最近聴かれることが多くなり、デジタルは開店休業状態とのこと。「エネルギッシュな音の塊感を聴きたい」・・・9ケ前に聴かせていただいた音からは想定外の言葉であった。
ひとつの転機となったのがジャズ喫茶「ベイシー」での音体験。1泊2日で聴きにいかれてその音の素晴らしさに魅了されたとのこと。その話を聴いて、「やはり一度は行ってみたい」と思った。ジャズはまったく詳しくないし、あまり聴かないのであるが、一度行ってみたいと思わずにはいられなかった。
そういったお話を聞かせていただいたからというわけではないが、今日のOFF会はその9割がアナログという展開となった。私も最近アナログとデジタルの関係が逆転して、アナログ中心のオーディオライフとなりつつあるのである。
もちろんデジタルにはアナログよりも優れた点があるのではあるが、音の質感の好みから自然とアナログに手が伸びるのである。迷い羊さんは「アナログは音の密度感が違う」とおっしゃられていたが、その言葉にうなずいてしまう。
私の場合、オーディオをはじめたのはつい最近のこと。それ以前は音楽との接点はコンサートが中心であった。そのせいか、コンサートホールの空気感をオーディオからも聴き取りたい、という欲求があり、それが優先順位の最上位にきてしまう。まだまだ調整途上でしかないのであるが、そういった意図というか意識が音から感じ取れればいいのであるが・・・迷い羊さんは「臨場感がある・・・」とおっしゃられていたので、多少は意図通りの音になっているのでは思えた。
それにしても、予想外の迷い羊さんのアナログ導入・・・しかもEMT 930・・・「是非聴いてみたい」と内心思わずにはいられなかった。