AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

5476:Mame

2021年02月28日 | ノンジャンル
 「超結界・豆」・・・その製品名を目にした時「やっぱり、そういうネーミングね・・・」と妙に納得した。

 「Ge3」の製品名は確信犯的に怪しいネーミングをあえて選択する。そのネーミングのために一般的なオーディオマニアからは鼻で笑われてしまい端から相手にされなくても構わないという決意の表れであるのかもしれない。

 「『超結界・豆』か・・・いっそのこと『超けったいな豆』というネーミングにしてしまった方が突き抜けた感じがしていいのかもしれない・・・」そんなことを思いながら、紙製のパッケージに入れられたその「豆」を眺めた。

 懇意にしているレコードマニアでありオーディオマニアでもあるAさんは、Ge3の製品のヘビーユーザーである。Ge3を主宰されている方とも親しく、新製品の試作品ができると自宅に送られてくるようである。

 「こんなもんできたんだけど・・・意見聞かせて・・・」ということのようである。その流れでこの「超結界・豆」も試作品の段階でAさんのもとに送られてきた。

 その時にはまだ正式な製品名は決まってなく「豆のようなもの」ということで送られてきたようである。

 「オーディオ機器の天板やスピーカーのキャビネットなどに貼り付けてみて・・・」とのことである。

 その大きさは名前の通り小さい。「豆」というよりも「カプセル入りの薬のサイズ」と言った方がその大きさと形状が分かりやすいかもしれない。

 その「豆のようなもの」が送られてきたばかりの頃合いに、Aさんのお宅にお伺いしたので、その効果のほどを検証する機会に恵まれた。

 レコードプレーヤーからプリアンプ、パワーアンプ、そしてスピーカーのキャビネットに1個づつセットされていたようである。小さいものなので、ぱっと見にはそれとは分からない。

 「豆のよなもの」がセットされた状態で様々なレコードを聴かせていただいたのであるが、以前よりもより生々しさが増し、演奏家のボディーがそこにあるという感じ、いわゆる実在感がぐんと上がったのが印象的であった。

 Aさんからは「もうじき正式に発売されるようだから、すぐに購入した方がいいよ・・・」とのご推奨をいただいた。

 我が家にはそのようにして「推奨」を受けて幾つかのGe3の製品が導入されている。残念ながらあまりに見た目が悪いので採用されなかったり、一旦は採用されたが、妻が気味悪がるために撤去せざる得なかったものも過去にはあった。(リスニングルームは私のオーディオと妻のピアノが同居しているので、妻の意見を無視するわけにはいかないのである。)

 その点「超結界・豆」はとても小さいので、その存在感も小さい。「なにこれ・・・気味が悪いからどけて・・・」と妻からの非難の的になることはないであろう。

 10個で11,000円(税込み)。色は黒と赤がある。私はより目立たない黒を選択した。とりあえず試しにと、オーディオ機器の天板に1個づつ置いてみた。

 中には特定の鉱物を砕いた粉が一定の配分比率に従って封入されているとのこと。理論的なことは全く不明な「オカルト」ではあるが、その効果のほどを検証してみると、Aさんのリスニングルームでも体験したような変化がしっかりと感じられた。

 Ge3を主宰されている方によると、Ge3の製品がもたらす効果を体感できる人の比率は20%程とのことであるが、どうやら私はその少数派に属するようである。聴感上の明らかな変化が体感できた。

 「やっぱり『超けったいな豆』だな・・・」そう感じた。「豆」ではあるが、新進気鋭のファッション・デザイナーである黒河内真衣子が主宰するブランド「Mame Kurogouchi」の服のように印象的で鮮やかな質感を持った方向に、オーディオの音を変化させる「妙薬」でもあるようである。


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5475:モスグリーン

2021年02月27日 | ノンジャンル
 車のカラーにおいて、グリーンに属する色はそれほど多くのシェアを占めているわけではないであろう。
 
 むしろ、かなりレアな色といえるかもしれない。「ブリティッシュ・レーシング・グリーン」と呼ばれる濃い目のグリーンが、MINIのような車種において人気があったのは、かなりの例外と言えるであろう。



 アウディの人気SUVであるQ5のマイナーチェンジされた写真を見たとき、「グリーンか・・・この色をイメージカーラーに持ってきたのは、結構斬新だな・・・」とまず感じた。

 AUDIが新たなQ5のイメージカラーとして採用したグリーンは色鮮やかなグリーンではない。「モスグリーン」とでも呼ぶべきであろうか。

 「渋いな・・・でもなんだか妙に脳裏に焼き付く色だな・・・」と感じた。その色はSUVらしくヘビーデューティー感があり、なかなか魅力的であった。

 本国ドイツでは昨年の6月に発表されていたQ5のマイナーチェンジ・バージョンが日本でも先日販売が開始された。

 AUDIのSUVモデルは型番の最初に「Q」がつく。そのあとに数字が続く。Q5はもっとも人気のあるミドルサイズのSUVである。

 日本の道路事情を考慮すると、Q5以上大きなモデルは取り回しに苦労するであろうが、Q5であればどうにか大丈夫てあろう。

 そのエクステリアは、AUDIのQモデルのアイデンティティをより強調したシャープなものに変更された。

 AUDIはライト類に対する拘りぬいた意匠が特徴であるが、新しいQ5もそこまでやるかという印象すら受けるほどに拘った仕組みが盛り込まれている。

 マイナーチェンジによりかなり手を加えられているが、全体としてのバランスには全く違和感がなく、SUVらしい堅牢性を感じさせながらも、AUDIらしい洗練さをも醸し出している。

 インテリアはA4のものとほぼ同様である。清潔感のあるデザインであるが、A6のような先進性はあまり感じられない。

 機能面では、「Hey Audi」と呼びかけるだけで起動される音声コマンドが採用されたことが一つのポイントである。これは他のメーカーでも続々採用されている機能であり、今後発表されるニューモデルには例外なく採用されるであろう。

 「これは、日本でも間違いなく売れるであろう・・・しかし、色はどうであろうか・・・日本では圧倒的に白が売れているようであるが、この渋いグリーンは少しは売れるのであろうか・・・」そんなことを思った。 
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5474:キドニーグリル

2021年02月26日 | ノンジャンル
 私が現在乗っているBMW 5シリーズ ツーリングは、開発コードでは「F-11」と呼ばれる一世代前のモデルである。現在のモデルの開発コードは「G-31」で、2017年に発表された。

 その現行型も昨年マイナーチェンジされて、後期型に移行した。マイナーチェンジであるので、基本的なデザインは踏襲されている。

 ただし、BMWのアイコンであるキドニーグリルは横方向に若干拡大され、左右2分割だったものが真ん中が繋がった一体型に変わった。

 さらにフロントライトの形状がより直線的なものになったので、醸し出す雰囲気は随分とシャープになった。



 5シリーズはEセグメントに属するBMWの基幹モデルである。初代は1972年に登場した。現行モデルは7代目にあたる。

 BMWはデザインに関しては保守的な傾向が強い。5シリーズもライバルであるEクラスやA6に比べて冒険することが少ない。

 しかし、BMWは時折「これって・・・大丈夫なの・・・」とちょっと驚くようなデザインを持ったモデルを登場させることがある。

 最近では新しい「M3」や「M4」の写真を見て、そういった感想を持った。キドニーグリルがこれでもかっといった具合に縦に延ばされていたのである。

 「M3」や「M4」というスペシャルモデルであるので、ここまで思い切った造形を与えたのであろうが、最初に目にした時には「これって大丈夫なの・・・?」と思った。

 しかし、その後何度かインターネットなどで目にするようになってくると、「まあ、スペシャルモデルだから、ここれはこれで良いのかもしれない・・・」と思えるようになってきた。

 この縦長のキドニーグリル・・・5シリーズが数年後フルモデルチェンジされた際には採用されるのであろうか・・・個人的な好みとしては採用してほしくないというのが正直な感想である。

 特に日本の場合、白いナンバープレートの形状がヨーロッパの横長のナンバープレートとは形状が異なるので、この超縦長のキドニーグリルとは相性が悪いような気がするのである。



 「販売台数を稼がなければならない基幹モデルに関しては、このデザインは採用されないはず・・・」と、希望的な観測も含めてそう思っている。 
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5473:Cクラス

2021年02月25日 | ノンジャンル
 Mercedes-BenzのCクラスがフルモデルチェンジされた。そのエクステリアデザインは、最新のMercedes-Benzのデザイン流儀に従ったものであり、よりスポーティになった印象を受ける。

 フルモデルチェンジにより、そのサイスは若干大きくなった。新型のボディサイズは従来型より65mm長く、10mm幅広く、9mm低い、全長×全幅×全高=4751mm×1820mm×1438mm。ホイールベースも25mm延長されて2865mmとなった。

 

 先代のCクラスは大成功した。累計で250万台も販売されたのである。日本の道路でもよく見かける。

 今回のフルモデルチェンジされたCクラスの写真を目にして「新しいCクラスも間違いなく成功するだろう・・・」と確信した。

 セダンと同時にステーションワゴンもデビューした。本国ドイツでは販売台数の30%はステーションワゴンである。


 
 ヘッドライトやテールライトは最新のMercedes-Benzのデザイン言語にしたがった形状になっている。昨年フルモデルチェンジされたSクラスに似通った端正なスタイリングである。
 
 ただし、フロントグリルはSクラスのものとは違い、中央に大きなスリーポインテッドスターをあしらったスポーティーなデザインのグリルが採用される。



 インテリアもエクステリア同様に大きく変わった。新型Sクラスを彷彿とさせる造形に刷新されている。

 縦型のセンターディスプレイの画面はとても大きく、その存在感には目を奪われる。Cクラスではその向きをドライバー側に傾けるレイアウトとすることで、よりスポーティなイメージを打ち出している。

 もちろん、「ハイ! メルセデス」で起動するMBUXも備わる。第2世代に進化したMBUXはさらに進化しているようである。

 「隙がないな・・・インテリアもこのセグメントの枠を完全に飛び越えている。3シリーズやA4に対して大きなアドバンテージを得ている。さらにひとつ上のEクラスよりも質感やデザインで勝っている・・・」と感じられた。

 日本にも今年の末までには入ってくる可能性が高いとのこと。商品力がさらに上がったCクラスは魅力満載である。
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5472:ラジオタワー

2021年02月24日 | ノンジャンル
 Epic KOMを上っていき、そのゴール地点が近づいてきたが、ゴールを示すアーチにはまっすぐに向かわずに、横道に入ってWATOPIAの最高到達地点であるラジオタワーへ向かう急峻な坂へ向かった。

 ラジオタワーへ向かう道は斜度がさらに上がり15%ほどにもなる。まさに「激坂」である。周囲は雪で真っ白。道の上にも雪が積もっている。

 実走であれば、絶対に走れないようなコンディションであるが、そこはバーチャル・・・タイヤが雪の上で空転することはなく、じんわりと進んでいった。

 ラジオタワーはすぐに視界に入ってくる。斜度があまりに厳しいのでスピードは出ない。見えてはいるが、なかなかラジオタワーにはたどり着かないのが少々もどかしい。

 すこしづつ、ラジオタワーの姿は大きくなってきて、ようやくタワーと同じ標高に達した。道は平らになった。

 今日のバーチャルチームライドのメインテーマであるEpic KOM経由のラジオタワーまでのヒルクライムは無事に完了した。後は長い下りを下り切り、フラットなコースを走っていけばいい。

 ラジオタワーの周囲を回って少し下った先にEpic KOMのアーチがある。「そのアーチを目指して即席スプリントポイントをしましょう・・・」ということになり、瞬間的ではあったが必死にクランクを回した。

 その後は惰性で下っていった。今日は「メカトラ」で1名のメンバーが「MEET UP」に参加できなかった。そのため「まとめる」機能から外れている。

 そのためか皆とペースを合わせるのが難しいようである。特に下りでは調整が難しく、遅れたかと思ったら超特急のようにすごい勢いで追い越していったりとペース合わせに苦労していた。

 長い下りを下りきるとフラットなコースが10kmほど続く。しばらく隊列を形成して順調に走っていくと「Watopia Sprint」の計測ポイントに達した。

 ここでもお約束の猛ダッシュをした。この短い時間の猛ダッシュは結構疲れる。乱れた呼吸を整えながら、今日のコースの終盤を走った。

 ZOOMで「来週のバーチャルチームライドはどうしましょうか・・・」という話題になった。そして「もう一度Alpe du Zwiftにチャレンジしましょうか・・・今度は先頭交代はセクターごとにではなく、タイマーを使って2分ごとにしましょう・・・」ということになった。

 3月からはバーチャルからリアルに再び戻る予定であるので、来週はバーチャルライドとしては一区切りを迎える。「そういう意味合いにおいて、Alpe du Zwiftに再挑戦するのは良いのかもしれない・・・」と思いながら、今日のコースのゴールラインを越えた。 
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