AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

989:トゥインゴ試乗

2008年11月30日 | ノンジャンル


 最新のフレンチ・コンパクトである、ルノーのトゥインゴである。デザインは好き嫌いがあるので、一概には良い悪いはいえないが、なかなか小粋な雰囲気を有している。

 大きさは現在事務所の営業車として使っている日産マーチとほぼ同じ。エンジンの排気量も同じ1.2である。マーチが来年早々2回目の車検を迎える。距離もさほど乗っていないので買い換えるかどうかは未定であるが、トゥインゴのことが気になって、試乗してみた。

 雑誌の写真で見た印象と実車を見た印象はそれほど食い違わない。グレードはスポーティーな味付けのなされたGTと75PSの1.2エンジンとクイックシフト5と呼ばれる2ペダル5速MTを組み合わせたベースモデルの二つ。

 乗り込んで感じるのはシートの出来のよさ。大きさとそのすわり心地、さらには手触りなどマーチのシートとは雲泥の差がある。まずは通常のATモードで走行。結構高回転まで引っ張るメリハリ感のある走行感覚。乗り心地はこのサイズとしては優秀。コンパクトカーとしての総合点はかなり高い。

 マニュアルモードも試したが、こちらの方が楽しい。エンジンは元気に吹き上がる。乾いたエンジン音を感じながらの加速感は、絶対的なスピードはさほどでもないが、体感的なスピードはわりとある。軽量・コンパクトな車の良さがしっかりっ感じられる。

 インテリアはデザインがユニーク。ハンドルの奥にちょこんと据えられた独立したタコメーターの扱いなど心和ませるものがある。ユニークな造形でありながら、実用性が犠牲になっていない点も優秀である。しかし、作り込みという点では、若干粗い感じはする。

 総合点は高い。ネックは価格であろう。ベースモデルで198万円。この価格設定はかなり割高に感じてしまう。しかし、コンパクトカーとしての出来の良さと、フランス車らしい独特の雰囲気など、その価格に見合うものを見出そうとすれば、見出せないこともない。

こちらはスポーティーグレードのGT

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988:サドル

2008年11月29日 | ノンジャンル
 若い女性が自転車をこいでいる姿を後ろから眺めていると、「一度は自転車のサドルになってみたいものである・・・」と妄想を膨らますことがある。

 もちろん「女性」の言葉の前には「若い」という形容詞がやはり必要である。さらに「かわいい」が付くともっと良い。できれば「細身の」もつけて欲しいところである。

 これらの形容詞が欠落している場合には、できればごめんこうむりたい。その全ての形容詞が反対語であったりすると、これは難行苦行の類となってしまう。血の池地獄並みの苦難の日々となってしまう。

 COLNAGO CLXのサドルは細身である。白をべースに赤のラインが印象的に配置されている。COLNAGOのロゴやトレードマークがかっこいい。そのデザインは素晴らしい。

 しかし、このサドル・・・やはり変えるべきであろうかと、思案中である。先日Naruさんと、Akimitsuさんが我が家を訪問してくれた際に、玄関においてある自転車を見て「このサドル危険ですね・・・」という指摘を受けたのである。

 「危険・・・・?」と一瞬話がよく飲み込めなかったが、よくよく聞くと、このサドルの形状では、長時間乗っていると、性的な男性機能を害する危険性があるという話であった。早い話が「インポテンツ」になる可能性があるというのである。

 「性的な男性機能」・・・これは聞き捨てならない。「ただでさえ40歳を過ぎてから・・・」と内心あせった。

 「二つに割れている形状のサドルがいいですよ。そのタイプなら圧迫しませんから・・・SPECIALIZEDのものが良いと思います。」というアドバイスをいただいたので、そのタイプのサドルに変えようかと思っているのである。

 確かに1時間という短い時間であるが、ロードバイクを走らせた後しばらくは、肛門から睾丸の付け根あたりが痛いし、なんとなく痺れたような感覚が残る。これが毎日であれば、性的な男性機能に害を及ぼす可能性が高いというのも十分うなずける。

 「しかし、待てよ・・・酒も少量であれば薬になり、大量に飲むと健康に害を与える。ロードバイクは週末のみしかも1時間程度である・・・もしかして、この程度であれば、かえって適度の刺激を与えることとなって、男性機能がアップするなんてことにならないかな~」なんて妄想も持ち上がってくる。妄想好きな中年オヤジである。


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987:ソファとダイニングテーブル

2008年11月28日 | ノンジャンル


 リビングのソファがずりずりと後退している。以前はもっとダイニングテーブルとソファの間隔は空いていたのであるが、いつのまにかソファがダイニングテーブルに寄ってきたのである。今は人が一人通れるだけのスペースしかない。

 チャトワースは壁面のすぐ側に設置してある。壁面との感覚は10cm程度であろうか。ソファはもともとそのスピーカーから2m弱しか離れていなかったのである。そのときはダイニングテーブルとソファの間には相当な空間があった。が、音を聴いているうちにすこしづつ後退していったのである。

 今は3mは離れたであろうか。もうこれ以上後退するとダイニングテーブルとぶつかってしまう。しかし、本当はさらにもう少し後退したいところである。リビングで音楽を聴けるのは家族が寝静まった頃であるから、音楽を聴くときだけ、ダイニングテーブルとぶつかる位置にまでソファを下げて、聴き終えたらまたもとの位置に戻しておけばいいのかもしれない。

 チャトワースは小柄なスピーカーである。しかし、思いのほかに朗々と鳴るのである。QUAD 22とⅡのペアとの相性はとても良い。もしかしてTANNOYはQUADのアンプを使って製品を開発したのではないか、と思わせる相性の良さである。

 そのQUAD Ⅱであるが、置き台が変わった。TARGET AUDIOのものに変更になったのである。従前はとりあえずということで、オーディオ用ではない、花瓶などを置く飾り台を使っていたのであるが、さすがに強度不足はいがめなかった。そこで現在この部屋で使用中の2段ラックと同じTARGET AUDIO製にしたのである。するとさすがにしっかり感が音に反映される。

 横の2段ラックと同じく、真っ黒で素っ気無い。いかにも実直な印象であるが、どこかしら上品な雰囲気がある。さりげない感じの気品があるような気がするのであるが、まあ気のせいといったレベルであろう・・・


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986:足元

2008年11月27日 | ノンジャンル


 先日の「QUADを聴く会」の写真であるが。よく見るとESLの下には何かしら敷いてある。2段重ねになっていて、下は何かの合板のようである。その上は無垢の木である。後でお伺いしたら無垢の木は桜である。桜は結構硬いそうで、響きが綺麗になるとのことであった。

 これは高さを高くするという目的もあるのであろうか?ESLは比較的背が低い。横幅は結構あるが、高さはあまりないのである。そのせいか仰角が付いている。三本足の後ろの足の高さが低くなっているうえ、パネル自体が反るような感じでアールが付けられているのである。

 この三本足は見るからに華奢な印象を受けるが、優雅でもある。必死ではない、何かしら余裕めいたものをこの三本足からは感じるのである。オーディオ雑誌で以前、この足をはずして、サイドに特注の足をつけていたESLを見た覚えがある。もっとしかりした構造をしていてがっしりと床面を捉えていた。

 メーカーのオプションではなく、独自にオーナーが木工所に特注していたものであったと思うが、なかなか精悍であった。

 もし自宅でESLを使う場合、足の下はどうすればいいのであろうか?そのまま床に直接置いて何も対策しない、というのが見た目的にはベストではあるが、下に何かを敷くと相当音に影響が出るような気がするのである。

 そこで問題なのが、何を敷くのか、ということと、サイズがとても横長なものになり、一般的なオーディオボードでは合うサイズのものがないのではないか、ということである。

 できれば無骨なボードはESLを台無しにしてしまうので、避けたいところ。「桜の無垢の板をどこかの製材所に頼んで譲ってもらうか・・・」などと考えたりしている。桜の無垢の板って結構高価なのであろうか?

 たとえ多少高価であっても、オーディオアクセサリーとして売られているボードのような尋常でない価格ではないはずであるが・・・

 しかし、無垢の一枚板を同じサイズに加工してもらった場合、時間の経過とともに反ったりしないのであろうか?であれば、やはり合板の方が無難であろうか?

 などなど、ESLが届く前から、あれこれ考えている。チャトワースはもともとキャビネットに袴が付いている。その袴に純正なのか、過去のオーナーの方の独自加工なのか分からないが小さな薄い金属の足が付いているのである。それを床に直に設置している。ボードもインシュレーターも使っていない。

 カーボンブロックを当初は使っていたのであるが、そのカーボンブロックはプリアンプQUAD22の足の下に移動したのである。これが結構正解であった。真空管のアンプの下にはカーボンブロックが良いと聞いていたので、試してみたのであるが、これは予想以上に良い効果があった。

 QUAD22のキャビネットはペコペコである。かなり華奢な構造であるので余計に効くのかもしれない。できればもう少し厚みのないコンパクトなサイズのブロックであればいいのであるが、少し大袈裟に見えてしまうのが「玉に瑕」である。


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985:事の顛末

2008年11月26日 | ノンジャンル
 「事の顛末はかくかくしかじか・・・」という表現は、簡潔に要点をまとめるのに役に立つ。この場合の「事」とは、「出来事」という意味であろう。そして「顛末」という言葉には何かしら良くない結末の予感が漂っている。

 しかし、必ずしも良くない結末になる必要はないはずである。なので「事の顛末」を説明すると、以下のとおりである。

 一昨日の「QUADを聴く会」で、ESLとQUAD 22 Ⅱが奏でる音がピンポイントで私の感動のツボを刺激することを確認した私は、その翌日オーディオサミット岡山の廣坂さんに電話したのであった。

 「QUAD 22とⅡのセットをもうワンセット探しているのです。」多少唐突に切り出した。「それなら、今オーバーホール中のものがワンセットありますよ。先日お譲りしたもの同様コンディションはなかなかいいものです。」

 廣坂さんの静かな口調が心地よく響く。「是非譲ってください・・・先日譲っていただいたQUAD 22とⅡはTANNOY チャトワースを素晴らしく鳴らしてくれています。QUAD ESLを新規に導入したいのですが、是非22とⅡで鳴らしたいのです。」と話し始めて、ふととあることを思いついた。

 「ところでESLはないですよね・・・」思いついたままに口にしたら、「近く入りますよ。多少表面の傷はありますが、程度は上々です。」思いがけないスムーズな展開に「うっ・・・流れがきている・・・」と内心思ってしまった。「そちらも是非お願いします・・・」という一言を放つのにためらうことはなかった。

 というわけで、QUAD 22とⅡのセットとESLは近い将来、我が家にくる予定となったのである。廣坂さんは、とことんしっかりメンテナンスしてくれる方なので、多少時間はかかるはずである。年内にはどうにかなるのではと、期待しているのである。もしかしたら来年になるかもしれないが・・・

 リビングで稼働中のQUAD22とⅡのペアはチャトワースと相思相愛の仲がますます深まっている。なのでこのコンビを解消することは忍びない。ESLは別の部屋に導入する予定である。なのでどうしても22とⅡのペアがもう一ペア必要と判断したのである。

 先日の「QUADを聴く会」での体験では、ESLには22とⅡのペアが最善と判断せざる得なかった。これは相性の問題で単純に22とⅡのペアがより優れているという訳ではない。スピーカーが変わればその結果はコロコロ変わることは既に確認済みである。(PSD T3には33と303のペアがベストであった)それに私のかなり特異な好みに合致するというだけで、普遍性など微塵もないのである。

 事の顛末はかくかくしかじか・・・であった。これでビンテージと呼ばれるセットが二つ、我が家に揃う予定である。一つはQUAD 22とⅡで駆動するTANNOY チャトワース(12インチGOLD)。そしてもう一つがQUAD 22とⅡで駆動するESLである。半世紀も前の製品たちである。とても長い時間を経て、我が家にたどり着く「旅人」である。しっかりと心をこめて握手したい。 
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